劇場公開日 2025年6月13日

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ラブ・イン・ザ・ビッグシティのレビュー・感想・評価

全172件中、1~20件目を表示

4.0生きづらさを抱える者たちへの応援歌

2025年6月19日
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鑑賞方法:映画館

癒される

本作は、大都市ソウルで「普通」に馴染めないふたり──自由奔放なジェヒ(キム・ゴウン)と、ゲイであることを隠しながら生きる繊細なフンス(ノ・サンヒョン)そんなふたりがルームシェアを通して支え合いながら、「自分らしさ」を見つけていく物語です。

原作は韓国作家パク・サンヨンの小説『大都会の愛し方』。友情と自己肯定をやさしく、切なく、時にユーモラスに描いた、今を生きる人々へのエールのような作品です。

トッケビのキム・ゴウンさん、やっぱりいいですね。こういう「私はワタシ」系の役をやらせたら、彼女の右に出る人はいません。梨泰院クラスでチョ・イソ役を演じたキム・ダミちゃんでもいいかも🤫
彼女たちに共通するのは、「心の強さとしなやかさ」。一本筋の通ったような凛とした立ち振る舞いがなんともお美しい。おふたりに通じる少し鋭い目つきも私は大好きです♡
そして、注目の俳優ノ・サンヒョンさん(「Pachinko パチンコ」)の繊細かつ真摯な演技も光っていました。
感情を多く語らない役だからこそ、視線や沈黙の余白が観る者の心に沁みます。

普通から少々はみ出てたって
みんなと同じじゃなくたって

それでいい
それがいい

それが「あなたという個性」
誰にも真似できない「魅力」です

そもそも「普通」ってなんだ?
それだれ基準ですか?って話ね🤫

分かる人にだけ分かればいい
あなたが輝ける場所はきっとある

最後まで観たあなたは
きっと少しの勇気をもらえるはず🧐

心優しく自由で、どこか切ない——そんな“自分らしくいる勇気”をくれる映画です。

大都市の中で、
自分の居場所を探すすべての人に贈る
エールのような映画です📣

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ななやお

4.0一見破天荒なジェヒの限界をちゃんと描いたリアルさ

2025年7月31日
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村山章

3.5多様性の時代に心地よい余韻を残す

2025年7月15日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

幸せ

日々の裏にある孤独、人の多様性や人間関係と向き合い、それぞれが失敗や成功を繰り返しながら、なんとか自分らしく生きようと奮闘している人、学校や職場の環境になぜか馴染めず、自分が“普通”ではないのではないかと自問自答しているような人におススメしたい作品です。

キム・ゴウンが、世間のルールに縛られず、恋愛や夜遊びなども全力で楽しみながら生きるが故に周囲から非難され、誤解されてしまうが、自分の価値観を大切にしている女性を演じて新たな魅力を発揮。一方、ノ・サンヒョンが、ゲイであることを隠して生きる、繊細で寡黙な青年を扮し、徐々に外の世界へと踏み出していく心情を細やかに演じて説得力を与えています。

“普通に馴染めない”2人の出会いは運命的だとも言え、多様性の時代に心地よい余韻を残す、ありのままに生きたいと願うすべての人にエールを送る快作です。

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和田隆

4.0長きにわたる揺るぎない友情を見つめる

2025年6月29日
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鑑賞方法:試写会

物語内に惜しみなく注ぐ陽光と、吹き抜ける気持ちの良い風。これは決してタイトルに名前負けしない、観る者の心に前向きな躍動をもたらしてくれる作品だ。何よりもフンス&ジェヒという男女の主人公の織りなす関係性がとても面白く、彼らの鮮烈な出会いから社会人になるまでのクロニクルを、甘ったるいメロドラマやキラキラした青春モノではなく、もっと幅広い観客層に訴えかけるヒューマンドラマとして仕上げているところが嬉しい。ある意味、恋人以上に思い合い、深く理解し合う二人。たとえ片方がクラスメイトからつまはじきされようとも、硬い絆で結ばれた二人は自分以上に相手を気遣い、痛みや悩みを共通し、いつでも互いの100パーセントの味方であり続ける。そのブレのなさは同居の歳月を重ねるほどさらなる無敵感となって輝きを増していくかのよう。時代を彩る音楽や文化も手伝って、主人公と同じ速度でクロニクルを歩みきった感慨に浸らせてくれる。

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牛津厚信

4.5めーーっちゃ良かった

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

エピソードをちょっとずつ積み重ねて感動させる系の映画で一つ一つが青春でほろ苦くて良い
弁護士の彼氏だけ舞台装置感が微妙だったけど全体的には良かったなぁ

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鳥島

4.0良かった

2025年10月3日
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鑑賞方法:映画館

一昔前から現代までの、男尊的でゲイを受け入れづらい韓国社会が生々しくよかった。こういう恋愛、友情物語ってそんなになかったかも。年齢とキャリアが日本よりちょっと遅い感じが意外。

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khapphom

4.5ありのままに生きるは難しい

2025年9月29日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

幸せ

題名からは恋愛ものと思ってしまうけど
青春友情物語って感じでしたね
こんな親友関係はうらやましい
最初の場面がゴールなのか・・・
と思って観るとラスト良い意味で裏切られます
自由奔放なジェヒとゲイを隠すフンス
どちらの気持ちにも感情移入できて観入ってしまった
後味もよかったし、これはおすすめです

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かちかち

4.0世界をあきらめない

2025年9月11日
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鑑賞方法:映画館

結果的に、ふたりがふたりだけの世界にこもろうとせず、葛藤しながらも社会とちゃんと向き合って、社会の中で自分らしく生きていこうとする感じがよかった。
やさしいだけの社会じゃないことも多々経験しながら、それでもおかしな選民思想で社会を見下したりせず、社会のなかで生きていくことをあきらめない感じが。

あんな存在がいたらそれはそれは心強いし、あきらめずに生きていけるだろうなと思う。うらやましい。

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kikisava

4.0自分らしさを認め合う親友映画

2025年9月4日
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鑑賞方法:映画館

想像してたよりめっちゃ良かった!

自分らしくありたいって気持ちがすごく強くて好きな人にもその人らしくあってほしいと願ってしまう私にはぶっ刺さる映画だった!
帰り道じわじわ泣けてきた…

タイトルと予告でラブストーリーと思われそうだけど、自分らしさを認め合う親友映画だった。

私が中学の時の担任の先生が、最後の通知表で「あなたは自分を持っています。いつまでもそのままでいてください。」って書いてくれてすごく嬉しかったことを思い出したし、

学生時代の恋人の好みに近づきたくて合わせてばかりで息苦しくなって自己肯定感だだ下がりだった頃の自分も思い出したし、

自分らしくいるのが一番!と思いつつも、自分だけ周りと違うのは少し勇気がいったり寂しくなったりする気持ちとか、

あのとき感じたいろんな自分の感情を全部抱きしめてくれるような映画だった!

くそー!ってむかつくシーンもあるけど一緒に怒って泣いて感情を共有できた気がしてスッキリした!

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るか吉

3.5今時な人間模様、ここちよい。

2025年8月25日
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人と違うところを強みにして自分らしく生きよう、と。いろいろ迷いながらも自分らしさを見つけていく展開は見ていて気持ち良い。ハートフルにハッピーに感じること間違い無し。今時だよなー。

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peanuts

4.5男女間の友情

2025年8月17日
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むーらん

2.5タイトルとは真逆な…

2025年8月9日
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恋愛もの、青春ものにそこまで興味もないのですが、唯一見た韓国ドラマ「トッケビ」の主演映画ということで気になっていました。

公開2週後くらいに気づき、まだ近くで見られるかと思っていたらあっという間に打ち切りになってしまいました。

今回は短期間だけ公開の大阪の劇場まで行って、ふつうの2Dに2,000円払って観てきました。

トッケビのカメラ、映像の良さ、丁寧に描かれるストーリー、物語や人物への愛の深さに、すっかり韓国エンタメに魅了されてしまい、違う作品でも大外れはないだろうと泣きじゃくる覚悟で行ったのですが、共感も感動もない、高揚もない作品でした…

ライトタッチな青春学園ものという感じでしょうか。
良くも悪くも展開が早すぎ、どのシーンもあっさりとしか描かれず、ひとつひとつの恋愛もさわりしかわからないので、理解も共感も追いついてきません。
登場人物がその相手のどこに惚れてるのか、とかの深彫りがないため、肝心の陰影の部分がありません。

なぜかダークな雰囲気がほしい(若気の至り?)のか、序盤のタバコ、酒、クラブの連続で、すっかり飽き飽きしてしまいます。

本人たちはフランス文学科らしく、フランス文学はよくわかりませんが、こういう暗さ、陰鬱さではない気がします。

飲みまくって、とつぜん依存症のような面も垣間見せるものの、人物の描き方、過去、心情、信念などがほぼ描かれないため、なぜこの二人だったのか、どこにそこまで必要としあう部分があったのか分からず、観客は置いてけぼりです。

描かれるシーンも、学校、クラブ、家のループで、タイトルとは裏腹にごく狭い世界のくりかえしで、空間も話題も小さすぎてずっとチグハグなままでした。

日本の大学生とかのノリにも近いのかもしれないですが、貧乏ぶったり、悲惨ぶっているわりに、毎日酒を飲んで、病院にも大学にも留学にも行けてるとか、ぜんぜん笑えません。

重めのテーマだと、数年前に公開の認知症の親との距離感を描いた邦画「百夜」などは、ゆっくりと丁寧に気持ちの変化や人とのかかわりを上手に描いていましたが、テンポをもっと落として描いたほうがよかった気がします。

まさかレビュー2本目でこんなことを書くことになるとは思わずけっこうがっかりしました。

(生物的な)男性だけかもしれませんが、副産物として帰り道は男性全員がゲイに見えてきます。

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イチ

3.0最高のパートナーとは

2025年8月9日
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男性がゲイだから成り立つ異性との親友関係、という描き方。勿論現実的にもあると思うが、特別互いの内面を理解しあい支え合う関係は理想的で特別な関係…エモーショナルにドラマチックに描く手法は韓国作品ならではか。何故なら同性だってそこまでのベストフレンドはなかなかいないもの。彼女のエキセントリックな振る舞いは弱さの裏返し、みたいなのはちょっとありがち。
自分探しにもがく2人の異質で唯一無二の友情物語はラストが割と普通。そこまで唯一無二ならずっと一緒にいたらいいのに。恋愛がしたい…という二人にはそれはないのか。
心温まるある種のヒューマンコメディ作品としては普通に楽しめた一本だけど、想像してたほど規模が大きな作品ではなかったかも。

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まっちゃまる

4.5映画史上最も泣ける映画チケット

2025年8月3日
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キム・ゴウン×ノ・サンヒョン「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」異質なものを排除しようする偏見だらけの社会で生きづらさを抱えながら、お互いを支え合い、リスペクトし、時には衝突しながらサヴァイブする2人の13年の友情を描いた傑作バディムービー。

ラストのあのシーン涙した人は多いと思うけど、個人的は映画史上最も泣ける映画チケットが登場するシーンに号泣しました。✴︎ヒント=ルカ・グァダニーノ

あと、ジェヒとフンスが二日酔いで「うーもう酒は飲まねー」と言いながら、ラーメンのスープを啜った瞬間にソジュに飛びつくシーンが大好き。
ということで、帰宅して辛ラーメンとチャミスルで打ち上げをしました。

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ピンボール

4.0大恋愛以上に奇跡的な出会い。

2025年8月2日
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個性的な男女の友情をコミカルかつ温かく描いた佳作。
誰もが、多かれ少なかれ何かを他人に隠して生きている。
誰もが、どこかで我慢して他人に合わせて生きている。
なんでもさらけ出せとも、他人に合わせるなとも思わないが、窮屈な思いを抱えながら暮らしている人にとって、自分の個性を受け入れてくれる友人と出会えるということは幸せなことなのだと思う。
きっと、そんな友情は身を挺してでも守るべきものになるだろう。

この映画は、オープニングと本編の構成が決定的に上手い。
ウェディングドレス姿でタバコを吸う女、彼女を探しに来た男、二人は手首にタトゥーでイニシャルを刻んでいる。
そして、二人が出会う20歳の時点に時が戻って本編がスタートする。
当然、このオープニングのシーンに向かって物語は進んでいくのだと、思わせる。
確かにそうなのだが…でも、違った。
予想を裏切る展開の末にむかえたハッピーエンドの、なんと清々しいことか。

主人公のフンス(ノ・サンヒョン)は同性愛者で、男と抱き合っているところを母親に見られた過去があり、その時の母親の反応から、これは隠すべきことだと認識しているのだ。
言っておくが、彼はトニー・レオンにもレスリー・チャンにも似てはいない。

自由奔放に生きている(ように見える)ヒロインのジェヒ(キム・ゴウン)は、フランス留学から帰国したのだが、留学中の4年間に一度も親がフランスを訪れなかったという、家庭に何か事情があるようだ。
彼女は『猟奇的な彼女』(’01)を連想させるような不思議ちゃんなのだが、キム・ゴウンはどことなく安藤サクラにも近い気がする。

フンスとジェヒの間には普通ではない関係が築かれ、それぞれ恋愛や学生生活・社会生活でなかなかに濃い経験をしていく。
この二人の関係が揺れ動く十数年間をドラマチックに見せていく。
個々のエピソードが極端だったりあからさまだったりするのが、韓国映画らしくて面白い。
波乱に満ちたその十数年で、互いに尊重し理解し合う関係が醸成されていくのだが、その二人の関係を理解する人たちとも出会えたのだと思うと、まったくもって羨ましい。

フンスの母親(チャン・へジン)が彼の性指向を〝病気〟だという場面がある。
その後、フンスから自分はゲイだと告げられた母親がショック状態で観に行った映画は『君の名前で僕を呼んで』だった。
こういう小技がいくつか散りばめられているのも憎いところだ。

この映画では同性愛者への偏見が描かれているが、テーマは同性愛に限っていない。
何かしら人との違いに悩みや不安を持っている若者が、このファンタジーに自分を投影してほんの少しでも気楽になれれば、価値は高いと思う。

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kazz

3.0究極の男(ゲイ)と女(ノーマル)の友情

2025年8月2日
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悲しい

難しい

幸せ

ダイバーシティ世代のリアリティ有る内容
女性は決して可愛くないが、自分の考えにストレートなキャラ
男性は女々しい感がタップリ
僕はゲイでは無いのだが、仮に僕がゲイでも女性と関係をもってしまうだろーな それくらい魅力の有る女性でした
韓国の会社は陰湿で昭和の日本を感じました

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ろくさん

4.0ジェヒは破天荒で男勝りな性格だけど、ちゃんと一途に恋をしたり彼氏に...

2025年8月1日
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ジェヒは破天荒で男勝りな性格だけど、ちゃんと一途に恋をしたり彼氏によく思われようと本当の自分を隠したりする女らしい一面があって、キャラクター設定がすごくリアルだと思った。
以前より受け入れられてきたLGBTQだが国によっても世代によっても理解度が異なる。また自分がLGBTQだということをオープンにして認められようとする人、奇異の目で見られるのが怖くて打ち明けない人。同じ趣向を持った人でも行動が違うことが描かれていてなんだか勉強になった。

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あんバタさん

3.5異質を排除して優越感を得るの本当は劣等感なのに

2025年7月22日
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ライブラ

4.5脚本はこう書けというお手本のような作品

2025年7月20日
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Scott

5.0素晴らしい

2025年7月20日
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泣ける

笑える

楽しい

自分らしく生きていいんだよ!と後押ししたり見守ったり、時にぶつかり合う友情。ラストは大爆笑→号泣でした。ぜひ見てほしい。

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ささき