8番出口のレビュー・感想・評価
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ホラー以上に現代アート
これが、賛否が分かれる所以でもあるのだろう。
■現代アート?
まずは、前日譚も後日譚もなく、原作の舞台である地下通路をきちんとメインとしていることを称賛したい。
映画オリジナルの設定として、地下通路外で登場する「ある女」(小松菜奈)。「迷う男」(二宮和也)と別れた後に子供ができたことが分かり、結婚を含めてどうするのか。これだけでも、地上で長々とした人間ドラマが作れたはず。それを電話での数ラリーで説明して終わらせ、「異変」へと鮮やかに繋げた。
地下通路で登場したのも、「迷う男」への選択を迫る「異変」としてであり、「迷う男」の心情を吐露させ、変化を表現するための装置として用いたのみであった。
そして、安易に後日譚を付け足すこともしなかった。「少年」(浅沼成)に繋がるまでの紆余曲折を後日譚として描くことだって出来たはずなのに、未来の描写をワンシーン入れ、「少年」と「迷う男」の繋がりを示すに留めた。
原作にも登場する「歩く男」。映画では、「歩く男」(河内大和)にも「歩く男」のストーリーがある。セリフや説明の少なさを「歩く男」と「迷う男」の対比で補うのが素晴らしい。
そして、これらがシームレスに繋がる美しさである。(これと、大画面で他のことを一切しない環境下での鑑賞が大きな没入感を生むので、CMでぶつ切りにされる地上波放送はもったいないと声を大にして言いたい)
何よりも全員芝居が上手い。
ゴテゴテと装飾せず、あくまで地下通路を主題に描いただけでも及第点であるのに。
推測できる要素を過不足なく配置。脚本のないゲームから、地下通路を人生と重ねて意味づけし、ストーリーを生み出し、作品にメッセージ性を持たせる上手さ。
一方で、謎は謎のままに。時空の歪みや軸の交わりなどの超越的なものは超越的なままに。無理に説明しようともしない。
原作を壊すことなく、二者択一を繰り返す地下通路を過不足なく描き切った手腕は、実に見事だ。
それから、ボレロと黄色一色で始まり、ボレロと黄色一色で終わる本作。エンドロールのボレロでは後半にかけて明るくなっていく。不気味、警戒、絶望といった印象から、次への可能性や希望へと変わる見え方もまた、美しかった。
最早、現代アートと言って差し支えないのではないか。
■ハマらない?
さて、本作の予告はややホラー色強めであったが、スリラーやホラーを期待して観ると、それよりも風刺画的側面に肩透かしを食らった気分になるのではなかろうか。
一方で、原作ゲームの「異変」を想定していると、思った以上にホラー・スリラーである。
また、1人で迷うということは会話が少ないということである。即ちセリフの体をした説明も少ないということである。キーワードや推測可能な描写は散りばめられているが、観客がある程度推測しながら観ない限りは、「意味不明」という印象を抱きかねない。能動的な観方を求められるため、受動的に作品を享受するだけでは面白くはならない。
以上から、ハマらない人にはハマらない作品であることは否定できない。
では、原作ゲームを反映できていないのかというと、そういう訳では無い。
原作ゲームの「異変」を大きく分けると「ジャンプスケア系」と「間違い探し系」の2つ。これらがホラーで味付けされている。
原作ゲームをプレイした際に感じたのは、閉塞感、「視られている」怖さ、ループする絶望だった。本作でもこれらはきちんと反映されているように思う。
あの地下通路を単なるホラーとして処理せず、自分の「罪」と向き合う装置として意味づけしたことで、スリラー・ホラーで終わらず、人間ドラマや社会風刺を盛り込んだメッセージ性を持たせることができている。映画にする意義というものだろう。
また、「異変」の中でも「間違い探し系」の特に分かりにくいものは映画ではあまり登場しなかった。ゲームにおいては、これらを見逃しては絶望し、「異変でない」と判断した基準が揺らいだり、的外れな解釈から抜け出せなかったりするのが醍醐味であり、実況配信というコンテンツで面白くなるミソでもある。しかし、これは時間の許す限り何度も周回し、時にはスクリーンショットを撮って比較できるからこそである。
一方で、映画においては、「迷う男」が一から十まで自分の思考を語る訳にもいかず、地味な異変を見つけるまで周回するのでは冗長極まりない。故に、難易度の高い「間違い探し系」の異変は、見逃して0番出口に戻った描写を導入時に挟むくらいが限度となる。(本作2周目の「異変」が何であったかアングル固定もあって見つけられなかった)
おそらくは、割愛されているだけで、「迷う男」も「歩く男」もこれらの異変に引っかかり何度も0番出口に引き戻されていることだろう。でなければ、あれほど疑心暗鬼になり、絶望や恐怖、怒りが臨界点に達して爆発したりしない。
そして、「異変を見逃した」ことが観客に確実に伝わるようにするには、客観的に分かりやすい異変を見逃す描写の方が適している。
同時にこれは非常にリアリティのある描写でもある。
というのも、「異変」を探すことを目的とし、いつでも終了可能なゲームプレイヤーとは異なり、地下通路で「異変」探しを余儀なくさせられるのは、特別な洞察力や記憶力もないごく普通の、それも何がしかの目的をもって地下鉄を利用していた一般人である。突然あの地下通路に閉じ込められ、脱出するためには進む他なく、写真を撮っても潰されるため己の記憶力を頼りに、体力と精神力を削りながら周回するのだから、明らかな異変を見逃すのも現実的な描写である。
試験中でも2×3=5と計算したり、解答欄をズラしたり、問題文を読み落としたりするのだ。追い詰められた状況下での見落としなんて、実にリアルではないか。
それに、一度気になった所や「異変」があった所はまた何かあるのではと気になる所もとても共感した。
原作ゲームでも、「異変」を遠目に見て引き返す慎重派と、「異変」に突っ込んでいくかのようにまじまじと確認する好奇心旺盛派など様々いただろう。同様に、いや実際にその状況下にいるからこそ、「迷う男」は硬直し、確認したり、フラフラと進んだりと様々な行動を取った。
間違い探しホラーゲームであるが、生身の人間がその状況下に陥った時の反応をリアリティをもって描き、地下通路を主題として逸れることなく描き切っている。原作ゲームの映画化として十分すぎるほどだろう。
原作ゲームのどの要素に焦点を当てた映画を期待していたかによっては、期待外れも致し方ないだろう。しかし、原作ゲームをプレイしていたなら、あの地下通路というシステムの解釈や「歩く男」のストーリー、映画全体のループ構造は十分に楽しめるのではないだろうか。
■喘息?
発作時の喘息吸入薬(SABA)、途中で捨てて良いのか問題。
そもそも、喘息吸入薬はβ2刺激薬といい、気管支を広げる働きをする一方で、心臓に鞭を打つように働かせる薬。そして、発作時には短い時間で強く効くものを使うため、短時間に過剰に使用すると不整脈や心停止のリスクがあり、あれほど高頻度に使うものではない。(止まらなければ救急車を呼びましょう)
以下に添付文書を抜粋する。
発作発現時に限り、通常成人1回2吸入で、通常3時間以上効果が持続するので、その間は次の吸入を行わないこと。1日4回(原則、成人8吸入)までとすること。
ここで本作に戻ると、「迷う男」は数十分で3〜4吸入はしており、これ以上は推奨されない。また、発作の出現も心因性の可能性が高く、「ある女」の妊娠が発覚して父になるか問われる状況、地下通路から出られない状況に対して発作が出るほどの心的負荷がかかっていたと分かる。そして、一度気が狂れ、地下通路に向き合うと前を向き始めてからは大きな発作は起こしておらず、「迷う男」の成長や変化のバロメーターとしても喘息は機能していることが伺える。
■感想として、本作を解釈をしてみる。(ガッツリネタバレ)
冒頭で、「迷う男」は、赤子と母親を怒鳴るサラリーマンに、我関せずな周囲という「異変」に気づきながらも見ぬふりした「罪」を犯す。
そして、災害や戦争に関するニュースやSNSをスワイプして「なかったこと」とする「罪」を重ねる。
地下通路での「異変」は、人生における累積「罪」を顧みさせ贖わせるために存在するのだろう。
これらを突きつけられながら、「父となること」と向き合い、変わりゆく「迷う男」の様が、原作を壊すことも装飾過多になることもなく描かれている。
少ない説明でこれを描くのに重要なのが、「歩く男」のパート。
「迷う男」と「歩く男」の対比は鮮やかで、これらを「少年」を介してシームレスに繋げるのもまた鮮やかである。
例えば、「迷う男」と「歩く男」が同じように臨界点に達した場面。
器物損壊し当たり散らした後、鞄をしっかりと拾った「歩く男」。
対して、警告色一色に気が狂れ、吸入薬が見つからず、荷物を全て捨てた「迷う男」。
現世への執着やちっぽけなプライドなどを象徴し、「自分」を変えられるか否かの対比であるように受け取れる。(それでもスマホは捨てないあたり、現代人の業というか、それほどまでに必需品と化している証左か…)
「罪」と向き合い、変えられなかった男と、少しは変われた男。
その結果が、囚われたか、再(re)ループか。
8番出口(8→)以前で現れた天へ続く階段へと引き留める「少年」を振り払い駆け上がった男は囚われた。(Bad End)
「少年」を守った後に辿り着いた8番出口(8→)最後の直線に入る前に「異変」として現れた地下へ戻る階段に足を進めた男は、振り出しへと戻された。(Continue…?)
余談だが、「少年」は犯した「罪」の少なさ故に、罪悪感や恐怖を感じる異変が少なく、津波から助かった後、True Endへと歩めたのではないだろうか。
「迷う男」は"Test",「歩く男」は"hell",「少年」は"he"とあったように、「迷う男」は試されて辛うじて及第点、「歩く男」は囚われ、「少年」は地下通路にとって問うべき「罪」のない「少年」でしかなかったのだろう。
振り出しに戻された「迷う男」は、冒頭の時空へのループを悟り、赤子と母親を怒鳴るサラリーマンに我関せずな周囲という「異変」に対して、行動するという選択肢を取…
ろうとしたところで黄色一色のエンドロールとボレロが始まる。
鮮やか〜。
やり直した分岐の先で、彼は無事脱出出来たのか。それとも、8番のりばへと舞台が移ったのだろうか。
削ぎ落とされた美しさ。故に、解釈の余地に富んだ良作。いや傑作である。
好き嫌いが別れる作品かなる
ニノや他の俳優さんの演技は素晴らしいと思ったし個人的にいいなと思ったのは歩いてくる男性目線があったのはすごく良かった
ただ設定が結構曖昧で中途半端だなと感じてしまう
過呼吸で吸入器使わないと倒れてしまいそうになっていたのに途中からケロッと進んでいたり、この設定必要だった?って思う点もいくつかあってモヤモヤする事が多かった
世にも奇妙な物語のロングVer.みたいな映画
決めたことはやれ。責任を持て。善人であれ
TOHOシネマズ上野で鑑賞。
東京メトロ協賛で電車広告が大々的に行われていて知りました。
ゲームを知っているからか、特徴的なアングルで終始目が離せませんでした。
ニノの演技がいい意味で観ててイライラして、特に咳が耳に障りました。
低予算ゲームのヒットと世界観を最大限利用した低予算映画としては面白いですが、重厚感やストーリ性は期待できません。時間も短く95分で、もうひと盛り上がりを期待していたところで終了。
映画を観た後に「決めたことはやれ。責任を持て。善人であれ」というメッセージを伝えたかったのだと理解しました。
総評としては、ゲームと広告が無ければ観てなかったです。
他の川村元気作品が良すぎるせいで相対的には微妙な印象でう
ニノの演技力を観る為の作品
プロローグもエピローグも薄く作品を安くしてしまっていると思う。もう少し登場人物にせまる映像があった方が入り込めたと思う。
作品の中心でもある地下鉄通路がキレイすぎてミュージックビデオのように見え、集中が途切れる感じがあった。
作品全般、全体、ニノの演技力で収まった感が否めない。ニノファンは是非観てください。
全てが惜しい
CG、演者の演技力は文句無しだったのだが、展開の全てが惜しすぎる。説明すべきことと、説明しなくていいことが多すぎる。例えば8番出口が現実からの逃避また、現実からの向き合い立ち直るための世界なら最後の電車で起きたループの必要性が分からない。(続編のゲームを登場させたいだけ?)確かに赤ちゃんを救えなかった後悔はあったかもしれないが同じような展開を解決させるだけで良かったと思う。
次に少年の正体について言及しすぎだと思う。
少年の正体はもっと匂わすだけで良かったと思う。海のシーンなど顔を映したせいで主人公との関係が明確になってしまっている。また少年の存在についての言及が少なすぎる。異変とカウントされない辺りプレイヤーではあるが別の時間軸からきたのか、主人公の想像からきているのか正体の言及がない。もしも別の時間軸の存在なら母親と再会するシーンがあってもいいと思う。
全体的に日本ホラーあるあるの急に爆音流して驚かしとけというよくない文化を感じた。別に怖くないのにずっと不快な爆音垂れ流していた。
最後にシンプルな疑問として↓矢印の階段は異変では???
短編映画で充分かな
設定は面白いんだけどオープニングの時点でエンディングが予想できてしまうところが余計。若干説教くさいところも鼻につく。ヒカキンのカオス出演もあんなに目立ってしまうと伏線かと思わせてしまいストーリーに集中できない。
いっそのこと迷い込むところからの短編映画に割り切った作品で直球勝負した方がいい気がした。迷路に迷い込むのにいちいち理由なんていらない。だって今の世の中そういうもんだもん。
時間軸のご都合だけは頂けない
原作ゲームは未プレイですが、場所がループしてる話をどうやって90分も持たせるのか、それを見事に達成出来ていたら超名作だなと思ったのでスクリーンで確認したかったです
しかし、歩く男(視点)パートと子供(視点)パートを作って尺の水増ししたことで時間軸もまるでループしたように話を繋げてましたが、あんなの画が繋がってるだけで本当の時間軸は狂ってしまってるから、残念ですけど超ご都合の駄作だと感じました
歩く男の視点を有りとするならそこにも毎周ニノも登場してなきゃいけないです
それをやるともうグチャグチャになるから敢えて登場させないで必要な役割だけを勝手に女子高校生に差し替えて最後は子供に繋げて強引に元通りにニノに戻す
尺稼ぎの超ご都合です
しかも女子高校生はニノの視点には一切出てこないし…
歩く男がパラレルワールドだとしたら女子高校生がニノの方に出なくてもよくなるのですが、逆に同じ子供が両世界線に登場することが不自然になるし、歩く男パートがどうしてもしたいなら別で映画第二弾にすればよかったです
だから尺稼ぎのご都合でしかないのです
さらにこれをやったことでニノの話(感情)も観客の興味も分断されてます
アカデミック作品としてもエンタメ作品としても駄作決定でした
伏線ネタとか暗喩ネタの考察はしませんけど、津波と耳のネズミはちょっと強引な舞台装置だと思いました
現代で地下鉄の世界観にある物や人、地下鉄で起こりうる現象、それに赤ちゃんとか父親母親から連想されることだけでストーリーを起こしてくれればなと
津波は強引に解釈するとニノが被災者でニノの父親はニノを助けて自分が身代わりで死んだのかなと
だから今度はニノが身代わり覚悟で子供を救う決断をしたのかなと解釈しました
それも情報足りてないから作り手が意図したことか分かりません
観客をビックリさせたいだけで津波を出して登場人物を溺れさせたのならクリエイターとしてはけっこう最低です
(プロデューサーでしたがスズメの戸締まりでも津波でやらかしてるから再犯だし)
あと耳のネズミ、これは出てくる理由が一切理解出来ませんでした
いきなり停電させて化け物ネズミで観客驚かそう、ぐらいのネタならこれもレベル低いなと
冒頭のスマホでタイムラインに流れてたから許されるというものでもないですよ
脚本家と監督補が佐藤雅彦の弟子でしたが、私が関心した部分のほとんどを考えてるのが佐藤雅彦の弟子だったらどうしようと不安になりました
川村元気は自分が映画監督だと世間から認められたかったら、佐藤雅彦の関係者が1人もいない環境で映画を作るべきだと思いました
佐藤雅彦の弟子も15分ぐらいの実験映画しか1人では作れなそうですが、90分のエンタメ作品を1人で作れるかやってみればいいと思いました
映画監督集団5月の力を借りなければ映画監督できないなら川村元気は今後一生プロデューサーをしていればいいです
観客は多かったですが、それはニノとかジャニーズファンの女性と同伴者が多いからで、もしくは原作ゲーム好き男子で、この映画自体や川村元気のファンはいないと感じました
帰り際に駅まで歩いていると、ガッカリした観客の溜め息や批判が何度も耳に入って来てました
内容はほぼ同じなので、自分がループしてるのかと思いましたよ
映画と一緒で私のレビューも最後が蛇足でした
蛇足だけど、もう一言いいたい
福田雄一と一緒で川村元気も客入りはいいけど駄作量産機の道を歩んでますよね
評価がはっきり分かれる映画
二宮くんが好きで鑑賞を決めました。原作ゲーム未プレイ勢です。
ストーリーは人生を考えさせられる内容であったと思います。
ちょっとした選択肢の違いや違和感で自分の行動が良い方にも悪い方にも変わる・変えることもできる。
人生は迷いと選択の連続で、それが良いか悪いかは誰にも分からないし決められない。正解もない。
時には濁流のような凄まじい出来事や感情に押し流されることもあるでしょう。
偉そうに語るつもりは全くありませんが、そんな風なメッセージ性をわたしはこの映画から感じました。
映画自体の感想としては、わたしは観て良かったと思います。
ストーリーは起伏がなくわりと単調に進むので、お子さんは飽きやすいかもしれません。
ただ、序盤の二宮くん視点のカメラワークはとても画面酔いしてしまいました。また、臨場感を出すためなのでしょうが、映画全体を通して画面揺れが多く、見ている途中で目と頭が痛くなってしまいました。
また、最初にタイトルが出るときに真っ黒い画面から急に真っ黄色の彩度明度が高い画面に切り替わるため、そちらも目が痛かったです。
この2点がとても残念でした。画面酔いしやすい方は鑑賞注意だと思います。
8番出口というループ体験
一躍話題となったホラーゲーム「8番出口」を映画化した今作。自分はこのゲームをプレイしたことがないですが、実況を見ていたので大まかな展開は知っていました。予告の段階から思っていたのですが、ゲームの再現度がかなり高く、上品質な映画に仕上がっている。特に、おじさんのクオリティは群を抜いた出来。異変の多彩さや、ニノの演技もめちゃくちゃ良かった。過去の深掘りに対しても、あまり説明せずにサラッと流しているところには好感を持てました。
ただ全体的に見ると、賛より否の方が大きいというのが個人的な意見。そもそもゲーム自体が映画向きじゃないと言ってしまえばそれまでなんですけど、気になるところが多かった。
まず、ワンカット長回しの多さ。ゲーム視点で入るオープニングのシーンや、ニノが絶望するシーンは良かったのですが、それ以外はあまり意味がなかったし安っぽく感じた。また、途中で少年とともに脱出を目指す展開は、人間ドラマを強引に作り込もうとした結果の果てのように思えて、ゲームの持つ孤独感や不条理さを損なってしまっているように思いました。ホラー映画の新しい挑戦という面でも、やや乏しい作品。
そして、重要な怖がらせ方の部分。今作は異変によってもたらされる恐怖がほとんどだと思うのですが、そこの怖さがイマイチでした。おじさんが背後に立っているくだりで3度も振り返ったり、暗転からのネズミの襲撃でその場に立ち止まっていたりと、やや気になる部分がありました。おじさんの視点に切り替わるところも面白くて良かったのですが、そうすると今度は怖くなくなるんですよね...。喋らない不気味な感じが個人的には好きだった。
とりあえず短編にして、バックボーンを入れずに、脱出劇を描く。そして、脱出したあとに、あの空間は何だったの的な終わりにすれば、自分の好きな作風に仕上がっていた気がする🤔
ストレス溜まりまくり
ゲームを無理矢理映画にしたのでやむを得ないのかも知れませんが、突っ込みどころ満載。
まず、主人公が喘息であることの意味不明。しかもいつのまにか喘息が治ってる。
そして、唐突なタイムループ。異様に冗長な間の取り方。
何より同じ繰り返しが見るものを飽きさせる。
ラスト出口を出たにも関わらず電車のホームって!兎に角ストレス溜まりまくりの映画でした。
ゲームがやりたくなった
8番出口というゲームがあるのは知っていたがやった事はなく、この映画を観てやってみたくなった。
ゲーム要素としての内容はまぁ面白い。
ただ二宮の喘息設定は観ていて疲れるからやめてくれ。
そして、一方向で同時に確認できるのをいちいち振り返って戻って確認したり、
異変に気づいてもさっさと戻らんかったり、とりあえずパッパと歩け!!!
そして子どもが止まってるのにもかかわらず二宮がドアとか文字とかの異変をちゃんと見ずに進むからイライラする。
ちゃんと確認しろよ。
主人公をおじさんにするんじゃなくて、もっと見栄えの良い若くてイケメンの男の子を起用した方が良かったのでは??
なんかビジュアルも疲れ果ててるし咳やらしょっちゅ倒れるやらで、観てるこっちも疲れてくる。。
普通に進んでくれ。
子どもを出して家族愛ネタ?みたいなのもあんまり刺さらなかった。
親の責任とれなくて電話での返答も曖昧な男だと中途半端だと思う。
もっとホラー要素とかゲーム性もたせてほしかった。
そしてこれはどういうことだったの?的な謎要素が未解決で終わるから後から考察を見てみないといかん。
まぁ中身は全くない映画だったがゲームは楽しそうではある。
そしてエンドロールでヒカキンの名前が出てきてビックリした。
どこにいたのだ?!
ちゃんと軽く調べてから観るべきだったかもしれん。
8番ラーメン
映画とは関係ないですが、石川県発祥で「8番ラーメン」というチェーン店があります。私が住んでいる東海地区にも店舗がありましたが、数年前に閉店してしまいました😭。北陸3県がメインなので、他の地域の方は知らないでしょうね…
原作未読。ゲームも未経験です。開始から30分くらいは、ワクワクしながら鑑賞していましたが、同じような展開が続いているので途中から退屈してしまいました。
度々出てくる赤ちゃんの泣き声や二宮さんの喘息で咳こむシーンが??でした。(←咳こむシーンは映画のストーリーとどういう関係があったのかしら?)
小松菜奈さんが少しだけ出ていたのが良かったです。
ラベルの「ボレロ」が流れますが、映画が退屈だったので「そういえばC・ルルーシュ監督の愛と哀しみのボレロという上映時間が長くて人間関係がよくわかんない映画があってラストのバレエのシーンだけは感動したなぁ」ということを心の中で呟いている自分がいました。
8番出口。映画化お疲れ様でした。
8番出口は、軽くゲーム実況を見たくらい。
まず、ストーリーで謎が多すぎる。主人公が喘息の理由とか、おじさんルートの色々とか、なぜこの時は子どもは喋らないのかとか、波に攫われてどうして生きているのかとかとかとかとか、、、、、、。
あとは、ホラー要素。ゲームで実際にある演出なのか知らないけれど赤ちゃんや奇妙な生物のホラー要素は必要だったのか、、、。ホラー苦手なので普通にビクッとするので嫌だし、その割には怖すぎることもないし中途半端。
意味深なことは多いけれど、説明はなくこちらに考えさせようとする作品。
個人的には、起承転結は謎だし考えさせるにしても投げやりが多い。この作品にストーリー性がないと成り立たないのは分かるけれど、ストーリーが必要かどうかレベルでモヤモヤしてなんだかなぁって感じ。
まぁ、8番出口の不可思議感や0に戻った時の絶望感とか緊張感もろもろは伝わってきたので、この作品の映画化ということに関しては、そこそこいいのかなって感じ。
アマプラとかでテレビで見るくらいでいいかも。
酷評もあるけれど…
楽しめました。
ただ、レビューにもよくあるように途中で少しだれてしまうかなと。
それを俳優さんたちの演技や最後に向けての物語構成がカバーしているなと感じたので、結果的に観て楽しめる作品だと思いました。
途中の暗くなって、ネズミ?みたいなのが出て来る辺りはよく分からないというか、もっと他の異常を作れなかったのか?と思いましたが、原作のものなのか?分かりませんが、あそこはよく分からず。なんかグロいの苦手な人は無理なのかも。
途中、子役の男の子の歩き方が可愛くてホッコリ癒やされました。
最終的にはハッピーエンド?で終わるような内容で一安心。男の子も無事なようで良かった。
最後は二宮が「歩く男」に成り代わるのかなぁなんて思って見てましたが、現実世界に戻れて良かったと、ここも一安心。
機会があればもう一度みてもいいかなと思います。次は分からなかったヒカキンを見つける目当ても含めて。
タイトルなし(ネタバレ)
このゲームはやった事がありませんが二宮和也主演の為即決しました
賛否両論の意見が多々ですがとても考えさせられる作品でした
何故ループに巻き込まれてしまったのか?恐らく意味があるのでしょうが見つけられず
地下鉄の中で出会うおじさん(河内大和)が怖すぎる⇒この人の物語は必要???
出てくる異変が絶妙⇒これは面白かった
最後の津波も必要なのか???
小さい子供はまだ見ぬニノの子供なのか?
8番出口から地下鉄につながったって、冒頭のシーンになったって事は・・・恐らく異変に気が付いてって事なのか?
私的にはなかなか面白い映画でしたが小松菜奈の登場シーンが少な過ぎ~(笑)
裏テーマにゲンナリ…
ニノが大袈裟な感情演技をやればやるほど観客は興醒めしてしまう。原作ゲームのイメージでホラー目的で観た人には合わない作りで私には合わなかった。
静かに淡々と進む中でゾクゾクする恐怖を期待していたのですが、川村監督は原作ゲーム未プレイなのかな?と思うほど「ガワ」だけ使ったいつもの川村作品でした。それならもうオリジナルでやればいいのに…
別れた恋人に子供ができて…って四十過ぎの男を主人公にするには幼稚な裏テーマで正直そこにも興醒め。子供を持つかどうかも決められないようなら無責任なことするんじゃあない、と内心説教をはじめたくなる展開でまったく感情移入出来なかった。
ここまで分かりやすく説明しないと、現代の邦画は成立しないのかも知れませんがおじさんのパートが完全に蛇足すぎて本編60分ぐらいでまとめた方が名作になったのでは…?
子役の演技と全体的に雰囲気は出てたのでそこは好きでした。
おじさぁんッッッ!
おじさんにストーリー持たせないで!!
辛いやろが!今後ゲームするのが!
感情滅されたオブジェクトの1つたれよ!!!
俺たちのおじさんに起承転結は要らないの!!ヤメテッッ!!!
津波表現やりすぎ。何故あそこまでやった。
喘息もらう。頼むから薬だけはポケットに入れてくれ。
子供立ってただけで秒で引き返すのに、停電と警報は一度立ち尽くすの何故だよ速やかに引き返せよ。
あとは素晴らしかったです。
ありがとうございます。
主演がニノなおかげで、「まあニノなら不定の狂気に陥る前に攻略始めるな、分かる」となるので、「何処だよここォ!」とかなる前に冷静に写メり始めても納得しかありませんでした。解釈一致。
ずっと緊張感がありながら主役の成長もストーリーに落とし込まれていて、よくあの単純(そこがいい)なゲームに肉付けしたなと感心しました。
男の子が1人で進んでその結末が分からない時も、「大人より安心感あるんで多分抜け出せるわ、おじさんとは違う」という不安の残さない結末。素晴らしい。
目が動くのとかドアノブが真ん中にあるのとか引き返せ引き返せ引き返せとか、大好きな異変も出てきましたし、嬉しい!
この床見たことあるぅ~~から入るオープニングも好きです。
満点!
でもおじさんにストーリーをつけたので減点😡
(いや正直ニノと対になってて良かったけど良かったけど…)
ちゃんとホラー
俳優は一級品です。
小4 の息子と見たんだけど、各シーンの意味をあまり理解できていなかった様子。
ちゃんと大人が見ればわかると思います。
(たとえば男の子は最初顔に傷を負ってたけど おじさんと行動するシーンの最初は傷がなかった、蛍光灯がガチャガチャだったり奇妙なネズミは最初のスマホのシーンに登場している、 など細かい描写 は小4は見逃していた。自分もなにか見落としているかもしれない。)
最初から最後までどのカットも意味がある。
どのカットも意味があると思って見てください。
結構疲れるので、90分という長さもちょうど良い。
● 展開はかなり練られている。
● ゲームをちゃんとプレイした人と同じように指差し確認するのは笑える。細かい仕草が結構笑える。
● おじさんも二宮もくじけずにとちゅうでへこたれるけど 前に向いて進む。 がんばれと応援したくなる。
● 赤ん坊の泣き声って、元来、人を不安にさせる効果があるんですよね。赤ん坊自体に意味があるテーマだったけど、ホラーには合ってると思う!
● 二宮の咳とスマホが圏外になるのは苛つくね。だけどホラーだから! と思えば悪くない。
蛇足:
強いて言えば二宮和也の手が映るシーンがあるんだけど、40代は隠せない。役より手が老けていた笑
日常が侵食されます
原作リスペクトのカメラワークや音響が楽しかったです。
閉鎖された映画館だからこその(いい意味で)不快な体験ができました。
映画館出た後も気づいたら異変探ししてしまいます。
しばらく地下鉄乗りたくないです。
異変JKが地下通路が地獄か煉獄かの言及をしていたのは、映画オリジナルの後付けかもしれないけど考察の余地があって面白いなあと思いました。
8は仏教でいうところの八大地獄と数字がかかっているのでしょうか。
自分の罪を悔い改めたり回心すると現世に帰れますしね。(輪廻転生?)
そうすると、ニノのイマジナリー息子も無垢な心を持った存在として、地獄でさまよう人を救済する仏に見えてきます。考えすぎたのかもしれませんが。
行動を共にすることでその人の善性が試されるところも面白かったです。(おじさん…)
彼は今も次の迷える人のところに現れているのかもしれません。
キッズなのにRTA勢みたいな異変発見速度してて笑いました。
でも、原作のシャイニング的異変は謎の力が働いたのか、なくなっていたのが少し寂しかったかもしれないです。
批判は免れない作品
主人公が、子供を育てる決意を固める話。
時系列の比較では、母子を怒鳴りつけるオヤジを無視してたニノが、オヤジから母子を守れるように変化する事で表現されている。
場面での比較では、子供に優しい「おじさん」が、最後に子供を見捨てるのに対して、ニノは洪水が来ても見捨てない事で表現されている。
父親のいない主人公が、子育ての自信を手に入れる様が描かれている。
一方、そういった監督のやりたい事をやるために、原作からは改変が加えられている。
日本だと、映画「鬼滅の刃」が絶賛されているように、原作をそのまま再現する事が是とされる。原作から1ミリでも変えると激怒する輩が一定数いるので、批判は免れないか。
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