8番出口のレビュー・感想・評価
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最後の終わり方もよかった
ゲーム世界の裏側を覗いた気分〜♪
最後、彼がループから抜け出せたか否かは分からないけど、きっと今の彼なら大丈夫だろうなと思えるラストで、シンプルなループものでここまでもっていけるのか!とちょっと感心してしまうくらいよかった。
でも、びっくりしたシーンで4DXかってくらい跳ねちゃって恥ずかしかったです。
ひとりの男が、子供を育てる覚悟を持った大人の男に成長する物語
[60代男です]
予告編を見て、これは「CUBU」の成功後、特にアメリカを中心に低予算で作られ続けている、ひとつの場所から出られなくなるというワン・アイディア・ストーリーのひとつだと思った。
実際そうなのだが、本作は別れた元カノの存在を加えることで、まったくレベルの違う傑作になっていた。
全体は、ただの間違い探しをデスゲームっぽい雰囲気でやるだけ。
それでも、イニャリトウ監督作品を思わせる長回しで撮った映像は、日本製とは思えないほど高級で立派。
話も、途中から視点が変わることで、より興味が持続する。
出てくる幼い少年が、口がきけないわけでもないのに、助言すべきところでも何もしゃべらないのはイライラさせられた欠点だ。
しかし、何より特筆すべきはラストシーンのうまさ!
二宮和也の思いつめた表情、それをあの瞬間で終わらせる演出。
心をつかまれて感動した。
普通に母子を助けるところまでやっていたら、こうはならなかった。
普通の映画なら、ああ面白かったとそこで気持ちに区切りがついて終わるのだが、本作はこのラストシーンの演出のために、主人公がこのあと元カノと連絡を取り、幸せな家庭を築いていく未来が広がっていくのだということが、エンディングのボレロを聞きながら、心の中にじんわりと広がっていき、幸せな気持ちになれた。
こんな観終わり方をした作品は初めてだ。
こんな感動は初めてだ。
素晴らしい。
ホラー映画なのか?少し中途半端
この監督が今までどういった作品を作ったのか存じ上げないので分かりませんが、ホラー映画にしては怖さがわざとらしく、全体的に怖くしよう、怖くしようという演出が少々くどいというか、大袈裟に感じた。
もっと不気味さと理不尽さに全振りして、ただただ気持ち悪いだけのシーンは不要だったのでは。
全体的に行動に意味を持たせすぎというか、なぜここに迷い込んでしまったのか、どうして脱出できたのかに意味を持たせてしまったせいで、少し説教くさく感じたし、結局地上に出るシーンはないので、こういった映画特有のラストの爽快感が全然ない。
最後の方で主人公が死んでしまったような描写があって、実は生きてたんかーい!となるシーンがあるが、あそこはそのままにして男の子が代わりに地上に出られてめでたしめでたしのほうがスッキリと見られたかも。
冒頭から喘息持ちの主人公の苦しそうな呼吸音から始まり、それが本当に苦しそうでこっちまで苦しくなってきて、全然映画に集中できない。観客の共感性を舐めないでいただきたい笑
そして男の子が妙に主人公と似てるので笑、最初からもしかして息子?と連想できてしまいます。
全然構内から出られないことに気づいて焦るのはわかるが、まだ始まったばかりなのに大袈裟に騒ぐので、こちらは逆に冷静になってしまう。閉じ込められて3日後とかならわかるけど。
おじさん側のストーリーがあったのは良かったし、主人公もああなってしまうのかもという未来が見えてドキドキ感は増した。
元々ホラーは苦手なのでグロい描写については多少ありますとだけ。
ゴミ。ミッドサマーと同じで過大評価。
【総評】
始めの1/3は5点。残りの2/3は0点。平均して1.6点。これに2000円は高杉だろ。
「これはホラーじゃない!」って言ってる人は流石に冷静になろうか^^
『お前はゲーム実況者か!!!』
ホラーゲームが"エンタメ"たりえてるのは「実況者や一般プレイヤーがやり直せるのを知ってる上で、危険な所や恐怖演出に自ら向かっていく」からであって、登場人物がさっさと逃げずに異変さんに付き合っちゃダメでしょう…
こういうバカな行為するのは仲間の内2人くらいまでか、主人公なら2回くらいまででしょ。ましてや実質1人の登場人物である主人公が毎回「なんだ?」ってやっちゃったら気になる
2/3が0点な理由は、これまでの生活や別れた理由が分からないのでドラマパートに全くのめり込めないから。お守りとかの子供関連の伏線になりそうでならない諸々もムズムズする。
★結論→やりたいことが全然上手くいって無いのでこの辺をバッサリ切って、純粋ホラーとして40分&1000円にしよう!
【原作ゲーム知ってると】
正誤判定の場所の直前にまで物が配置されていて、更にそこでも異変が起きるので、「それ判定どうなるの?」ってめちゃめちゃモヤモヤする。
"戻ったときにおじさんが立ってるところ"には何も起きないと知ってるが故に、毎回の数字見た後の「何かがいそうな」カメラワークにイライラする
【気になる・イライラするところ"大"】
・始まりと最後のクラシックと共に特大タイトル、たまにある天井からぶら下がってる8番出口の案内のドアップがダサすぎる
・カメラワークがイライラする。登場人物が見てからコチラに見えるまでが毎回毎回長すぎる。こういうのは本当に驚いたときに1,2回だけ許されるもので、多くてメリットになることってある???
・2度目の振り返ったらおじさんがいるやつで、なんで何回も後ろ向くん?走って逃げろやw
・序盤の異変2つが「起こるタイミングが遅い」やつで、それを始めにやっちゃうとそれ以降毎回時間かけなきゃいけなくなっちゃうよ?いきなり判定ラインギリギリのロッカーで異変起こすかね?
・全体的に黄色いシーン、なんですぐ引き返さない?そんで音大きいし長いし、かなり不快だった。
・おじさん編全部要らない。まずはクソガキが戦犯過ぎるが一旦置いとく。女子高生と協力することになった時、彼女は前から来てるわけだから「異変無さそうだけど私はどっちに進むべき?」って話になんでならない?
・クソガキがヤバすぎる。自我持つなら持つ、持たないなら持たない!喋んないなら喋んない、喋るなら喋れ!おじさん編での異変の前で棒立ちをニノの時にもやったのは流石に笑っちゃったね。親に虐待されてたとか精神的な障害を持ってるとか考えたけどそういう訳でもない。せめて指さすくらいしようね?💢
非協力的だったくせに、そのすぐ後のおじさんが階段登ろうとする所では必死に抵抗するし。
・電気消えてネズミに襲われるシーン、スマホのライトって結構明るいよ?
そんでさっさと逃げよ?💢💢💢
ホラー演出入れたい気持ちが出過ぎてて寒かった。
・津波のシーンも、気になるのは分かるけどサイレン鳴った段階で少し戻っとこうよ???結局それが原因で逃げるの間に合わないんだからさ…
その後のなんとか子供だけでも助けようとする所で"感動げ"な音楽なってるけど、先の通り自業自得だから泣くどころか笑っちゃったよ
・電話のとき緊迫感薄すぎない?「なんか同じところグルグルしてて…」じゃねえよw、どう考えても超常現象なんだからもっと必死に助けを求めろ
ラビリンス感や、繰り返す映像の陶酔感は、河村元気・流の「去年マリエンバードで」とでも言えようか。
二度見た。最初は、普通の劇場。で、IMAXでみるべき映画だと思ったので、二度目はIMAXで。
映像は、IMAXに向いている題材ではないが、この映画では音(SE)がかなり重要で、計算されている。それを最大限味わうには、IMAXが正解だと思う。で、IMAXで見た二度目の方が良かった。
ゲームを題材にして、理屈っぽい作りだが、理屈は、観客を混乱させるのが目的で、それほど辻褄を理解して見る映画ではないと思った。(ただ、作者側はかなり辻褄を考えているのだろうが)
どちらかと言えば、音楽を味わうような感覚で映像の展開を楽しむ映画だと思う。
ラストのニノ(二宮和也)の顔のアップで動き出す(車内で怒鳴っているオヤジに文句を言いに行くであろう)ところでラストカットが終わり、エンドクレジットに変わる。その心地よさ。で、そのエンドクレジットが「ボレロ」の音楽に合わせて羅列されてゆく様も楽しい。
最初の映像のワンカットの長回しはすごい。ニノの顔が扉のガラスに映るが主観カットでカメラが映りそうなものだが、当然映らない。で、そのまま主観アングルで電車から降りて異常に気づくまでワンカットで進む。どうやって撮ったんだろうと思う。多分、CGなどが使われているのだろう。そんなことも見ていて楽しい。
ストーリーとしては、周りに流されていつの間にか不干渉、無関心になってしまった自分自身にに気づき、時間や周囲に流されてしまっている自分を改め、自ら主体的に動くことを選択して(父になることを選択して)終わるというお話。
小松菜奈はいいアクセントになっている。(美しい!)で、泣いている赤ちゃんを抱えている女性は、かなり離れているが、よく見ると小松菜奈に似ている(役者は別の人)。そんなところも繊細に描いていると思う。
キューブリックや、クリストファー・ノーラン、溝口健二、黒澤明、アラン・レネなど様々の映画の記憶が詰まっている映像を楽しむ映画なのだろう。ラビリンス感や、繰り返す映像の陶酔感は、河村元気・流の「去年マリエンバードで」とでも言えようか。
面白い。
凄く面白かった。が、観る人が何を求めるかで評価は変わりそう。
一部、追記。
ゲームはいくつかの実況で観ていて、小説の方は読んでません。
個人的に言うと、めちゃくちゃ面白かった!
ゲームのプレイや実況のあるあるをしっかりと入れつつ、原作のイメージを損なわないストーリーの入れ方をしていて、映画なのに映画として以外の楽しみ方も同時に出来る良作だと思いました!
一部、演出で人によっては不快感を覚えるようなものもありますが
そもそもこの映画は怪異系ホラーであると言うことが前提なので、不快感や理不尽は切り離すのが難しいと思います。
(とは言え、この不快感で観るのがしんどくなる気持ちもわかります)
出来れば、ゲームをプレイするなり実況を観るなりして『8番出口』とはどんなものなのか。
とか
一応、ホラーなので不快感や理不尽とは無関係ではない。
等の考え方を持って観られる方が良いと思います。
その上で、
映画『8番出口』を楽しめるかどうかの境目って
映画に
『○+△=□』みたいな算数の授業的なものを求めてるか
『○○は何を指すか?』『作者の気持ちを述べよ』みたいな国語の授業的なものを求めてるか
だと思いました。
算数の方は
『計算式』=『答』
→
『ストーリー・流れ』=『結末』と言う決まった答えを映画側が提供してくれる。
国語の方は
『問題文』⇨『答』
→
『ストーリー・流れ・演出・伏線』⇨『結末』を
視聴者側が思考したり考察したりして
自分の中で答えを構築していく。
大体の映画は、作品に合わせてこの算数の授業的な部分と国語の授業的な部分のバランスを取っていると思いますが
『8番出口』に関しては国語の授業的な部分に極振りした作品なので
算数の授業的な映画を求めていると
全く楽しめないと思います。
賛否が別れる作品だとは思いますが
与えられたものをただ与えられるのではなく、
『これってどうなんだろ?』『他の人はどう解釈したのだろう?』と考えながら楽しむのも良いんじゃないでしょうか?
↓追記↓
【おじさんパートの必要性】と【少年の意志疎通】と【脱出(?)】についての自分なりの考察。
【おじさんパート】
①
ゲームにも出てくるおじさんのバックボーンを表現すると言うファンサービス的な要素だけではなく、
脱出に失敗した時にどうなるかを示している。
おじさんは偽の出口から脱出しようとして、『0からのやり直し』ではなく『失敗』となり結果として8番出口の一部となった。
なので、偽の出口から脱出等の特定の条件下ではやり直しが出来ずに8番出口に取り込まれてしまう。
➁
少年との接し方の対比。
【少年の意志疎通】にも繋がる話ですが
おじさんは少年の意思を無視して自分の意思を押し付けていた。(ドアノブの異変の所など)
逆にニノは、ドアノブの所で目線を少年と同じ高さに合わせる。等、少年に寄り添う姿勢を見せていた。
【少年の意志疎通】
おじさんパートやニノパートで一緒に行動していた最初の方は言葉が話せなかったが、ニノパートの途中から話せるようになった。
これは少年との関係性による変化ではないかと思われる。
まず、『8番出口』にとって少年がおじさんやニノと一緒に入られている状況がイレギュラーだったのではないか?と考えます。
(前提として)ニノと親子である。
その為、何かしらの影響が出た。
や
お守りとして持っていた貝殻が本当にお守りとして機能した。
等により、
本来、同時には存在出来ないはずの『迷い混んだ人』が同時に存在出来るというバグの様な状態になった。(おじさんと少年・ニノと少年の様に)
ただ、そのバグの際に少年には『話が出来ない』という制約がかかってしまった。
その制約は同行者との関係値で解除される。と考えると
おじさんの時は一切話が出来ず、
ニノの時は徐々に話が出来るようになり、その制限は二人の共通の異変(少年にとっての母親が出現したやつ)を境に全く無くなった。
【脱出(?)】
結末について私は
怪異からの脱出は、出来ていないと考えています。
『8番出口』は迷いがある人(煉獄を表していると言う話もあるので、その迷いに対して罪の意識がある事も追加されるかも)を迷い混ませる性質があるのではないだろうか?
そして、『8番出口』の中で迷いが晴れた時に脱出出来るのではないだろうか?
・おじさん→迷いを抱えたまま脱出しようとした為に偽の出口へ行き、取り込まれる。
・少年→恐らく脱出出来たのではないだろうか?
・ニノ→恐らく当初の悩み(妊娠報告をしてきた彼女に会うかどうか)は晴れ会う決断をする。
なので、8番出口から脱出が出来た。
………ように見えるが、脱出の条件は「8番出口から外に出ること」。
そう。外に出ること。
でもニノが進んだ先は、外ではなく地下鉄の改札。
外には出られていない。
かといって、偽の出口から出て取り込まれたようにも見えない。
私の解釈は
当初の迷いは晴れて『8番出口』から脱出出来るはずだったが
そこで新たな迷いが生じた。
それは、
「仮に子供を生む決断をしたとして、今の自分で支えられるのか、養えるのか?」
映画冒頭の会話から正社員ではなく派遣である事がわかる。
結果として、その迷いに『8番出口』が作用して
脱出ではなく
通勤に使っている電車内をステージとしたNEXT STAGEAへと進んでしまった。
という所で終わってしまった。
と受け取りました。
実際に続編が作られるかどうかは別として、
『8番出口』の後に『8番のりば』というゲームも出しています。
と、
作品内では最低限の情報しか与えない事で
視聴者に解釈を委ねる作りとなっているので
与えられたものをただ与えられるの映画として観てしまうと意味がわからない。面白くない。になってしまいますが
『これってどうなんだろ?』『他の人はどう解釈したのだろう?』と考察したり、他の人意見を聞いたりして、自分なりの解釈や物語を構築すると非常に面白い作品になると思います。
父性獲得の旅
不可解なループに巻き込まれる主人公、訪れる数々の異変は、直前の恋人からの懐妊の知らせが契機となる。
異変は、月経(流れ落ちる血液)、形が定まる前のヒト(ネズミの体に宿る人間のパーツ)、周囲からの好奇の目(ポスターの視線)、男根(扉中央に飛び出たドアノブ)、羊水・流産(洪水)など、性や妊娠にまつわるさまざまな不穏で面倒な物事のメタファーとして主人公を襲い、ついにはそれらを克服することにより出産(産道を模した出口)へとたどり着く。
父性獲得までの数多のハードルを乗り越えた彼は、物語序盤では出来なかった行動に至る。
と、いうのが妻の解釈でした。
なるほど、全然気づかなかったけどそういやそうか。
鈍いなぁ、男は、、、😅
怒りで側頭葉が焼ける。
ℕ𝕠𝕥 𝕗𝕠𝕣 𝕞𝕖にも程があった。
言いたい事はわかるけれども、入りで発生した怒りを映画やってる最中ずっと持たされ続けるのキツかった。
ラストで主人公が変われて良かったね、って話なんだろうけど、主人公の為の装置になってて最悪。
「世界はそうである」という描き方は害悪である、と考えます。
最悪。
最低。
吐きそう。
ちょっと無理でした。
ゲームは面白そうだな、と思いますけど、ストーリーが無理でした。
画作りはかっこいいですね、と思いましたけれども、それがまた、なんでこんなことになってんだよ…の感情を加速させました。
吐きそう。
最悪です。
いや、うん。
世界はそうなんですよね、きっと、
そういう場面は存在しない、とか言いたい訳じゃないんです。
最悪も、最低も、現実世界にはある訳で、
それはそのままじゃ駄目だよね。って言いたいんだろうと思うし、
世界はそのままじゃ駄目って考えを持つ事は必要な事です。
この作品が必要な人はいる。
(映画みたいにあそこまで怒鳴る人はもう異常なので、さすがにリアルに居たら誰かしらに止められただろうし、あそこからもう異変は始まっていた。ってことだったのかもしれないけど、)
でも僕にはNot for youだったので、
無理だったので、
扱い方が軽過ぎに感じて無理だったので、
このくらいの軽さが調度良い人達に、届くのかもな。
その人達が、良い方向に行く為にこの作品は必要なんだと思う。そう思う事で溜飲を下げます。
苦しい。
しんどい。
やだ。
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ループが始まってからかかってきた彼女からの電話が「異変」だって突きつけられた時、感情を叩きつけた主人公は良かったから、星は1にしました。
怖いとか、不安とか、決められないとか、色々あるんだろうけど、
主人公が、「彼女も子どもを望んでいる」っていうのが現実じゃなかった(異変だった)というのが受け入れられなくて暴れる姿は良かった。
あれがあったから、自分は彼女にそう言って貰いたかったんだって主人公は気付けたんだろうな。と思うので。
タイトルなし(ネタバレ)
映画館で友達と見に行ってきました🍿
ちょっと驚かせてくるとこと
気持ち悪いところがあります⚠️
異変がないかなのニノの視点になって
見れたり、考えさせられるとこもあり、
私は楽しく見れました。
2回目見ることはないかなと思います。
ただゲームやってみたいなと思いました🧐
観る人の人生経験に応じてジャンルが変わる
最初は公開初日、興味を持った双子男子(小2)を連れて行った。孫たちは「怖かった」と言ってた。それから2回目は知的障害を持つ息子と。
私は息子と月に最低8回は映画館で映画を観る。
彼は映画館は心安く寝る所だと思っている。その彼も珍しく「怖い」と観た後に感想を言った。因みに彼はほとんど喋れない。
3回目は二宮君の舞台挨拶付だった。
私はこの映画はヒューマンドキュメンタリーだと思っている。川村監督は過去の作品『電車男』の映画版で、冴えないオタクの男が『2ちゃんねる』の応援を背に『エルメス』を落とすような男に成長させる。
『8番出口』と共通するコンセプトを私は『独断と偏見』ですが感じています。
別れた女からの電話に出たくないような、生きる事、愛すること、未来に夢のない派遣の『迷う男』。これはむさ苦しいビジュアルの電車男と同じである。この『迷う男』は生命の息吹の連絡を受け、持病の喘息が激しくなる。私も喘息持ちなのでわかるがストレスが多くなると咳は出やすい。電車の中で咳をしてなかった『迷う男』は元カノからの電話の後、喘息の発作が出てくる。そして、出口の数字が『0』になる度喘息が酷くなる。
『迷う男』が父性に目覚め命の大切さに気付きヒーローになった時、喘息はピタリと止まる。
そして『少年』と『迷う男』が親子であるのは想像に難たくないが私は『少年』はダブルミーニングで『迷う男』の少年時であるのではないかと思っている。津波のあとの(コホン)とした『少年』の咳で感じた。そうすると『歩く男』通称『おじさん』は『迷う男』の父親。そして、顔も覚えていない程幼いうちに『迷う男』を捨てた人物。
『歩く男(おじさん)』のターンで『少年』が異変に気付いているのに引き返さないで『少年』を置いて8番出口から出て行き、永遠に歩き続けなければならなくなった。これが『迷う男』を少年時に捨ててしまったと連想する理由。
子供の頃悪い事をすると地獄に落ちると言われた。この映画は教育的一面も兼ね備えてる。
子供を蔑ろにしたら∞ループ地獄に落ちるのだ。
赤ちゃんの泣き声に怒る男を無視する私達も川村監督曰くの「罪悪感の累積ポイント」なんだよ。コロナ時に喘息でゴホゴホいってる人をばい菌を見るように離れる人もおんなじ。かくいう私はレストランで、咳をしてたら隣の席の客に別の場所に移して下さい。と言われて悲しかった。喘息持ちは外食するなと言うのか?
赤ちゃん連れは外出するなってか!
8番出口の∞ループは今死ぬかも知れない胎児の起こした走馬灯劇場だったのかも…。
だから、戻るところは8番出口から出る地上では無く、あの場所で良かったのだ。
ラストシーンのあの『カズナリさん⤴』の表情を観たくて、あと『MX4D』版と『IMAX』版に足を運ぼうと思ってる。
分かる者だけ分かればよし。
カンヌがそうであったように成熟した大人が観たらその人なりの考察·感動がある。
『8番出口』は作り手側のコスパは最高でしょうね。二宮和也氏は脚本協力しているが、それに対価するお金はもらって無い。
一生懸命宣伝に力を入れる。
ワンシチュエーション映画だし、コケたら東宝出禁覚悟してたという二宮氏。
お金と時間をかければ良い映画が出来るのは当たり前。
でも今はコロナがあり戦争もあり物価高…とそういう時代じゃない。時代の身の丈にあった映画を創る転機になる作品だと思う。
短時間の映画、YouTube shortや、TikTokなど、スマホ時代で面白くなかったら指でチャッチャとスワイプしてしまう時代。
ドラマなどでも皆がXで考察する時代。
電車の中で皆がスマホを観ている時代。
そんな時代にピッタリあったこの映画はこれからの映画作りのターニングポイントになるのではないかと思う。
二宮君は『徳』を積むようにしたと以前テレビで言ってた。
人の事を恨んだり、悪く言ったりすると、運気が下がると思う(意訳)とも…。
私が思うにこの映画の撮影後に二宮君は変わったのだと思う。
私も少しだけもっと人に優しく、命を大切にする勇気を持ちたいと考えるように変わって来てる…。最近の私の異変。
TikTokの時代に時代遅れの長文失礼しました。
たっぷり予習しました
映画のためにゲームをとことんプレイしました。
CG全盛のいま、ゲームの画面をわざわざセット作ったというのだから、こっちもそれなりの準備が必要と思いました。
ゲームの配信をみて面白そうと思ったという友達も多かったのですが、安いのでぜひ購入をお勧めします。
ゲームでは進むか戻るかを決める必要があり、間違えた時のショックが大きいのが特徴です。
昔のゲームだと1面からやり直しってのはたくさんありましたね。
最近は課金しながら続けていくタイプが多いなか、このあと一歩で最初に戻される感じが面白いですね。
大きなスクリーンに映し出されるCGそっくりの実物の通路に妙な感動がありました。
ゲーム同様に確認していく主人公をみていると、そうそう!って共感できて楽しい。
ニノ、後ろ後ろ!ってかけ声出したくなることも。
お話は最近多い考察がはかどるようなものでは無いですが、おじさん側のストーリーがあったのはいいアイディアですね。
ただ、気持ち悪いけど無害なあのネズミはなんとかならなかったのか。
女子高生は意味あったのか?
8番出口から出てない気がするけど、大丈夫だったのか?
と、モヤモヤするところも。
両方は難しい
地下通路を歩くだけなのに、怖いのはなぜ?前から来る人、すれ違うときになんかしてきたらどうしよう?私は怖がりなのでよく思います。これは皆が一度は思ったことあるのでは?その心理をついてるゲームですね。
海外で上映されることを意識している?ところはよかった。キャストの名をローマ字とか、登場人物も迷う男(LOST MAN)少年(A BOY)とか。余計な情報を省いたり、視点が切り替わるところも良かった。あと小松さんの中盤、美しくて怖かった!好きです。その後のニノの地団駄笑った。リュックどーするのよっ!
おじさん、よかった!おじさんて言うの申し訳ないくらいかっこよくて、スタイルもいいですね。
異変を見つけるループというトリッキーな内容に感動まで足さなくてよかったと思う。それは他の映画に求めるかな。
テーマ?赤ちゃんのやりとりは、親子連れや、子供同士が多く鑑賞する中、気まずくないのか気になりました。しつこい赤ちゃんの泣き声苦手というか、無理でした。怖いとかじゃないです。
え?待って、おじさんとニノってVIVANT?!やっぱりもう一回観てもいいかも。おじさんと小松さんみたい。
簡単に
おもしろかった!!
ループものだから、最後を見た感じだと、また地下をループすることになるのかな?
出られるのかな?
赤ちゃんの声が、ちょっと苦手でした
嘔吐にウワッて少しなった、リアル
飽きない、うまい具合に映画になっている
あのゲームをどのように映画にするのか、
ニノがどのように演じるのか、
気になって気になって仕方がなかった。
結果、うまくストーリーが展開されて、
中弛みせず、しっかりストーリーが組み立てられていて、
面白かった。丁度良い長さだった。
唯一嫌だったのは6番?のネズミ。
ホラー要素はいらない。
ミステリアスな内容で頭を使わずリラックスして観ていたのに、あれだけ毛色が違いますやん。
ニノもそうだけど、あのオッちゃん、いい演技だった。
観る人によって感想が違う
原作のゲームはしたことないです。
二宮くん目線の撮り方は工夫があって良かった。
迷う男、歩く男、少年の各ストーリーがあって飽きなく観れた。だがストーリーとしては、サプライズも伏線もなく淡々と進んでいく。
歩く男が途中で出口に向かうシーンで、生死を彷徨ってるストーリーかと思ったが全く違う。
観る側の視点に委ねてる映画。人生は選択の連続でやり直せば上手くいく。ということを伝えたかったのか。一人ひとりどう思ったのか聞いてみたいなんかモヤモヤした映画。
監督によっては、めちゃくちゃ面白くなる原作だと思う。今作は少しもったいない。
うるさい説明が一切ない、綺麗なホラー。
娘と2人で鑑賞しましたが、グロさがあまり無く久しぶりに綺麗なホラーを観たなと言った感想です。ただ、かなり怖いし、演者さんの演技は大変素晴らしかったと思いました。
なりより、不自然な説明ゼリフが一切なくて、うるさくないのが良いですね。
『異変』を見つける。
この作品の基本行動ですが、異変を見つけるには普通の状態をわかってなくては見つけられないですよね。
ゲームも大分やっていたので、最初からどう来る?と、注意深く見ていたのですが…
最後まで見て、最初から伏線だらけだったという…
あのゲームをここまでストーリー性を持たせるのは凄いなと。
赤ちゃんの泣き声と言ったホラーが苦手な人は要注意で。
最初から最後までテーマはわかりやすくまとまっていたかなと。
少しネタバレをすると、
「こども」を取り巻く環境や、事件、向き合い方などが詰まっています。特におっさんと、ニノくんの対比。これも、見どころかなと。一見子供好き、子供に優しい、ただ土壇場になると…そして、その男の状態は…
と。綺麗に真逆に描かれています。
近年まれにみる良作かなと。
余談ですが、
あれ?ヒカキン?
と、思ったらやっぱりエンドクレジットに名前がある…(ただ、本編には全く絡んでこない(笑))
8番出口の感想
『8番出口』を観て抱いた所感である。
まず特筆すべきは、キャスト陣の演技力の確かさであろう。吐息ひとつに至るまで生々しい質感が宿り、繰り返されるループと、そこから決して抜け出せぬ絶望感を濃厚に味わうことができた。
また、唐突に挿し込まれるジャンプスケアには心底驚かされた。ゲームと異なり、視点が主人公のみならず「おじさん」側にも及ぶという演出は、意表を突かれ、なるほどそう来たかと膝を打った。
ただ一点、子供の描写には疑念が残る。序盤、異変を目の当たりにしながらも頑なに沈黙を守り、やがて唐突に語り出す。その変化に必然性が見出しにくく、説明の一歩が欠けているように思われた。
本作はおそらく、観る者の評価を大きく分けるであろう。だが、私にとっては新鮮な趣に満ち、むしろ好もしく映ったのである。
おじさんのクオリティ高過ぎダロテェ
テーマはっきりしていて8番出口のゲームをどう味付けするんだろう…って思っていたらなるほどそうくるんだねって感じ。二宮君の演技を主軸に歩くおじさんや女子高生子どものミステリアスさが良かった。問題のシーンは思ったよりもずっと津波なのでトラウマを持ってる人にはたしかに要注意な描写。
この映画を観た後、しばらく駅や道端のワイシャツのおじさんも異変⁉︎って身構えしまうのが自分的に面白かった
(⚠️…以下はネタバレを含む)
個人的には恋人と上手く行きたい女性で、同棲や不意に予期せぬ身籠りの時、産みたくて一緒に育てたいなら、相手の男に何も言わずにこの映画を観せたら良いのではなかろうか。
人生経験が評価を分ける。低評価はそれが乏しい証拠。
ストーリーラインが素晴らしい。
この映画からは人生の意味が学べる。
自分の問題と向き合わなければループから出ることはできない。
異変を見逃してしまうタイミングの演出もうまい。
人はゴールに近づくほど周りが見えなくなり初心を忘れてしまう。
そのような状態ではゴールを目前にして振り出しに戻ってしまうのだ。
一方でゴールに到達する人は自分の弱みを認める。認め方は冷静である必要はなく感情に任せても良い。泣いても良い、怒っても良い。感情を吐き出したら自分を変える決意が胸にあればいいのだ。
そして自分を変えることは昔の自分を手放すことである。
二宮(迷う男)は初めリュックサックを背負っており、緊張状態にあるときは喘息の発作が現れる。
人の心と体が繋がっている事実を本当の意味で認知している人はごく僅かである。
二宮(迷う男)は命の危険にさらされたあと決意を固めた。その証拠にある場面から彼の発作は止まり、その背中にリュックサックはもうない。それらは彼の不安の象徴だったのだ。人は自分を必要以上にケアしたり、たくさんの物を持ち歩くことで不安から逃れようとする。
思い出して欲しい、歩く男が絶望に陥ったとき一瞬カバンを床に落とすがまたそれを拾い上げてしまう。
男の子(The boy)の存在はこの世界の外の存在である。
外の存在である男の子の声に耳を傾けられなかった歩く男の運命はどうだっただろうか。
彼は男の子を心配しているようで実は自分のことだけを考えていた。手を繋いでいるようで引っ張っていた。
周りの人を信頼せず自分の願望に執着し続けた。
執着する人の結末とは悲しいことに本心を忘れ目の前の異変に気づかず後戻りできない道を選ぶことになってしまう。
8番出口の意味とはもう一度やり直したいタイミング。
つまり二宮(迷う男)のタイミングとは理不尽な他人の行動を止めることであった。
皆さんの出口は8番ですか。それとも9番ですか。
全314件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。