「音響を褒め称えたい」おいしい給食 炎の修学旅行 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
音響を褒め称えたい
市原隼人すごいね。
どこまでが演出で、どこからがアドリブなんだろう。
作品の面白さの大きな部分を、市原隼人が演技で担ってるよね。
それとすごいなと思うのは劇伴。
基本はクラシックなんだけど、いいの選ぶよね。
誰が決めてるのか知らないけど、すごいセンスだなと思った。
これで一気に盛り上がるの。
笑いと盛り上げは、市原隼人と音楽に任せられるから、脚本は違うことも書いてくるね。
東北のご当地紹介や、名物紹介も、さりげなくキチンとやってくる。
ラーメンズとの対決は管理教育との対決なんだよね。その辺もさりげなく描いてんの。
ただ一概にラーメンズが悪いとも言えないところあって、舞台設定1990年だけど、この頃って「荒れた学校」も問題になってたんだよね。それを抑えるために過剰な管理をしたところもあって、一概にどっちが良いって話ではないなと思ったの。
ただラストに向けてラーメンズが嘘ついて市原隼人を退職に追い込もうとしてくるから「ラーメンズが悪い」にしてるんだよね。
舞台設定1990年だから、女性の先生たちのかっこうが、バブルっぽいんだよね。それでバブルのかっこうって水商売の人たちからきてるから、ちょっと艶っぽいの。いいなと思ったよ。
武田玲奈良かったね。
《ポエトリーエンジェル》の頃は超絶カワイイって感じだったけど、大人の女の人になってた。これからもっと応援しよ。
全編通じて、この作品はキャストもスタッフも、すごく楽しんで作ったんだろうなって気がしたの。
でもおふざけに流れずに、しめるところはしめてきてる。企画・脚本や監督がしっかりしてるね。
沖縄編で続編できるようになってるから、また公開されたら観に行くよ。
あと観客が小さなお子さん連れたご家族が多かったんだよね。
それでお母さんたちがすごく楽しそうに笑うの。
笑い声に囲まれながら観られたのも良かったよ。
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