「あと1週間・・・」長崎 閃光の影で りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
あと1週間・・・
第二次世界大戦の末期、看護学生の同級生で幼なじみの田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲは、大阪の空襲により学校が休校となり、長崎に帰郷した。久しぶりに地元へ帰って来た3人は、それぞれ家族や恋人との幸せな時間を過ごしていたが、1945年8月9日、原子爆弾が長崎に落とされ、日常は一変した。一瞬にして廃墟となってしまった長崎で、彼女たちは看護学生としての使命をまっとうしようと救護活動に奔走し・・・そんな話。
自分の家族の事も気になるのに、看護学生だから、という理由だけで強制的に救護活動に駆り出されるのはどうなんだろう、と思った。
あと1週間早く降伏してたら、という言葉が心に沁みた。たった6日後に8月15日を迎えたんだから。
長崎の原爆被害についての作品は広島に比べて少ない気がするが、本作もぜひ多くの人に観てもらいたい作品だなぁ、と思った。面白くはないけど、知っておく事の大切さを感じたいと思う。
スミ役の菊池日菜子、アツ子役の小野花梨、ミサヲ役の川床明日香、3人とも良かった。
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