ハッピー☆エンドのレビュー・感想・評価
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面白かったし楽しかったし凄い映画です
末期癌の患者を対象とした緩和ケアがテーマなのだけれど、それなのに、中盤まではずっと笑って観ていたほどの明るく楽しい映画。
登場した6組の患者家族のうち、5組の患者さんは映画の完成を待たずに亡くなってしまうのだけれど、自分の人生の終焉に、患者さんも家族も満足感をもっていたことに、強い衝撃がありました。
この映画を観て、私はかなり死生観が変わったかもしれません。
生前の樹木希林さんも映像として登場。
マスコミなどで断片的情報として目にしていましたが、樹木希林さんの終末の生き方を、まとまった形で知ることが出来ました。
面白かったし、楽しかったし、凄い映画です。
沢山の現実の死を看取る映画。
それなのに、観終わってから、心の中がほんのり温かくなった映画でした。
前橋の夕焼け空が素敵
訪問看護に興味があって鑑賞
何組かの家族が順繰りに出てきて、
大抵は、外来に紹介状持って初診に来る〜葬式の後の家族の語りまで。
最後の方、(元気に走ってるおじいちゃんの死後が出てこないが・・・ってことは、まだ元気なんだな)と思った。
やはり家で死にたいよねって思いを強くした。
認知症でホーム入ったなら、最期は家に引き取って看取ろうなんて家族はいない、と現場で働く私は知ってる。
癌はこうして、最期まで尊厳を持って死ねる良い病気なのかもしれない。在宅の緩和ケアを選べたなら。萬田先生の言うように。
後半は涙が止まらない・・・
前半は抗がん剤治療や延命治療をやめて自宅での緩和ケアに切り替えた人の話が続きます。
鑑賞前の私の考え方として
「緩和ケアが合う人もいれば抗がん剤治療が合う人もいる。それは千差万別でどちらがいいとはいえない」
という考えだったので、前半次々と抗がん剤治療を止めて緩和ケアにしてよかったよかったという話ばかりだったので、途中から「これは緩和ケアの宣伝映画か?」と少々がっかりしていました。緩和ケアのいいことばかり羅列してるなーって感想
ところが後半になって納得
結局みなさん死というゴールは確定しているのです(生きている人全員そうなのかもしれませんが)
そのゴールに向かってどういう歩みをしていくのか・・・緩和ケアなのか抗がん剤治療で立ち向かうのか、それは個人の意思なのです。そして緩和ケアを選択した人にも等しくゴールがやってきます。緩和ケアを選択した結果、最後の時を家族と過ごす時間ができて、感謝の言葉を互いに投げかけます。そのシーンがあってこその緩和ケアだと思いました。後半は涙なしにみてられませんでした。
どちらかというと見送るというより見送られる方の年齢に近くなってきた自分としては、毎日精一杯生きないといけないと思わせる映画でした。
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