劇場公開日 2025年6月13日

「生きづらさを抱える者たちへの応援歌」ラブ・イン・ザ・ビッグシティ ななやおさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生きづらさを抱える者たちへの応援歌

2025年6月19日
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鑑賞方法:映画館

癒される

本作は、大都市ソウルで「普通」に馴染めないふたり──自由奔放なジェヒ(キム・ゴウン)と、ゲイであることを隠しながら生きる繊細なフンス(ノ・サンヒョン)そんなふたりがルームシェアを通して支え合いながら、「自分らしさ」を見つけていく物語です。

原作は韓国作家パク・サンヨンの小説『大都会の愛し方』。友情と自己肯定をやさしく、切なく、時にユーモラスに描いた、今を生きる人々へのエールのような作品です。

トッケビのキム・ゴウンさん、やっぱりいいですね。こういう「私はワタシ」系の役をやらせたら、彼女の右に出る人はいません。梨泰院クラスでチョ・イソ役を演じたキム・ダミちゃんでもいいかも🤫
彼女たちに共通するのは、「心の強さとしなやかさ」。一本筋の通ったような凛とした立ち振る舞いがなんともお美しい。おふたりに通じる少し鋭い目つきも私は大好きです♡
そして、注目の俳優ノ・サンヒョンさん(「Pachinko パチンコ」)の繊細かつ真摯な演技も光っていました。
感情を多く語らない役だからこそ、視線や沈黙の余白が観る者の心に沁みます。

普通から少々はみ出てたって
みんなと同じじゃなくたって

それでいい
それがいい

それが「あなたという個性」
誰にも真似できない「魅力」です

そもそも「普通」ってなんだ?
それだれ基準ですか?って話ね🤫

分かる人にだけ分かればいい
あなたが輝ける場所はきっとある

最後まで観たあなたは
きっと少しの勇気をもらえるはず🧐

心優しく自由で、どこか切ない——そんな“自分らしくいる勇気”をくれる映画です。

大都市の中で、
自分の居場所を探すすべての人に贈る
エールのような映画です📣

ななやお
Rosaさんのコメント
2025年6月21日

新川和江さんの詩の引用ありがとうございます。年齢を重ねて改めて読むと心に沁みます。

Rosa
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