ベテラン 凶悪犯罪捜査班のレビュー・感想・評価
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前作は「Blondie」、今回は「Baccara」。で、次は?
先日、前作「ベテラン」の再上映に足を運んだばかりだったので、登場人物達の関係性がよく判った。
前作と同様に、1970年代のダンスミュージックをバックにしたMissボンの活躍からノンストップのアクションムービーがスタート。
「犯罪者に制裁を加える者」をネットや世間では「ヒーロー」として崇めているが、単に「新たな犯罪者」を生み出しているだけで、何の解決にもならない。統制のないSNSやネット社会によって真実が歪められてしまうのは非常に怖いことだ。
すったもんだあった末のドチョル家のシーン。
深夜に父親の作ったラーメンを親子3人ですすっている光景は、ホームドラマの締めのようだが、はてさて、3作目へ続くのだろうか。
2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシ...
2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシリーズ第2作。
法では裁かれない悪人を標的にした連続殺人事件が発生。不条理な司法制度に不満を抱えていた世論は、犯人のことを善と悪を裁く伝説の生き物「ヘチ」と呼び、正義のヒーローとしてもてはやすようになる。熱血ベテラン刑事ソ・ドチョルと凶悪犯罪捜査班、さらにドチョルに心酔する新人刑事パク・ソヌも捜査に加わり、事件は解決に近づくかに見えた。しかし犯人は刑事たちをあざ笑うかのように、次の標的を名指しする予告をインターネット上に公開する。
前作に続いてファン・ジョンミンがベテラン刑事ソ・ドチョル役で主演を務め、「ソウルの春」のチョン・ヘインが正義感あふれる新人刑事パク・ソヌを演じた。「オールド・ボーイ」のオ・ダルス、「三姉妹」のチャン・ユンジュ、ドラマ「梨泰院クラス」のアン・ボヒョンが共演。「密輸 1970」「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督が前作に引き続きメガホンをとった。
ベテラン 凶悪犯罪捜査班
2024/韓国
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
とにかくせわしない韓国アクション
展開力が流石でございます。
待ちに待った「ベテラン」の新作。絶対に面白いぞ!と期待してたが、やっぱりめちゃくちゃ面白かった。
展開力がやっぱ凄え!と思ってたら、このリュ・スンワン監督は「密輸1970」も作ってたんだぁ、。と知って、とっても納得した。
もちろんファン・ジョンミン主演なので彼は相変わらず流石なのだが、今回はパク・ソヌを演じたチョン・ヘインが当たり役。韓ドラでは「D.P. -脱走兵追跡官-」の主演が印象に残ってる程度(私としては)だったが、物語としても最重要な役であり、気迫溢れる演技は主役を喰うほどであった。
かなり序盤で彼がアレだよと分かってしまったのでその辺はもう少し隠して欲しかたかなぁ、。
いずれにしても前作と合わせ「ベテラン」は韓国映画史上に残る名作と言えると思います。
ラストシーンで次も期待できるオチがあったので、3作目を期待します。今回は9-10年待たせましたが、生きてるうちに観たいので2-3年以内の新作を待ってます!
アクションが素晴らしい
結論、公開日皮肉3組の中で1番面白かったのは本作。どれにしようと迷ってる方、ベテランをオススメします。
前作同様やはりタイトル通りベテランなのかと問われるとベテラン感は正直ない。
ただ、約2時間の中でこれだけ沢山の事件・展開を持ってきたのは凄すぎるし、中途半端がなくしっかり終えていたのがとてもよかった。
アクションがとにかく凄い。
前作はコメディ少々、アクション中、セリフ大って感じだったけど、今回はとにかくアクション、セリフ中、コメディ中っていう印象。
主要キャラが同じだけでストーリーは繋がってないので正直前作観てなくても観れるかと。
犯罪都市がお好きな方は絶対好き。
パルクール、カーチェイス、格闘などなどパワーアップしまくった今回。
それを引き立てるカメラワークがまたいい。そして照明がリアル感増し増しでとても気に入りました。
ただ、大抵のアクションシーンが暗すぎて誰が誰だかわからなくなる現象あり。何度もそうなったので私は途中で諦めました笑
ストーリーは現代のSNS時代を利用しており、実際に韓国でも問題になっていることを取り上げていてよかった。韓国だけでなく日本にも同じようなことが起きているので社会問題として観る価値ありだし、SNSならではのセリフも多々あるためリアル感が増していた。
特に若者の行動描写がリアルだった。
そして今回の悪役「ヘチ」を演じる俳優さんが凄すぎる。韓国ドラマや映画の悪役は本当に演技が素晴らしい。最初から正直「あんたがヘチだろ!」っていうのは分かるんだけど表情管理がうますぎて、セリフも含めてよりサイコパスを感じた。
コミカル
韓国版 ”必殺仕置き人”!?
古今東西、法では裁かれない悪人を標的に、裁きを下すのをヒーロー的に扱うのは映画の中では世の常だが、それを正当化することなく鉄槌を下すのが韓流とでも言うべきか・・・・・・・・!!
本来なら殺人を犯すのだからヒーローとは呼べないのだろうが、被害者やその家族の怨念が募れば募るほどマスコミや世間はそれを煽り、ヒーローとして捲し立てる!!
日本でいえば「必殺仕置き人」、アメリカでいえば「エクスタミネーター」、オーストラリアでいえば「マッド・マックス」になるのだろうか……
ただ私見ではこの手の作品は"悪をどのように裁くのか"が面白味があり、裁く相手を警察がどの様に追い詰めていくかはあまり関心の湧くところではないように思うのだが・・・・・・・・
こういったところにも各国のお国柄って出るんですね(笑)!!
安定の面白さ。
何故あんなオヤジ達がカッコよく見えるのだ
上映時間118分の一瞬たりとも油断が出来ません
リュ・スンワン監督、エンタメ×アクションを見事に融合させつつ、本筋としてはどの作品にも「権力に物を申す」強い芯を感じるからこそ、観る側にも琴線に触れて強く印象に残る作品の作り手だと思います。そんな監督の新作が、ここに来て思ってもみなかったまさかの『ベテラン(15)』続編。そして、監督とのタッグ作品も多く、演技派でありながらタフなアクションに見応えがあるファン・ジョンミンが、今回も引き続き主演を務めるとあれば勿論見逃す手はありません。前作ではそんなファン・ジョンミンを追い詰める「マジ狂犬かよ」なヤバみ充分のユ・アインに大変興奮しましたが、今作のヴィラン(ネタバレ回避のため役名伏せます)はそれを優に上回る戦闘力×頭脳戦で、到底勝てる気がしないヤツが相手となります。
ヴィランが犯す「自分の正義を主張するような殺人方法」に対し、そこに便乗して煽る「ネットメディア」と同調する「ネット世論」が事件をより混沌化させていきます。そんな中、前作のヴィラン一味の一人であったチョン所長(チョン・マンシク)が「次のターゲット」に浮上し、意に反してチョン所長の警護を命じられるソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)等、オ チーム長(オ・ダルス)とそのメンバー一同。明らかに人員不足である状況を補うため、前の騒ぎをきっかけにその力を見込んだパク(チョン・ヘイン)をスカウトして仲間に引き入れるのですが…
前述では一応役名を伏せた今作のヴィランですが、観ていれば常に「違和感」を感じる言動や、カメラアングルを駆使した演出と編集など「もしかして?」と想像させつつ、唐突感がないストーリー展開によって余計にハラハラ感が高まります。そして中盤以降はマルチに影響が拡大していき、いよいよヴィランの正体が明らかになった時には既に「逃げ場」のない危機一髪な状況。テクニックだけに走らずしっかり理にかなった伏線回収は、観ている側の想像を容易に超えるアイディアが満載。だからこそ、上映時間118分の一瞬たりとも油断が出来ません。(エンドクレジットも最後まで観てくださいね!)
ちなみに前作はしばらく配信がありませんでしたが、つい最近(おそらくこの上映に合わせて)Amazon Prime Videoで特典配信中。必ずしも前作を観なければ理解できない続編ではありませんが、単純に面白い作品であるためこのタイミングに併せての鑑賞がお薦めです。
あるいは、正義と云う名のシリアルキラー
真実はいつも1つだそうですが、正義はヒトの数だけあるものです。私の意に染まぬ正義には、死の制裁を…。それが私の正義だとすれば、皆様は、どんな正義を行使します?。
ヘチの正体って、何だと思います?。
絶対的な正しさなのか。
絶対的な暴力なのか。
絶対的な信念なのか。
今、ヘチは何処にいると思います?。誰にも負けない戦闘力があれば、皆様はどんな巨悪を血祭りにします?。そう、この映画を御覧の方に、もれなくヘチは微笑んでくれる。そして、その笑みを引き継ぐのは…
邦題の「ベテラン」は、同じタイミングで興行の「アマチュア」への対抗意識?。ま、「プロフェッショナル」なんて映画も、公開してるけど。
それはともかく、コミカルと、シニカルと、キレのいいアクション、そして陰惨なバイオレンスを、ラーメン鍋で、ごった煮にしたような映画です。(味付けは、ちょっと、しょっぱいかも。)最近、こういうの、観てなかったな。
で、私が推すのはやはり、正義部長。あのヒトをスピンオフした映画できたら、「ジョーカー」と双璧を成す問題作になりそう。どなたか挑戦してほしいものです。
追記)
続編だったんですね。私のタイトル便乗疑惑は、思い違いでした。失礼しました。因みに、昔、ドラマで「電車男」がブレイクした時、便乗タイトル映画で、「バス男」がありました。現在、この邦題は改名され、「ナポレオン・ダイナマイト」になった、と云うか、戻ったそうです。逆に「バス男」のタイトルDVD持っているほうが、レアかも。良かったら、観てね。
正当進化の第2弾!
2015年のヒット作「ベテラン」のシリーズ第2弾。シリーズ作品であることを知って、慌てて前作を鑑賞し、公開4日目に鑑賞してきました。平日の最終上映回といこともあり、観客はまばらでしたが、前作以上におもしろい作品でした。
ストーリーは、悪行が疑われながらも法律で裁かれることのない者たちが殺される事件が相次ぎ、ネット配信を中心に盛り上がり、犯人を善と悪を裁く伝説の生き物になぞらえて「ヘチ」と呼び、一連の連続殺人を悪人に正義の鉄槌を下す行為だとしてもてはやす中、捜査に乗り出した熱血ベテラン刑事ドチョルたち凶悪犯罪捜査班が、ヘチの正体と事件の真相に迫っていくというもの。
立ち上がりは、前作をきっちり踏襲して往年のヒットナンバーに乗せての潜入捜査。今回は「Yes Sir, I Can Boogie」をバックにミス・ボンが見事なコメディエンヌぶりを発揮し、突入するチームメンバーの軽いノリにも笑わせてもらい、オープニングからすでにご機嫌です。
その後、別作品かと思えるようなシリアス展開も前作同様ですが、事件の核を私刑執行人とネット配信という現代テーマにアップデートしています。前作では財閥を取り上げていましたが、世の中の風潮を反映した犯人像を描いているところに、作り手のこだわりを感じます。
そして、このアップデートはドチョル自身にも求められていきます。悪党に毅然と立ち向かい、容赦なくねじ伏せてきたドチョル。そんな彼に憧れを抱き、必要以上に強力に犯人を制圧する新人刑事パク・ソヌに、ドチョルは自分の姿を客観的に見せつけられたような思いがしたのではないでしょうか。並行して描かれる息子の問題もあわせて、ドチョルが揺れ動くのも見どころの一つと言えそうです。
また、事件の真相をめぐって少しずつ真犯人に近づいていく展開も、二転三転して楽しませてくれます。いかんせん匂わせが強くて早い段階から犯人の予想がついてしまうのはちょっと残念ですが、それでも終盤にかけてよい盛り上がりを見せてくれます。
クライマックスはやっぱりドチョルの大立ち回りで、腕の立つ犯人を相手にボロボロになりながらも辛勝を収めます。ド派手なアクションこそありませんが、こうしてドチョルが等身大の刑事として描かれているのは悪くないです。帰宅後に家族でラーメンをすするシーンもなんだかほっこりします。
最後まで楽しく鑑賞できたとはいえ、サイコ野郎とも思える犯人の狙いはなんだったのかと、モヤモヤしながらエンドロールを眺めていたら、まさかのポストクレジット!ですよね、そうこなくっちゃ!このキャラを使い捨てるにはもったいないですよね。次作でさらにヤバいやつとして帰ってきてほしいです。あと、アクションシーンのほとんどが夜で、せっかくのファイトがわかりにくかったので、次作は明るいところで暴れちゃってください。
主演はファン・ジョンミンで、前作以上にベテラン刑事らしい雰囲気を漂わせてドチョルを演じています。脇を固めるのは、チョン・ヘイン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ、アン・ボヒョン、オ・デファン、キム・シフら。
前作の良さが消えていて残念な続編
「ダーティハリー2」韓国版
アクションは派手に、でもモヤモヤも感じた
前作から10年。続編が作られるペースとしてはかなり遅い。それでも前作が好きだったから続編ができたことは単純に嬉しかった。
暴走したり、ちょっと過激な発言をするドチョルは健在だったし、チームのメンバーや上司との関係性も変わらない。今回、チョン・ヘインが加わることでアクションがちょっと派手になった印象。あの雨の中でのアクションシーンはなかなか見ごたえがあった。
それでもちょっとモヤモヤが残ってしまう。それは犯人のバックボーンがあまり語られなかったこと。犯人がなぜあんな殺人を繰り返すようになったのかが伝わってこなかった。いや、犯人の心情なんて語られなくてもいいのかもしれない。ファン・ジョンミン演じるドチョルが大暴れすればそれでいいとも言える。でも、すっきりしないのだ。
前作は、金と権力に物を言わせて横暴を繰り返す財閥の御曹司を最後にドチョルが逮捕する。ものすごく嫌なやつ(わかりやすい悪)を倒すことで観客がスカッとするという、この手の物語に王道とも言える構図になっていた。本作はそうではない。連続殺人を起こしている犯人はこの時点で悪なのだが、殺されるやつらも悪の側面があるから微妙な感じになってしまう。
息子がいじめられていることもドチョルの行動に影響を及ぼすというのも少し寂しい。現実的にはそんな対応の変化が求められるし、それは喜ばしいはずだ。でも、これは映画の世界だもの。暴走したり、周りに迷惑をかけながら犯人を追い詰めていくベテラン刑事を観たいじゃないか。
さらなる続編が示唆された終わりだったので、3作目では変わらずドチョルが暴走する姿を観たいものだ。
リメイクかと思ってた😱
序盤の賭博シーンから薄暗い映像が続く事に加え、目まぐるしい展開について行けず(汗)
前作からパワーアップ
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