ハッピー☆エンドのレビュー・感想・評価
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自分の最期は笑顔で自分らしく!
食育や教育の素敵な映画を撮っている
大好きなオオタヴィン監督の新作。
萬田緑平先生の在宅緩和ケアは、
昔ながらの人情町医者にプラスαして、
手品や音楽など面白いことを次から次へとしかける
ユニークな先生でした。
ホント、めちゃコミュニケーション能力の高い先生でした。
監督や先生がかわれば、こんなに暗くなりがちな
死というのテーマがここまで明るく描ける、
明るく最期まで生き抜けるんだという希望が見えました。
だから観ていて、笑って泣いて笑っての繰り返しでした。
なにせ出ていらっしゃるご家族が、
みなさん素敵な笑顔で、
安心感に満ち溢れていました。
がんがありがとうが言える良い病気だなんて、
確かにどうして!?と困惑することですが、
家族に感謝の気持ちを伝えあう時間が
残されていると思うと、本当に心持が、
変わってくるものですよね。
私もコロナ禍で父を亡くしたのですが、
家から緩和ケア病棟に入院して
入院中の2週間はほとんど会えず、
家に帰りたいという父に寂しい思いをさせました。
家に戻った後は、約2週間でなくなりました。
この映画を観ても、病院から出せて本当に良かったと
その時の答え合わせをさせてもらった気がしました。
最期は本人の好きにさせたい。
緩和ケア病棟から、在宅緩和ケアに移行するときも
介護の方から訪問看護の方までそろって計画を立てていただき、
それが私も難しくなくできたので、
この映画を観て在宅緩和ケアが、
ぜひ広がってほしいな~と思います。
全国民に自分のために、
家族のためにぜひ観ておいてほしい映画です。
追記)エンディングの「笑えれば」が、よく聞く名曲なのに、
こんなに沁みたのは初めてでした。
萬田先生の考え方は勉強になる。
コナンウィークだが、気になるドキュメント作品があり観たが大正解。
オオタヴィン監督作品は発酵食品、給食、小学校、校長とユニークな切り口のドキュメントを見せてくれるが、今回は在宅緩和ケアがテーマ。もし、身近な人、親がガンになったら?その時のヒントとして在宅緩和ケアを見せてくれた。医療用麻薬は色々議論があるかもしれないが、今日の萬田先生のインタビューなら家族の共有が条件になるが、萬田先生なりの在宅緩和ケアもあるかもしれない。私の両親は幸いガンの機会はないが、いつどこでなるかもしれない。その時のヒントとしてこの作品はいい機会になった。そして、この作品もそうだが、歩く事、患者に我々家族がありがとうを最後の時に感謝の気持ちを述べる。いかに大事か痛感した。素晴らしい作品だった。コナンもいいが、この作品も観て考える機会。観て良かった。
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