「最早、魔女の域。」アンジーのBARで逢いましょう デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
最早、魔女の域。
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齢90を過ぎても尚衰え知らずの矍鑠とした姿。
凛としたその佇まい…見習いたいモノです。
何処からともなくフラっとその街に現れた老女。
自らをアンジーと名乗り、曰く付きの賃貸物件でBARを始める迄の物語。
開業する迄の噺だから、スタートのみ。
起承転結の《起》だけの区間なのに、その《起》の中にも更に細やかな起承転結が在る。
話が長い年寄りは説教臭くてイケナイと、普段は余計な事は余り喋らず、
必要最低限なその一言一言に、人生の酸いも甘いも噛み分けてきた重みが乗っている。
受け取り手によって金言にも劇薬にもなりうる。
そんな素敵な老害に私もなれたなら。
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