「感性の問われる作品」ChaO 小太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
感性の問われる作品
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スクリーンの細かいところまでしっかり観てないと重要な場面を見逃してしまう "一瞬たりとも気が抜けない" そんな映画でした。
街行く人々を含め、登場人物のサイズがバラバラ。そんな所にも作り手のメッセージが込められているのだと感じました。
主人公の成長していく様を、鈴鹿央士さんが見事に表現されてました。
また、山里さんの上手さが光ってました。
最後のセリフ、いいですね。
後半にはマニア?をニヤッとさせるシーンが連続で出てきました。
この物語には、悪人が出てこない。
生きていく上で大切なことを教えてくれる。
それでいて、え?今?とつっこむところがあったり、よく観ているとクスッと笑ったり、ほっこりするところもある。
作り手の優しさだったり、細部まで計算しつくされたこだわりや技術が施されている、レベルの高い作品でした。
さすがアヌシー国際アニメーション映画祭 準グランプリ受賞作品。圧巻でした。
この作品に携わった全てのスタッフの方々に、心より敬意を表します。
観るたびに新しい発見があり、観終わった後清々しい気持ちになりました。
この映画に出会えたことに、感謝です。
そしてChaO(+猫)がとにかく可愛い!
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