劇場公開日 2025年8月1日

「長崎が語られるのって珍しい気がする。」長崎 閃光の影で ちえべさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 長崎が語られるのって珍しい気がする。

2025年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

斬新

原爆といえば、たしかに広島・長崎と名は連ねるモノの、映像作品をはじめ小説にしても長崎が扱われることって広島と比べてとても少ないように思っている。
かといって、長崎に詳しいわけではないので、映画に出てくる土地の位置関係とか距離感について「海がそんな近くにあるの?」とか救護施設となった小学校の位置って爆心地からどれくらいの距離にあるの?とか、建物の倒壊具合って、広島の原爆を扱った映画と比較すると軽微とは言わないけれど、そのくらいなの?とか。
あまりにも 自分が長崎原爆について知らなさすぎるのが分かり、情けなかった。
日本赤十字の当時の看護師たちの手記をまとめたものが基になっている映画で、看護師の視点からみる原爆投下後の状況は、今まで見ていた原爆を扱ったものと比べて印象が強かった。
医師は治療はするかもしれないけれど、看護師は治療も含めてすべてをしているのだから、本当に頭が下がる思いでいっぱいになる。

ちえべ