「ゔーーーん」FEMME フェム コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
ゔーーーん
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自分を隠して生きていて、クローゼットのホモフォビアなんてのはさほど珍しくはない。プレストンのような悪い男ならなおさら。
そこを見抜かれたことが事の始まり。
復讐を企てるジュールズは、バレたらボコボコにされるだけでは済まない状況の中、ビクビクしながらも大胆不敵でハラハラしてしまう。
隠しカメラと手持ちじゃ、危険度は全然違うのにバカ、と思っていたら意外な展開に。
ジュールズとプレストンの、それぞれのラストが切ない。
何も知らずにおめかししてきたプレストンが、自業自得ではあるけれど少し可哀想に思えた。そして裏切られた好意は、大きな憎悪に変わる。
もう少し前に心の分岐点があったら、ほんのちょっとのタイミングが変わっていたら、簡単に払拭できない遺恨だったとしても違う結末だったろうな。
映画だと分かっていても、どうにかならなかったのかと考えてしまった。
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