岸辺露伴は動かない 懺悔室のレビュー・感想・評価
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テレビ版が豪華になってた
登場人物があまりにもテンションが高くて引いた。テレビ版は結構手を抜いてたんだなってわかるくらい。
ヴェネチア行ったらテンション上がるよね。何時もの決め台詞も全然雰囲気違ってカッコよかった。けどお話はやはり弱い。無理やり観光地を見せて駆け抜ける場面なんかはNHKっぽさ全開。そこじゃねーんだよなー。原作者がイタリアに異常に人気なのはわかるけど、そこが見えてこないんだよねえ、コスプレ感が強まってしまった。
イタリアじゃなくても成立可能なんだが、敢えてイタリアロケで撮り上げ...
実相寺アングルに異常にこだわっているようにしか見えない映画
ヘブンズドアが活かされてる
夫婦漫才・・・では決してないんですけど─
個人的にはこのコンテンツ、テレビパッケージがいちばん好きです。原作は読まないんですが、映画やテレビを見ると良さは強烈につたわってきます。
この実写版はそれほど長い歴史があるわけではないのに、漫画を初見したときからの記憶があるので─熟読はしてないんですが出たときは目を通していて強烈なる記憶が─なんか結構長い間やっているような感覚。しかも共演のお二人がゴールインしたこともあり、ジョジョからの流れどころかそれがまた新たな潮流なんていうこともあり、色々と時の流れも感じさせてくれる作品です。
ドラマが好きなのは、二人の絶妙な掛け合いが好きで、もともとのキャラ設定があってこそなんでしょうけど、この絶妙で実写特有のキャスティングと原作にとらわれない演技・演出が非常に良い印象。抜群の相性の良さが現実世界へと反映された訳なので、やっぱこの二人は抜群だと思えるのですが─
肝心のこの映画なんですが、内容は面白い、ロケーション最高、でも絵とか演出面においては素晴らしい環境を生かし切れていない印象で少し勿体ないような・・・自分としては夫婦漫才じゃなくて二人の絶妙な掛け合いを見れればそれでいいですけど─今回も最高でした。でもちょっと少なめ?いつもそんなもんか、むしろ多すぎると作品が崩壊してしまう気が・・・そもそも泉京香は原作にはほとんど出てきていないようなので、テレビが好きとかまったくもって邪道なんですけどねー。もうこうなった岸辺露伴と泉くんが結ばれるようなお話もありなんじゃないかなーと思ったり─
大東圧巻の顔芸にハマる
原作既読につき目新しさや驚きは特に無かったためストーリーそのものへの言及は控えておく。
シリーズとしては次作にあたるが「黄金の風」のイメージもあり、改めてヴェネチア(イタリア)の街並みや空気感との相性の良さを感じ、ほぼロケ撮影だったこともその雰囲気がより増し、世界観維持の助けになったように思う。
大東俊介の品の無さとアクの強さとウザいくらいの顔芸がポップコーンのくだりを頂点とした前半の大きなヤマ場とすると、後半の井浦新、玉城ティナ(イタリア語上手)、主演の高橋一生、飯豊まりえらは特に盛り上がりに欠け、話が淡々と進んでいく様子が少し残念だったように思う。
ただこの世の森羅万象の説明がつかない奇々怪界の「悪意」の様なものに飲み込まれそうになり、手段の一つとしてスタンドを使うものの、露伴が冷静な思考と知性と度胸で回避していくという展開はJOJO本筋と一線を画しているという点を、役者、演出はじめ製作側が深く理解してることがNHKテレビシリーズを通し安定した一級の映像作品になっているように思う。
ヴェネチアへ新婚旅行?(笑)
新婚さんの二人がなかなか劇中で絡まないのでやきもきしてました(笑)
てか、ファーストシーンは携帯電話での会話で始まるのですが。昨年4月に入籍し、この映画のベネチアロケが9月ってことで、お金を払って劇場に足を運んだ我々は結果として「新婚旅行のカンパ」をしたことになります(爆)
とまぁ、イケズを書きましたが、TVドラマからのファンとしてはなかなかいい感じの二人だったし、入籍発表を聞いたときには、おもわず心のなかで拍手喝采したわけですが。
この作品の肝はヴェネチアの美しい風景であり、ヒロインを演じた玉城ティナの美しさであり、戸次重幸の特殊メイクかと思います。
え?映画の出来はですって?私は映画前作の「ルーブル」よりも好きですね。分かりやすかったので。
ヴェネツィアの画力が凄い
見やすい映画ではあるが、VODなどでの予習は必須か。
今年135本目(合計1,676本目/今月(2025年5月度)20本目)。
※ 世界観が割と謎なのですが(外国っぽいのに日本語を話している等)、便宜上日本の法律が適用されているものとみなします。
このシリーズ自体は原作がコミックだったか小説だったと思いますが、去年かに前作があり、原作ファンでない限り前作を映画で見ていても、VODなどで復習しておくのは必須かな、といったところです。
ほぼほぼイタリア?で進む(わりに、イタリア語が出たり日本語が出たり…)展開ではあるものの、ストーリーはわかりやすいし、初めての方でも導入がしやすいようにいわゆる自己紹介パート的な部分もあるし、知らない方は来ないでね状態にはなっていないものの、VODでの予習があると圧倒的に有利かな、といったところです。
おそらく次作もあるのだろうと思うし、作品としても極端に不愉快な表現はないし(気になる点は下記)、今週は迷ったらおススメかなといったところです。いわゆるグッズの類がほぼほぼ売り切れていたのが印象的でした(女性の方が多かった印象。女性ファンの方が多いのかな?)。 ※ 購入数制限が掛かっていてもいくつかのグッズが売りきれ
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/労働基準法違反)
中盤あたり、パンが食べたいという男性に対して労働(部屋を片付けること)を脅迫し強制するシーンが存在しますが、労基法には
第五条 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
…とありますから(この使用者/労働者は、いわゆる企業等でなくてもこのように実態的に労使関係があれば足りる、また、実際に労働しなくても脅迫すればそれだけで成立するというのが日本の判例)、ここの部分が極めてまずいです(労基法では一番厳しい基準。拘禁刑(現懲役刑)が、労基法の中でもっとも重い違反)。ここは何らかの配慮が欲しかったです。
※ ここで脅迫、暴行などが用いられても労基法5条が成立する限り、競合関係論(罪数論)により、労基法5条「だけ」が成立します(このあたり、刑法のお話)。
※ このあたりはどちらかというと社労士ネタですが、行政書士の資格持ちは外国人の受け入れ態勢で社労士との共管業務が明確に存在するので、労基法を全く知らないということはありません(そもそも、民法・刑法以外の法律は「行政法」で、「労働法」は行政法の下位区分になります) ※ 国際公法・私法等特殊な論点は除く。
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(減点なし/参考/イタリア語の2つの be 動詞)
映画の中でいくつかイタリア語が聞き取れますが、be動詞にあたる stare と essere があることがわかります。このようにbe動詞が2つ以上ある動詞は「一時的な状態」と「(例外がない限り)継続する状態」で使い分けます(スペイン語の ser/estar と同じ)。一方で、イタリア、スペインと両方に接するフランスでは etre だけと、いわゆるbe動詞(コピュラという。「AはBである」という「A=B」の = を意味する用語)が2つある言語、1つだけの言語がバラバラなのは言語学の話ですが、ここはある程度知識があると「なるほどな」という部分です。
原作への愛が詰まった力作
分かりやすくて無駄がなくて合理的な物を作っていく現代の世の中において
変人な岸部露伴が大好きです
と言ってくれる方々がとても多くて
おこがましいけれど
岸部露伴として
とても嬉しい
…
舞台挨拶の最後の締めの言葉として
高橋一生さんが語っていたこの言葉がとても印象的でした
演者さんや制作陣の皆様の
作品への強い愛情を感じて感動しました
エンドロールのヴェネチアの夜明けの映像は偶然の産物だそうです
またヴェネツィアに行ってみたくなった
劇場版第2作。
人気漫画家の岸辺露伴はヴェネツィアを訪れてた際、教会で仮面をかぶった男の懺悔を聞いた。それは、かつて浮浪者を殺した男がかけられた、幸せの絶頂を迎えた時に絶望を味わう、という呪いについてだった。そのため、その男は幸福から逃れようとしてきた。そんな男の告白に露伴は、ヘブンズ・ドアを使用し、理解したが、その呪いが自分にも襲って来た。さてどうなる、という話。
舞台挨拶の回を鑑賞。
原作もテレビも見てなくて、前作の劇場版のみの知識だが、ストーリーは理解できた。
出演者が流暢にイタリア語を話していたが、日本人には発音が真似しやすい言葉なので、英語やフランス語よりイタリア語は日本人には発音しやすいよね、って観てた。
イタリアには仕事で何十回も行ってて、もちろんヴェネツィアも行ったことあるが、よくあんな狭い島に多くの人が住んでるな、って感心する。でも仮面屋さんは知らなかった。
機会があったらもう一度訪れてみたい。
岸辺露伴役の高橋一生、担当編集者・泉京花役の飯豊まりえ夫婦の息のあった掛け合いも良かったし、玉城ティナの落ち着いた感じも良かった。
今作は謎解みたいな展開では無かったし、戸次重幸と大東駿介が濃過ぎる演技でちょっとウザかった。
飯豊まりえ、マタニティドレスの様な姿だったけど、もしかしてそうなのかな?
原作にない部分も見事にまとめ上げられた「岸辺露伴」な世界観!
こ、こわ。お、おもしろい
一番を手に入れよう!
どの席にしよう。ジョジョのJだと、Jの5を取って座った。
NHKのドラマ版が良かったので鑑賞。
さすがに映画版は豪華!
べネチアに行きたくなる。街並みや教会の天井画など、どこもかしこも素敵で、そこにキャラクター達がいることですごく絵になる。
高橋一生のヘブンズドア!と言う言い方も各所、イントネーションの違いにウキウキした。
飯豊まりえの明るい笑顔が全体の重い空気を一掃するし、ファッションも楽しめた。
大東俊介のボップコーンのシーンはくだらないものに必死になる緊迫感を楽しんだ。
新郎の背中の岸辺露伴のサインにニコニコしてしまいました!
楽しすぎてグッズ売り場でパスケースも買ってしまいました。これがまたかっこいい!
人生一度きり。幸せすぎることを恐れず、自分にとっての一番を手に入れよう!
実写化というリアリティが浮かび上がらせる原作者の天才性
実写版『岸辺露伴は動かない』の「懺悔室」を観て、改めて荒木飛呂彦という人物の凄さに打ちのめされました。
“リアル”な映像で描かれることで、荒木作品に潜む奥深さ、そして狂気じみた天才性がより鮮明に浮かび上がってくる――そんな感覚に襲われました。
物語に通底するのは、人間が誰しも抱える普遍的な感情や心理。まさに「人間の性」そのもの。
本作では、次のようなテーマが描かれていたと感じます:
・罪悪感と呪い
・"幸せが続くと悪いことが起こるかも"という漠然とした不安
・毒親との関係性
・物事の二面性/表裏一体性
これらの複雑で重たいテーマが、見事に岸辺露伴というキャラクターの世界観と融合し、非常にユニークかつ鮮烈な物語に昇華されていました。
日常の不安が、非日常の中で逆説的にリアルに感じられる――まさに『岸辺露伴』シリーズならではの魅力です。
前作から一貫している、“本物”に対するこだわりは今回も健在。
舞台となったヴェネツィアの美しさと不気味さの両立。
その異様で幻想的な空気感は、『ジョジョ』的世界観と完璧にマッチしています。
加えて、キャストやスタッフの表現力・再現力にも感嘆しました。
漫画からそのまま飛び出してきたような演技と演出。ファンならニヤニヤせずにはいられない再現度です。
個人的に最も印象的だったのは、ポップコーンに群がる鳩たちのシーン。
鳩は一般的に"平和"や"幸福"の象徴とされていますが、この場面ではまるでハゲタカのような、死神の使いのようにも見えました。幸福を象徴する存在が、一転して恐怖を喚起する――幸福と絶望が表裏一体であることを象徴する名場面だったと思います。
最後に:幸せを恐れず、全力で掴むということ
幸せも絶望も、運命なのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。
けれど、それでも私たちは、全てを受け止めて立ち向かっていくべきだと本作は教えてくれたように思います。
「幸せが続くと悪いことが起こるかもしれない」という不安に怯える前に、
“いつが幸せの絶頂かなんて、死ぬ直前までわからない”
だからこそ、全力で幸せになろう!
そんな言葉を、自分の中にそっと刻みました。
実写版の泉京香は心の師です。
それにしても、高橋一生
フランス語に続きイタリア語まで流暢すぎて怖い(素敵)
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