長崎 閃光の影でのレビュー・感想・評価
全101件中、41~60件目を表示
【G】区分:どなたでもご覧になれます。
世界では、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ侵攻など、恐ろしい惨状が、人類の愚かな歴史が今まさに繰り返されています。
そして、日本では原爆投下から80年が過ぎました。
この夏、この時代だからこそ、今見るべき映画かなと思います。
-----
この映画は【G】区分ですので、どなたでもご覧になれます。
現実の被害や惨状と比べると表現もかなりマイルドなものになっています。
とはいえ、お子さんにとってはショッキングなシーンもあるかと思います。
ですので、親子で鑑賞される方は、時代背景や出来事についての説明やフォローが必要かなと思います。
また平和について一緒に考えてみるのもいいかもしれません。
現医療人は見るべき
戦後の後付けの倫理観だらけ。
「桜色の風が咲く」の監督、どうしたらこんな悪意ある展開になるの?水崎綾女の人物造形はやり過ぎでしょう。まず、朝鮮人を足蹴にして救済しない、玉音放送を諜報活動だと勝手にスイッチを切る、戦後は連合軍の将校に尻尾を振る、よく彼女もこんな役を受けたね。この人物で脚本家・監督は何が表現したかったの?一応、エンドロールに「人種差別は赤十字の看護婦がしたという事実はなく、当時の世相を反映したフィクションです」のようなエクスキューズがされていましたが。朝鮮人の問題で言えば、戦前戦中は大企業の募集工、そして国による徴用工もいたが、特に九州・中国地方には経済格差から混乱を招くと渡航が制限されていた半島の貧しい人々が密航さながらに潜り込み、肉体労働に従事していたと言う。年老いた母は田舎でそこそこの規模の農家の娘で、多くの朝鮮人労働者を祖父が雇用していたようで、その母に聞くと、彼らは家族で移住し日本語の発音が得意ではなく、トイレも使わず部屋の中で壺に大便小便をするので臭くてしょうがなかったと言っていました。内心バカにはしていたが、特段の差別的行為はされておらず、比較的平和に仲良くしていたと聞きます。なので、被爆の訴えをする朝鮮人をいくら有力者の権力側の娘だとはいえ赤十字の看護婦があの差別的行為を働くよう演出する意味が分からない。被爆者同士の妬みが彼らに向かったのならまだ理解が出来るが。赤十字に対して不謹慎でしょう。朝鮮人が怖い、などと差別的されるようになった原因は、戦後のドサクサで町の一等地を牛耳った知恵者の行為、半島の統治が終わり敗戦国でも戦勝国でもない「第三国」の人間として共産党などと連んで暴力行為に走ったことがその要因だと聞いています。また、第三国を理由に税金もその当時は払っていなかったんでしょうね。いずれにせよ、かなり違和感のある内容で、いくら長崎が舞台とは言え、よく福山雅治があそこまで協力したものだと思いました。 2025/8/8 12:18
テーマとしては良いと思うけど…
米国人に観て欲しい
クスノキ
エンドロールで流れる主演3人の歌「クスノキ」とともに味わう深い余韻
この夏はちょっとした「長崎ブーム」と言ってもいいほど、毎月のように長崎に縁のある映画が公開されています。まずは6月に公開され、「現象」とも言うべき大ヒットを記録した『国宝』では吉沢亮が演じる主人公 喜久雄の故郷が長崎で、冒頭で描かれているのは1964年正月の長崎の料亭で起きた 喜久雄にとって非常に大きな出来事です(実際には長崎で撮影していないようですが)。7月には現代の長崎を舞台にした『夏の砂の上』が公開されました。オダギリ•ジョーがドツボにハマってやさぐれた中年男を好演しています。そして、8月公開がこの作品。1945年8月9日に原子爆弾が投下された長崎の様子をその直前から数ヶ月にわたって、3人の看護学生の視点から描いています。9月には長崎生まれのノーベル文学賞作家 カズオ•イシグロ原作の『遠い山なみの光』の公開がひかえています。この作品では戦後まもない頃の長崎が舞台(の一部)となっています。
ということで、戦後80年の節目となる年の8月に観てまいりました『長崎 閃光の影で』。夏休みに故郷の長崎に帰ってきた3人の看護学生 スミ(演: 菊池日菜子)、アツ子(演: 小野花梨)、ミサヲ(演: 川床明日香)は新型爆弾の投下という、とんでもない事態に遭遇してしまいます。一瞬にして廃墟になってしまった街、黒焦げになった死体、水を欲しながら死んでゆく人々、そんな地獄のような光景のなかで、彼女たちは未熟ながらも医療行為を手伝ってゆきますが、自分たちの無力さを痛感することになります。まあ未熟ならずとも、ベテランの医師でさえ、できることは限られていたのですが。
でも、そんなことが起きていようとも空はあくまでも高く広いです。原爆症で亡くなることになる母親から生まれて、空広(あきひろ)と名付けられた赤ちゃんの施設での様子を見せながら、物語は結末へと向かってゆきます。
やがて我々はスクリーンに登場する被爆樹のクスノキを見ることになります。そして、エンドロールとともに流れる 主演3人が歌う『クスノキ -閃光の影で-』を聞いていると、この作品の深い余韻に包まれてゆくことにもなります。
我が魂は奪われはしない
この身折られど この身焼かれども
涼風も爆風も
五月雨も黒い雨も
ただ浴びて ただ受けて
ただ空を目指し……
広い空に向かって世界の平和を願わずにはいられません。
世界中のひとに観てもらいたい作品、つらい物語だけど鑑賞してよかった
『木の上の軍隊』と同じく、これまた予想以上の力作でした。
脚本もよく練られていたし、カメラワークも巧みだと思った。
宗教(キリスト教)的な視点を取り入れ、彼女たちの葛藤を表現しているところに、とくに感銘を受けました。
また、若手女優たちの演技も素晴らしかったし、利重剛や南果歩など、脇をかためるベテランの俳優陣にも魅せられた。
そして、ラストシーン。山下さんご本人の出演に感動。
エンディングの歌には、こころ洗われる気がしました。
観ているのがつらい物語ではあるけれど、鑑賞してよかったです。
是非、学生の皆さんにも観てもらいたい。
いや、世界中の人々に観てもらいたい作品です。
そして、大切なことについて静かに考えましょう。
戦後80年の、この夏に。
長崎の原爆投下に関する映画として一部貴重だが、、、
残念ながら監督か制作会社の息のかかったフィクションとして、日赤看護師が朝鮮人を治療しないとかいうシーンをねじ込んであり、ロールの最後でコメントして言い逃れしてなんの意図があったのか疑問であり不快な気持ちになる。この手の話は、はだしのゲン、ヒロシマなどの媒体を見聴きして、朝鮮人韓国を虐げてたのはある程度知るところだが、この看護婦の3人娘の映画になんの必要性があったのかわからない。
まぁ映画だから仕方ないのかもしれないが、3人娘の脳天気なことときたら泣ける。演技は良ければ救いもあるが心に響かない。
低予算というコメントもあるがもっと長崎の被爆被災者の心になりきる、嗚咽のような哀しさや悲惨さが見えなくて、表面だけを演技した浅さがどうしても気になった。
終始泣いてました…
こんな酷い事があったとは…
まず、アメリカは戦争を仕掛けられた側だから悪いのは日本なんですけど、そういう風に日本を追い込んだのもアメリカですよね、こんな恐ろしい一瞬で何万人も亡くなる爆弾を落としたアメリカがますます憎くなりましたよ、こんな事したのにアメリカの大統領は謝罪、慰霊にもこないし唯一慰霊したのはオバマさんだけだと思います、映画は前半は泣けて泣けて困りました、後半はそれでも生きていく強さみたいなのを感じました、こういう映画を若い人になるべく観てもらって絶対に戦争はしない事を感じてもらいたいですね、最後に監督さんへもう少し音声を聞きやすいようにしてもらいたいです、聞き取りにくい場面がかなりありましたよ、私が高齢だからですかね笑
一瞬で
最近長崎、熊本ロケ作品多い(と言っても全然見れてないのだけれども) 時期的に見るべき作品かなと思い立ち鑑賞
本当は軍需工場が有った小倉に落とすはずだったらしい その日は曇りで劇中でも言っていたが、たまさか晴れ間が広がった次の候補地長崎へ_というとても酷い経緯 時計がその時のまま止まっていたが、あの数日間体感本当にそんな感じだったんだろうと思った あんな中で生き延びた看護師さん達がいた、記録が残ってるのは奇跡。しかし広島からの情報なんかは全く無かったんだろうか、対応が未知の病気に対するような感じであった
あの音や凄まじい破壊力、現在ではそのパワー計り知れない、やっぱり核は恐ろしいし持つべきではないと思った
語りが美輪明宏、楽曲提供が福山雅治やっぱり長崎県民が関わっている
実際に現地を体験した看護師
の手記を再現した映画だと言うので
事実確認としての映画。と言う意味では貴重な映画だが
終戦記念日間近の戦後80年で、反米感情だけを煽る
効果が本作映画で出ないことを望みたい🤲
核は安価な装備だから核武装すれば良い。
と主張し(たそうだが)
先日の参議院戦で議席を伸ばした政党の主張する
攘夷思想が再び我が国に巻き起こってしまったら
また、我が国は危険な道を進みかねない。のだから
間違ってもそんな感情が勃興しないことを祈りたい◎
寧ろそれよりも、戦後80年にも成ろうかと言う年月を
経ても、原爆を落とされた。と言う事実のみを教育し
なぜ、広島と長崎だったのかを公表せず
戦後総括から新時代に向かう指針を提示しない
政府やメディアを糾弾する意見が出てくるなら歓迎したい
そう思い鑑賞後の感想とする!
忘れんば生きられんことばあるたい。
でも、生きて、生き続けて、
忘れんでいること。
こういった作品を作り続けて、伝えていくことはとても大事なこと。上映館も少なく1日1回の上映はとても残念。
せめて福山雅治作で主人公3人が歌っている主題歌がヒットしてほしい。(ヒットしなくてもスタンダードとして歌い継がれてほしい)
このような事実はなかったと断りを入れるなら、なぜそういったシーンを入れたのだろう。実際の看護学生たちの手記をもとにした作品なのに、ここは創作ですって、なんかすべて否定されてしまいそうで少し残念。
ラーゲリからの時もそうだったけど、衣装がきれいすぎて、(汚れていないというか、汚れつけたようで)、ちょっと入り込めなかった。
ドラマ化とか、30分くらいの短編にして、鬼滅か国宝の同時上映につけてもっとたくさんの人に観てもらえるようにできないかな。
映画「ひろしま」をオマージュしている場面が
長崎の被爆時に救護活動をおこなった赤十字看護婦の手記を原作としています。
その時に活動した看護士がプロローグとエピローグで特別出演。
映画「ひろしま」をオマージュしている場面が、私が気がついただけでも明確に2ヶ所あったように思えました。
広島の惨状が新聞で報道されていて、救護活動も最初から新型爆弾による被害をある程度想定しているなど、広島と長崎の対比を意識した演出になっているようです。
こんなことを言っては申し訳ないのだけれど、あまり上手な役者さんを集められなかったのかな?と観ながら思ってしまいました。
全体的に演技が稚拙な気がしますが、
然り気無く重要な役で出演していた池田秀一さんは良かった。
野外ロケの場面では、郊外の山道や集落の路地まで舗装されていたり、現在しか存在しない建材が使われていたりするなど、作り物感がちょっと強かったです。
生き抜くことのリアルな感じ
被爆者の目線ではなく、被爆者を救いまくった人たちの目線というのは、意外と見たことなかったかもと思いながら─
被爆からそれが進行していく悲惨な状況も非常にリアルでしたが、良くも悪くも人間性とか感情の起伏とかじつに真実味があって、史上最悪な出来事がしっかりと最悪だぁ・・・と思えるぐらいにつらくて意義深い作品だと思えました。
あくまで劇映画なので、楽な気持ちで存分に堪能して楽しめばいいとは思うのですが、ポップコーンや氷を頬張りボリボリしながら見るのはやめた方がいいような気がしました。幸せをかみしめるのもまたいいのかもしれませんが。
若き3人のパフォーマンスが素晴らしくて、三者三様の表現一つ一つに心が動かされます。何気に違いというところもこの作品のキーになっているのかもしれません。
長崎 閃光の影で
全101件中、41~60件目を表示






