「重厚で、リアルな吸血鬼映画だった。」ノスフェラトゥ mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚で、リアルな吸血鬼映画だった。
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重厚で、リアルな吸血鬼映画だった。でもなんか面白くない。
映画好き、「ノスフェラトゥ」好きの監督が頑張って作ったけど、凡庸で、結局「映画の神様」は降りてこなかった的な映画でした。期待していただけに残念。
まるで見せ物小屋のように、どでかい音や急なアップの映像で脅かすけれど、話が転がっていかない。
脚本が悪いのか?サイレント映画から映画を勉強すべきでは??
シーン、シーンの凝りようはわかるけど、いまいちセンスを感じない。途中で出ようかとも思った。後半の吸血鬼退治になってからは、ちょっと面白くなった。が、ペストの流行と重ね合わせての作りも怖さというか迫ってくるものがない。吸血鬼はただの鬼のような代物だし…。
センスなく、話は盛り上がらずに終わってしまう。特にラストの朝日が昇るシーンは重要なのに全然ハラハラしない。なぜ? で、ヒロインの献身的な姿も感動させてくれない。
一応ホラーだけど、ハラハラ感はなし。脅かしと、グロだけだね。絵が止まっているような映画だった。
コッポラの「ドラキュラ」(1992年)を見直して、映画作劇を勉強してから出直してこいと言いたい。
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