ラブ・イン・ザ・ビッグシティのレビュー・感想・評価
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バディ物として素晴らしい‼︎
この2人の関係性が美しすぎる‼︎
最強の2人やグリーンブックなどのバディ物と似ているけど全然違う感じ‼︎
映画で男女の関係となると恋愛になることが多いけどこれは男女の友情、いや、お互いを認め合えるという
恋愛には発展しないが特別な関係性なのが素晴らしかった‼︎
中盤で約束してたのに来なかったと喧嘩するシーンは最初はお互いに言いたい事を言いまくるけど、ちょっとしたらお互いの事を心配し合うのが凄く素敵な2人の関係性を表現出来てたと思います‼︎
終盤の交番の伏線回収も良かったし、
ラストの結婚式も超いいシーン‼︎
今まで内気な感じだったフンスが大勢の人の前でダンスを踊れるようになった成長、ジェヒの幸せを感じられて感動の嵐でした‼︎
さらにキムゴウンさんとノサンヒョンさんの演技も凄い‼︎
2人の関係が噛み合っていく感じ、
表面上の性格とその内面にある性格、
を上手く演じられていたと思います‼︎
2人のこれからも気になりますが幸せな人生を送っているでしょう‼︎
自分に正直な女とゲイ
プライドを持ち自由奔放でエネルギッシュなジェヒと、ゲイであることを隠して生きる繊細なフンスは、全く正反対の2人だが、互いの違いを認め合い、ルームシェアをすることにした。
世間の常識に縛られず、恋愛や夜遊びなども全力で楽しみながら生きるジェヒに刺激され、閉じこもっていたフンスも徐々に外の世界へと踏み出していった。そんな2人は、大学を卒業してそれぞれの道に進んでも、変わらないと思われたが、ジェヒが婚約し、男とのルームシェアがバレ・・・さてどうなる、という話。
大酒飲みですぐに男と寝る女にも、男が好きな男にも、どちらにも共感は出来なかったが、違いを認める事はしていこうと思った。
LGBTQ絡みの作品は何作もみてきて、だんだん慣れてはきたけど、好きか嫌いかと言えばいまだにそんなに好きではない。
しかし、個人の自由で非難することはしないようにしようとあらためて思った。
心に傷を持って生活してる人は多く居るのだろうから。
ビッグシティってソウルの事なのかな?
全て認めてくれる友
ジェヒはイイ女だねぇ
ゲイの男とルームシェアというとその昔、『私の愛情の対象』ってのがあった。あれはあれで良かったけどあっちはゲイに恋してっちゅう、まぁ王道ではあるけどなんだかねぇってな具合だった。
これは『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』と題されてはいるものの、それぞれの恋を描いていて、2人は一貫して平行線なのが良い。
オープニングからウエディングドレスでタバコっていう、素敵な自己紹介をしたジェヒは、自分を持っていて強くてカッコいい女なのに、男運がかわいそう。
フンスは生きづらそう、なんとなくの印象だけど日本より韓国の方が大変そう。
こういう関係は、女の子側の彼氏の理解が意外にハードル高い。
あの弁護士みたいに、嫉妬深い束縛タイプの男は特に。
なんかちょっと懐かしさも感じる映画だった。
そしてソウルってホント坂の多い街なんだなぁ。
産婦人科から持ってきたあの武器、ちゃんと返しなさいよ。
ハッシュ‼️
自由で元気いっぱいの女性ジェヒと、ゲイであることを隠して生きる寡黙なフンス。ひょんなことから意気投合した二人は、ルームシェアをしながら友情を育んでいく・・・‼️フンスがゲイとは言え、男性と女性の友情を描いた珍しいハートウォーミング・ストーリーですね‼️もうとにかくヒロイン、ジェヒ役のキム・ゴウンがホントに魅力的‼️ゲイであることがバレそうになったフンスを恋人のフリして助けたり、ヌード露出の疑惑を自らバストを晒して払拭したり、ゲイへの偏見に真向反論したり‼️ちょっと「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンを思い出しますね‼️みんな大好きになるでしょう‼️フンス役のノ・サンヒョンも、繊細な中に男らしさを感じさせてステキですね‼️オープニングのビルの屋上で、ウェディング・ドレス姿のジェヒがフンスを待ってるシーン‼️音楽も印象深い‼️弁護士の恋人の暴力からジェヒが逃げ、フンスが弁護士と喧嘩、警察署の外のベンチでジェヒとフンスが二人で座り、雪が舞うシーンも名場面ですね‼️喧嘩もするけど、ジェヒとフンスの微笑ましい関係性が作品全体を包み込んでいて、ホントに素敵な作品です‼️ただやはりジェヒは別の男性と結婚、フンスは新たな恋人を捜しながら、ジェヒとフンスの友情は続いていくというラストは想定内でした‼️橋口亮輔監督の「ハッシュ」みたいな結末でもイイと思うんですが・・・‼️
異物を排除して優越感を得る劣等感
ありのままの君でいい
びっくり。こんな話だったんだ。
愛よりも上、きらめきの関係性
バディとでも言いましょうか、この2人の関係性は。
感情がある人間という生き物が、他人を真の深く、奥底まで理解することがどれ位難しいことか。
ジェヒは惚れっぽく危ういところもあるが、開けっぴろげで男前な女性。対してフンスは、同性愛者であることに引け目を感じ、心を塞ぎがちな陰キャ男…かと思いきや、誰かの心の機微にすぐ気付く、無愛想だが繊細で根の優しい男性。
どうして自分のことを分かってくれてる筈なのに電話に出てくれない。来てと告げてるのにどうして来てくれない?こっちは辛いことがあった。どうして、どうして全部言わなければ分かってくれない?
いや、エスパーじゃないし世の中言わなきゃ分からないことなんて、星の数ほどあるよな。
そんな時は向かい合って同じものを食べてから、話をして。
言わなれば理解してもらえないことは沢山あるけれど、その言葉を発するまでが難しい。否定されたらその先は無いと大抵の人が思うだろうから。
けれどもその内側に籠った思いと背中を押してくれる存在が居る世界に、どれくらいの価値があることだろう。
今作の展開の美しさに言うことはないが、唯一寂しいことがあるとすれば、この2人のルームシェアをもう見れないこと。
小さいテーブルを挟んで同じ鍋から食べるインスタントラーメンがきっと美味しいし、テレビを見ながら一緒に食べる冷凍ブルーベリーも無限にいける。
もっともっと見ていたい、そんな関係性の2人の話である一方、女性差別やLGBTなど、多角的に社会的問題にも焦点が当てられており、考えさせられた点も多かった。メッセージ性の強い作品であるとひしひし感じた。
キム・ゴウンが最初から最後までひたすら可愛い!同性から見てもキュン...
主演2人の魅力がたっぷり詰まった作品
【”自分の気持ちに素直に生きる。”自由奔放だが繊細な女性とゲイのモジモジ君との13年に亘る友情を描いた作品。若き名女優キム・ゴウンの喜怒哀楽演技に引き込まれ、二人の厚い友情が心に染みる作品でもある。】
■フランスに4年留学していたジェヒ(キム・ゴウン)とゲイである事を隠し、同級生と距離を置くフンス(ノ・サンビョン)。
どこか、クラスメートから浮いた二人だが、フンスが男性とラブホテルに居た事を見たクラスメイトが噂話をしていると、ジェヒが”ライターを借りたマンマだった!”と笑顔でやって来て、フンスを教室から連れ出した事で、徐々に何でも言い合える仲になり、やがてルームシェアで、一緒に住むようになる。
◆感想<Caution!内容に触れています。印象的なシーンを記します。>
・惚れっぽく自由なジェヒが、人目を気にせずに大学内で煙草を吹かしている時に、クラスメイト達が、或ることない事を噂話しているシーン。そして、彼女がいつも座る机には、胸が小さい事を揶揄した落書きがあるのだが、彼女はササっとテスト用紙に記入し、一度は教室を出ようとするが、戻って来てやおら服をたくし上げ”Aカップだけど、文句ある!”と啖呵を切るシーン。その自分とは正反対の豪放磊落な姿を驚きの表情で見ているフンス。
ー そして、フンスがジェヒから言われた言葉”貴方らしさが、何で弱みなの?”この台詞が二人の性差を越えた友情を生んだ決め手だろうな。こんなことを言われたら、その人を信頼してしまうよね。ー
・だが、ジェヒは惚れっぽいが故に、ダメダメな男に良く恋をするのである。フンスは、ジェヒの”アタシだったら、何でもしても良いの!”と涙ながらに訴える姿に、自分と同じものを感じるのである。
ー ”自分の気持ちに素直に生きる。”が故に、傷つく彼女の姿に、自分を重ね合わせるのである。-
■二人の関係は、共存共栄に近いと思う。自覚せずにお互いを自然に助け合う姿。それは性差を越えた固い友情がベースにあるからである。
故に、フンスは直ぐにジェヒを親しい友人として受け入れ、恋に破れたジェヒを少し呆れながらも優しく励まし、ジェヒはフンスの性癖を知りつつ、フンスの母と彼の女友だちの様に接するのである。
あと、可笑しかったのは、フンスがジェヒの事を”便秘女”とか”口が臭い”とか平気で言っても彼女は笑っている所かな。ホント、相性が良いというか、親友だよね。
あとは、ジェヒが、フンスが好きな冷凍ブルーベリーを買って来るところとか、この映画は細部でも凝っているのである。
・ジェヒが望まぬ妊娠をした際や、最初は優しいが徐々に支配欲を表してくる弁護士野郎(最早、野郎呼ばわりだが良いのである。女性に手を上げる様な愚かしき男の呼称は”野郎”でも優しい位である。)のDVに対し、フンスが決然とジェヒを守ろうとする姿は沁みるし、ジェヒもそんな弁護士野郎から貰った婚約指輪を喫茶店で投げ返すシーンは爽快である。あんな、古臭い思想って韓国でもあるんだなと思いつつ・・。
・フンスの性癖を薄々感じていた母親が、木苺の酒(ってあるんかい!)を呑み過ぎて、浴槽で倒れていたシーンはビックリしたけれども、酔っ払った母の手に握られていた映画のチケットがルカ・グァダニーノ監督のティモシー・シャラメを一気にスターダムに押し上げた「君の名前で僕を呼んで」なんて所も上手いと思ったな。マア、お母さんが酔いつぶれちゃうのも分かるけどね。
・10年が過ぎて、フンスは兵役を終えてジェヒの励ましもあり、小説家を目指し、ジェヒは証券会社に入り、成人として生きる中でも、生き方を安易に買えない姿も良かったな。
特にジェヒが、愚かしきチーフ長が酒の席でセクハラまがいの事を言う姿や、指示をキチンとしていないのに部下の女性を注意する姿などを見て、チーフ長に”びしっ”と言うべきことを言う姿も良いんだよなあ。
こういう時のキム・ゴウンの目力は凄くって、フンスに満面の笑顔で抱き着くときの表情とは全く違うのも凄いんだよね。韓国女優さんって魅力的な人が多いけれども、若手で喜怒哀楽の演技をさせたら、彼女が一番じゃないかなと思ったよ。
そして、そんなジェヒの姿を見ていた男性が彼女に恋をして友人に興奮して”可愛くて…カッコいいんだ!”と電話をしている時に、ジェヒが後ろに立っているシーンも良いシーンだったな。でも、そりゃあ、惚れるよなあ。ジェヒ、圧倒的に魅力的だもんな。
<ジェヒの結婚式のシーンで(というか、冒頭のシーンにはミスリードされたなあ。)赤いスニーカーを履いたウエディングドレスのジェヒの前で、フンスが軽やかなステップで歌い踊るシーンも凄く素敵で、そこにジェヒが加わるシーンは多幸感が溢れており、二人の笑顔を観ていたら、涙が出そうになったよ。
今作は、自由奔放だが繊細な女性とゲイのモジモジ君との13年に亘る友情を描いた作品であり、若き名女優キム・ゴウンの喜怒哀楽演技に引き込まれ、二人の厚い友情が心に染みる作品でもあるのである。>
タイトルなし(ネタバレ)
よかった…何度かぐっときて涙がでた
「あなたらしさがどうして弱みになるの?」
「執着が愛じゃないなら、僕は誰も愛したことがない」
ってセリフが特によかった
フンスとジェヒの関係は、恋でなくても愛はあったよね
体の関係はなくても、会いたくて切望する恋しさがなくても
身を引き裂かれるような悲しさや心細さがあった時一番に会いたくなる、話したくなる人って充分愛だよ
どうしたって二人にとって恋は必要なんだな…ジェヒは結婚しちゃうんだ、ずっと二人で暮らしてくれればいいのに…って一度思ったけど、
ジェヒにパートナーが出来ても、変わらずお互いの理解者でありお互いの幸せを一番に想ってるっていうことが、二人の環境がどんなに変化しても関係は永遠に続くことを証明してるように感じて、逆によかったって最終的に思えた
相手の痛みを自分ごとのように思えること、相手のために本気で怒れる、よろこべること
ありのままの自分を受けとめてくれること
その関係がいかに尊くて難しいか
恋でも友情でも続くよう努力しなきゃ繋がっていかない
いろんなことや人に思いを馳せてしまうとてもいい映画だったな…
とにかくよい!
あえて言語化をサボるなら、とにかくよいんだよーーーっ!!!という感想
期待以上だった
あなどっていた
泣いてしまった
多様性、普通に馴染めない、
そんなコピーが並ぶけど、それはそうなんだけど、
この生きづらさは、この壁のぶち当たり方は、
割とみんな形を変えてあるのでは?と
だから、心に刺さってくる
そして、ジェヒもフンスも、傷つき悩み、
決して恵まれてる人生じゃない
それでも、ふたりがただひたすらうらやましくなる
こんな親友、なかなかいないだろう
この生きづらい人生の互いが互いの伴走者
必要としているときに駆けつける、助ける
駆けつけられなくても、異変に気づく
本気で怒ってくれる
ありのままの互いを受け入れる
「あんたらしさがなんで"弱点"なの?」
네가 너인게 어떻게 네 약점이 될 수 있어(あんたがあんたであることがなんであんたの弱点になるの)
韓国語がちょいわかる身としては、字幕より原語がさらに響いた
まさにこれなんだろうと思う
この作品の中で描かれていること
自分であること、それがなんなのか、少なくとも弱点にしないこと
それを探しもがくふたり
そして、
「可愛くて…カッコいい…カッコよすぎる」
この言葉もまたそう
散々な目にあってきたジェヒ
けれどむしろジェヒがジェヒであること、それを魅力と思う人の言葉
そこからのラスト
泣けるわ、そりゃ
こういう形、確かに
心に残り続ける、宝物のような映画がまた増えた
全89件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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