「ギャグ仕立ての人魚姫アニメだった」ChaO ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)
ギャグ仕立ての人魚姫アニメだった
スタジオ4℃の制作だから公開前は期待した部分もあるがキャラデザは酷いので流石に考えた。
公開したら史上稀に見る大爆死との評判で見るの止めようかなと思ったが、なんか見れる時間に上演してくれる映画館があったので怖いもの見たさで見てきました。
キャラデザはどうしようもない位最悪。あくまで個人的意見ですが受け入れられない。
酷いのは主人公達だけじゃない、サブキャラや通行人などその他大勢すら酷すぎる。2頭身もいれば10頭身もいたり2頭身なんて殆ど歩く頭。気持ち悪い。
それと驚いた事に舞台は上海だ。海は近いけどあまり海ってイメージが無い。何故上海?上海が悪い訳じゃ無く何故上海なのか?人魚姫があのキャラなのも中国風???
しかもいつの上海なのか?今風だったり昔だったりイマイチ上海って感じじゃ無い。ちゃんとロケしたんだろうか?主人公ステファンからフランス租界の建物をインスパイアしたらしいがなんだかチグハグな印象。
動きは無駄に細かくて良すぎるが本当才能の無駄遣い。
なんかもう少し受け入れられるキャラデザと不自然なほどギャグ仕込むとかじゃなくもう少し普通とかミュージカル風とかなんかできたんじゃ無い?と思わなくも無い。まあ時代を先取りし過ぎたんじゃ?と思わなくも無いがキャラデザだけは駄目だ。
なんか色々やり過ぎて乾いた笑いしか無かった。
後半はシリアスだがやはりキャラデザが…
それでも今年公開の個人的には今年最低映画だったルパン3世よりは良かった気がする。キャラデザを除いて。
内容的には人間族と人魚族が暮らしている世界。
お互いを受け入れようと思いつつ受け入れらない感情が渦巻く上海。海の事故で両親を失ったステファンは人魚族が船のスクリューで怪我が絶えないのでそれを何とかする為に船舶会社でスクリューに変わる推進装置を発明するが会社には受け入れられず船掃除をさせられる羽目に。その頃船舶会社の社長と人魚族の王との話し合いが決裂し怒った王が豪快に海に潜りステファンはその時の波に巻き込まれて海に投げ出された。
気がついたらステファンは何故か人魚姫に懐かれていた。
結果的に人間族と人魚族の融和になるからと結婚の話にまで発展。融和ついでに新型推進装置の開発も承認される。そして人間と人魚のありえないドタバタの新婚生活が始まるのだった…
あとエンドロールに作成中の動画への拘りを感じるがなんか自慰行為を見ている様な嫌悪感さえ感じた。