FEMME フェムのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
珠玉の拗らせ愛
こんな拗らせ系BLが実写映画で観れるなんて…が、見終わった後にまず出た一言。
(真面目な映画にこんな感想ですいません。もちろんこれは褒めています!)
狂犬のようなプレストンと、復讐のためにプレストンに近づくジュールスの緊張感に溢れたやり取りがたまらないです。
自分を暴行した男と知りながらも、プレストンの抱える闇に触れて、復讐心とプレストンに惹かれる気持ちの狭間で揺れるジュールス。
プレストンはゲイフォビアを装いながらジュールスと関係を持つ過程で、自分の生き辛さを自覚し、ますますジュールスとの関係にのめり込む。
プレストンのジュールスにだけふとした時に見せる、リラックスした表情が…いいんですよね。
プレストンの弱みをジュールスは復讐に利用しようとするのだけど、皮肉にもその弱みが二人の関係を強固にしていくのです。
途中まではジュールスが復讐を忘れて、このままハッピーエンドになったらいいなーと見守っていましたが、まあ二人とも拗らせてるんでね…
急転直下からのエンドが切なすぎる。
拗らせ愛の結末としては完璧、だと私は思いました。
ジュールスはドラアグクイーンで、ステージ上ではいかにもな見た目なんですが、ノーメイクだとどんどん美人さんに見えてくる不思議。
プレストンは冷たい目とガチムチの身体で、その筋の人にはたまらないんじゃないかと。
演じた役者さん、二人とも最高でした。
特典でポストカードをいただいたんですが、映画を観終わってから見返すと涙出ますね。
考えた方、どなたですか??
(座布団10枚差し上げます)
復讐劇だけでは語りきれない
加害者と被害者における被害者の復讐ではあるけど、加害者のプレストンは自分が同性愛だと認められないところで苦しんでいるんだなと思いました。過剰なまでの筋肉質の体もある意味「ドラッグ」じゃないかと。
結末は悲劇だけど、どこかで2人が幸せになって欲しいなとも思いました。パンフレットを読んで理解が深まりました。
恋愛映画の変化球
惹句ではドラッグクィーンによる復讐劇となっていますが、ベースに流れるのは恋愛映画のテイストですね。
ただ加害者が隠れゲイなので、同性愛嫌悪という真逆の態度を取らざるを得ず、それを逆手に取った脚本がなかなかに面白いです。またSNS、格闘型ゲーム、偽ブランド服など小技も効いています。
被害者ジュールスは当初は復讐目的があったはずなのですが、支配被支配の立場の逆転もあり、終盤は赦しの感情に変わっていると思います。そうでないと再出発のステージで加害者の服をリメイクして使うなんてことはしないでしょう。
復帰ステージは残酷な展開(二人の表情が切ない)ですが、将来へ希望を残すラストが用意されていたと私は見ました。
18禁だし、ゲイサウナの描写などもありちょっと敷居の高い作品なのですが、いろいろ皆様のご意見を伺いたくなる一作でした。
癖どストライクwww
俳優って大変だな。
Straight
ドラッグクイーンの復讐劇という予想できそうでどう転がるか分からない話にそそられて鑑賞。
特典はキラキラポストカードでした。
思っていた方向とは違う方向へ行きましたが、その方向がとても好みかつ面白く、それでいて切ないと来たもんですから観ていた時の感情はわったわたでした。
同日公開の「ベイビーガール」と切り口は近く、今作は加害者と被害者、「ベイビーガール」は上司と部下という構図だったのですが、展開はかなり違うものになっていたのも興味深いところです。
ジュールズとプレストンが再会したのがゲイ専用のサウナという側から見ると異質な環境で、あちらこちらでAFが繰り広げられるという大変(彼らにとっては社交場)な場所での再会で、すぐさま復習を企てるために近づくというのが視線だけで表現されててゾッとしました。
そこから車で出かけたり、プレストンの自宅へ行ったり、一緒にご飯を食べたりとしているうちに、復讐心は据え置きでいち友人として見れるようになっていたのも面白い変化だなと思いました。
立場が逆転していく様子がスリリングに描かれているのもとても良かったです。
最初は主従関係に近い感じでジュールズを支配していくプレストンでしたが、仲間内にゲイである事がバレそうになった時やハメ撮りを隠し撮りされそうに焦ったのをきっかけに徐々に保っていたと思っていたバランスが崩れ出すのもスリルがありました。
ストリートファイターでバチバチにやっている時のジュールズはとても活き活きしていましたし、ジュールズに触れたくてドギマギしているプレストンはもう可愛げのある少年のようでした。
ネイサン・スチュワート=ジャレットの声色の変化や仕草の仕方がもう素晴らしすぎて…。
ドラッグクイーンである時やプレストンと2人きりの時は少し高めの声で、仕草は女性のような柔らかそうな動きをしていて、表情も乙女の顔をしていたりと本当に圧倒されていたところで、男としての振る舞いが来た時のインパクトは凄かったです。
声のトーンがグッと下がって、動きも表情もワイルド寄りになっていたりと演技の振れ幅がギュインギュインしていてハートは鷲掴みにされていました。
ジョージ・マッケイもこれまた素晴らしく、最初は読めない表情や行動に振り回されていたのに、立場が逆転してからの情けなさやなりふり構ってられないと思ってからのアクションだったり、心情の揺れ動き方が静かに、それでいて派手で美しかったです。
R18+か?と聞かれると直接的な描写は特別多くないのでR15+とかでいいのでは?と一瞬思いましたが、めちゃくちゃAFしてたのでそりゃR18+だわと1人で解決しました。
イチモツをア○ルに突っ込むという経験はした事ないですし、するのもされるのも痛そうすぎてご勘弁ですが、好意があればあれも快感になるのかなと今作を見て思いました。
ただ今作のAFは痛そうに見えなかったのは主演2人の感じ方が気持ちよさそうに見えたからでもうお見事としか。
多様性が謳われる現代で、ここまでど直球に恋愛の切なさに昇華した今作のドラマは凄まじかったです。
心情が複雑なラストもこれはこれで味のあるものでしたし、100分ない時間で詰めれるところ全部詰め切った製作陣と役者陣に大感謝。
鑑賞日 4/2
鑑賞時間 13:25〜15:10
座席 D-8
互いの愛を確信して関係が終わる。パーカーがそれを語る。必見!
ジュールス(ドアァグの黒人)がプレストン(タトゥーの白人)に見事復讐を果たした。
めでたし!
のはずはない。
ジュールスがプレストンに近づくのは大変なリスクがあった。
ジュールスがプレストンにハッテン場で再会した時、あの暴力が頭によぎらないはずがない。
映画を観るものにとって、ハッテン場でジュールスがどのような感情でプレストンに近づいたのかは謎である。
その謎が見るのものを興奮させる。
最初の時点で、復讐という計算づくで近づいた、と見るのはつまらない。
それは衝動だったのだ。
暴力とセックスのヒリヒリした重ね合わせが、二人にとって大きな快楽だった。
すぐにでも暴力に転びそうな危うさ。
プレストンの悪仲間がそのヒリヒリを増大させる。
プレストンが自分を愛し始めたという確信が芽生えた後に、ジュールスの復讐が始まり出したのだと思いたい。
自分の身体とプライドを傷つけた相手を愛するために、ネガが必要だったのだ。
SはサービスのS Mは満足のМ
立場の逆転は何の不思議でもない。
逆転の後にプレストンはジュールスを本当に愛し始めたのだ。
逆転した時のプレストンの表情の見事なこと!
ドラァグクイーンの復活(誕生日)でジュールスは黄色い偽ブランドのパーカー(部屋から逃げ出す時、プレストンが返せよといったパーカー)を刻んで衣装にする。
プレストンが本物の黄色のパーカーを贈る。
プレストンは路上で泣く。
ジュールスは血だらけのパーカーを着たまま、贈られたパーカーを抱く。
二人は自分自身の気持ちが本物であることに気付いて、二人の関係は終わる。
なんという切ないシーンであることか。
パーカーという「物」に語らせるやり方は俳句だ。
これぞ映画というもの。
画像をアップできなかったのは復讐は目的でなく関係を続けるための手段だったということ。
ルームシェアの二人もよい。
サプライズでプレストンをパーティに呼ぶ同居人の男。
それを「これがあなたの目的だ」となじる女。
全員の感情は複雑でクリアカットに語れない。
さすが英国。
追伸
やる気もないのにジュールスはハッテン場にいった。
これはなかなかノンケには理解できないだろうと思う。
ジュールスはドラァグの格好の時、プレストンに色目を使われている。
再会した時、自分はこの男のタイプだと、やれる相手との値踏みがあった。
でも、自分がボコボコにされたドラァグクイーンだとバレないかという恐怖もあったはず。
自分がされたら嫌なことをしないだけで、、世界との境界線は変わると思う
2023年のイギリス映画(98分、R18+)
ドラァグクイーンと隠れゲイの恋愛を描いたラブスリラー映画
監督&脚本はサム・H・フリーマン&ン・チュンピン
原題の『Femme』は直訳すると「女性」
物語の舞台は、イギリスのサウスロンドン
ナイトクラブ「ファラシー」にて、ドラァグクイーン「アフロディテ・バンクス」として活躍しているジュールズ(ネイサン・スチュワート=ジャレット)は、ある夜に自分を見ている男性(のちにプレストンと判明、演:ジョージ・マッケイ)に気づいた
男に手を振るものの無視し、どこかへと消えてしまう
その後、コンビニにて男に再会したジュールズは、ゲイであることを馬鹿にされたことに腹を立てて、男(以下、プレストン)が色目を使って自分を見てきたと言い放つ
プレストンは逆上し、仲間と一緒にジュールズをボコボコにしてしまう
見ぐるみを剥がされても、何とか店に戻れたジュールズは、ルームメイトのトビー(ジョン・マクリー)と彼の恋人アリシア(アシャ・リード)に助けられた
怪我は癒えたものの、その日以来店に出ることを怖がるようになったジュールズは、引きこもってゲームばかりをする日々を過ごしていた
ある日のこと、サウナに出かけたジュールズは、そこでプレストンに再会する
ドラァグクイーンの姿しか知らないプレストンは、ジュールズのことを初対面だと思っていた
自分に気があると感じたプレストンはジュールズを誘い出し、そこで体を交える関係となる
その後も逢瀬を重ねるものの、プレストンはゲイであることを友人たちに隠していて、それを知ったジュールズは「隠れゲイであることをネット上で暴露しよう」と思い始めるのである
物語は、最悪な出会いを果たした二人の再会を描いていて、一方はそれを知っている人物、もう一方は「それを隠されている人物」という構成になっていた
これによって緊張感が生まれ、「いつバレるのか」がスリル要素になっているのだが、それはジュールズもプレストンも同じだった
二人とも、相手にバレることは人生のある種の終わりに近いところがあって、特にジュールズは何をされるかわからない
プレストン自身も友人や叔父(アーロン・フェファーマン)にバレると立場を失うし、ジュールズにしたことが自分に降りかかってきてしまう
そんな二人がそれぞれの思惑を隠しながら、本当の恋人のように接近していってしまう
さらには、実はプレストンがMであることがわかり、彼は本当にジュールズを信頼して、愛していた
だが、ジュールズは「彼の知らないところなら良いだろう」と考え、ドラァグクイーンの復帰のライヴのMCにて、「隠れゲイを騙している」と嬉々として話し出してしまうのである
トビーとアリシアによるサプライズは、二人の関係を知らないことによる偶発的なものだったが、たとえ「あの時の被害者」とバレても、その後の関係は続いたように思える
だが、そこで隠れゲイを嘲笑い、隠し撮りをして動画をアップしたと言ってしまうのは、人として終わっている感覚のように思える
それがラストの暴力につながるのだが、プレストンが本気で愛していたからこそ、深く傷ついたと言えるのではないだろうか
いずれにせよ、純粋な恋愛映画として楽しめるので、あとはR18+という過激すぎる描写に耐えられるかだと思う
過激なセックス描写だけに留まらず、ハッテンバのゲイビデオ、隠れゲイ告発動画など、かなりの描写がところ狭しと流れてくる
それゆえに耐性が必要に思えるのだが、ガチの動画とは違うので、かなりオブラートに包まれていると思った
手に負えません!
解釈に困ると、僕の中にある人格のうち小森和子さんが登場する時がある。
たまに、本当にたまに1年に2度3度くらいである。
おばちゃまがスラスラ代弁してくれるのである。
本作のエンドロールを観ながら僕が唸っていると、
おばちゃまが話しだした。
おばちゃま、よく分からないけど、
なんかね凄い映画を観たなぁって、ドキドキしながら、
どうなっちゃうんだろうって、先が気なって気になって、
ハラハラしながら観てたのよ。
主演の2人が魅力的で目が離せなかったわねぇ。
セフレ以上恋人未満。
なのか、こういう心情、僕にはよく分からなくて、
おしり探偵でもないしクレヨンしんちゃんでもないから、分かりません。
おチリの穴にこだわったことも、悪ぶったこともムショのお世話になったこともないので、全く未知の世界です。
隠れおチリの穴フェチ(隠れホモなのかもわからない。本編観ている限りは
男のおチリの穴にこだわりのある野郎、
って感じ)と、
ドラァグクイーン(男からのDVに酔っている感じ?としか見えない)
の手に負えない映画。
小森のおばちゃま。
何度か映画会社の試写室やホール試写の時にお会いして、
六本木のお店にはうかがえませんでしたが、御人柄も可愛い方でした。
素晴らしかった。
昨日観た「ベイビーガール」と導入が似ていて、驚いた。
社会的なモラルと、個人的な性嗜好は全く別に存在していて、しかしモラルを保ち心理的安全性を確保した状態でのセーファーセックスは可能ということを示した「ベイビーガール」。
それと似た題材で、しかしもっと複雑に個人の内面を表出させたのがこの「フェム」である。
終り方は「ベイビーガール」の方が好みだったが、「フェム」の方が何倍も面白かった。というか今年暫定ベスト。最高だった。
最初のパワーゲームもハラハラしたし、段々とプレストンの弱みが見えてくるのがまあ良かった。ここが「ベイビーガール」との違いなのかもね。あのインターンって、本当にオムファタールそのものって感じで、人間味なかった。本当に怖い存在。だからこそあの映画は、夫と健全な行為がラストにくるんだけど。(まあそれも家庭に帰着するというのはやや保守的だが)
フェムは、プレストンの心の闇を描いたことで、社会を描くことに成功したんだと思う。
あのプレストンでさえも、ホモソーシャルな空気に飲まれていただけだと知ったジュールズが、それでもなおプレストンに寄り添うだけでなく、自分の生を心から楽しむこと堂々と生きることを選んだのが良かった。良かったのだが、やはりそれが皮肉な結果を生む。それを見たプレストン側も痛みに気付き、傷つくのだ。二人の出会いを考えると、当然と言えば当然なのだが、どうしても社会を恨まずにはいられない。社会、というか家父長制か。
いやー、でも問題となるのはラスト。
勿論、あの皮肉な誕生日プレゼント(本物のパーカー…)は本当に切なかったし、あのパーカーこそプレストンの存在そのものだったんだ、って気づいて大変上手だなと思ったんだけどさ、やっぱりさ、ハッピーエンドを期待するじゃない……。あの、あとどれだけでも待つのでもう30分続き作ってくれませんか?という心境。もっといける気がした。
プレストンが気にしてるギャングたちの事もやや宙ぶらりんな気がしたし、ドラァグパフォーマー仲間ももうちょい活躍できそうな気がする。そしてなにより、ジュールズとプレストンは殴り合いをしたけど(それも良かったのかもしれないけど)、もっと対話が必要なんじゃないかい!?
あのオープンエンドの先には、我々が勝手に想像していいハッピーエンドがあるんだけどさ、それよりも本当に視覚的に見せてもいい希望があの物語の続きにはあるんじゃないんかい!?
やっぱりああいう形で出会ってしまった二人にそれは許されないってことなのかい……。。
まあそんな願望は置いておいて。
なにを差し引いても本当に最高な傑作でしたよ。ありがとう2025年。
わたしはもう今年けっこう満足した。
痛そう
ナイトクラブでドラァグクイーンとしてステージに上がってたジュールズは、タバコを買いに行った店でタトゥーの男プレストンに悪態をつき、彼らから暴行を受け、その後引きこもりとなった。3カ月後、ジュールズはゲイサウナで偶然プレストンと再会した。プレストンに復讐しようとしてたジュールズは彼に接近し、セッ○スをしていくうちにプレストンの葛藤を知り、ジュールズの感情が乱れ・・・そんな話。
評価が高いけど、どうもBLやゲイが苦手で、汚い話だけど、太いう○ちした時に切れた事を思い出して、肛○が反応してしまった。
23センチって言ってたけど、痛そう、という感想しか持てなかった。
復讐しようとしてた相手に近づく為とはいえア●ルセッ○スした時点で何を考えてるのか意味不明だった。
合わなかった。
痛みも刺激も余韻も強め
サウスロンドンでドラァグクイーンとして舞台に立つジュールズが、自分を襲撃した男に復讐するために近付くというストーリーです。
復讐したい気持ちは分かっていたけれど、ジュールスの本当の気持ちはずっと分からず。ひどい目に遭ったのに相手の懐に入っていったのは少なからずプレストンへの想いが芽生えていたからなのではと勝手に想像しています。
プレストンはマイナスからのスタートだったので、笑ったり、夢を語ったりするところを見るうちに見る目が完全に変わり、バースデーパーティの時には心の中で「やめて~」って唱えちゃいました。
個人的にはあの後プレストンに会いに行ったと信じたい…ダメですかね。
とても良い作品でした。
23cm…Σ(゚д゚lll)
春麗vsシャドルー
ヒャッハーにボコられたドラァグクイーンが、偶然再会した自分を襲撃した男に仕返しを謀ろうとする話。
煙草を買いに行った店で冷やかされ、減らず口で応戦したら、後を追われてボコられて、引き篭もること3ヶ月…久々の外出でそういうサウナに行ったら、なんとアニキがいて巻き起こっていくストーリー。
あらすじを読んでいなかったら、復習しようとしているということが少々判り難い序盤だけれど、アフロディテ・バンクスであることがバレないように、そしてプレストンがキレるラインを越えないように、心のキズと戦いながらご機嫌を伺い、手綱を握る機会を伺い行動していく展開がとてもスリリング。
そしてあらすじ紹介に少々書かれ過ぎだけれど、そこは皆に愛されるドラァグクイーンならではの感情の変化が相まってとても面白かった。
復讐と恋。
イカつくマッチョで見た目は男だけど心は女な黒人ジュールズと、体中墨だらけの悪人白人ゲイ・プレストンの話。
ナイトクラブのショー終わりに店前で一服するジュールズ、道路を挟み向こうから目の合う白人に察し、一服からの買い出しに行った店で再会、ショー終わりの格好(コイツ男だろと)をバカにされ言い返すジュールズ、…にキレる白人から暴行を受け…。
ゲイ同士が出会える店で暴行してきた男と再会、後をつける姿に復讐?!実はタイプ!?と思わせるなかで。
忍ばせるナイフに復讐!恐怖心と好奇心!?SNSで知る名プレストン、高圧的で関係性は白人プレストンが主導権を握り、最初は復讐かなと見せてた行為後のプレストンからの連絡待ちに恋?!ストーリーが進めば対等、主導権が変わり見せる2人の関係性。
悪友の前だと少し偽りの自分、ジュールズの前だと徐々に素を見せ始め甘えを見せたプレストン、ずっと観てて頭にあったのはプレストンは暴行した相手と気づいてる?からの誕生日サプライズでの展開…。
自宅に戻りベットに置かれた本物の黄色いパーカーは切なかった。作品として惹かれ面白かった!
真実の愛を知らない私はまだ本当の自分を知らない
余韻残る映画
ゔーーーん
自分を隠して生きていて、クローゼットのホモフォビアなんてのはさほど珍しくはない。プレストンのような悪い男ならなおさら。
そこを見抜かれたことが事の始まり。
復讐を企てるジュールズは、バレたらボコボコにされるだけでは済まない状況の中、ビクビクしながらも大胆不敵でハラハラしてしまう。
隠しカメラと手持ちじゃ、危険度は全然違うのにバカ、と思っていたら意外な展開に。
ジュールズとプレストンの、それぞれのラストが切ない。
何も知らずにおめかししてきたプレストンが、自業自得ではあるけれど少し可哀想に思えた。そして裏切られた好意は、大きな憎悪に変わる。
もう少し前に心の分岐点があったら、ほんのちょっとのタイミングが変わっていたら、簡単に払拭できない遺恨だったとしても違う結末だったろうな。
映画だと分かっていても、どうにかならなかったのかと考えてしまった。
どっち??
こういうジェンダー系トピックの作品は好きです。
あらすじでは主人公が復讐を目論んで
相手に近づいた末に葛藤が芽生えるように書いてあるけど、激しく求め合う恋人ができたようにみえる。
だからこそ最後はとても切ない。。
『レッドロケット』よろしく主人公が
あられもない姿で街中を闊歩するけど
都合良く、その姿に気付く人はいない。
リアクションする人がいるとエンディングになれないんだろうけど、どちらかと云えばストーリー的な着地点を求めてしまう。
ジェンダー問わずリベンジポルノには
気をつけなければならないし
してはいけないですね。
自身のジェンダーや性的嗜好がマイノリティであるとの自覚から、同類他者へ攻撃的な振る舞いをする人もいるのだなという学びになりました。
全23件中、1~20件目を表示