ズートピア2のレビュー・感想・評価
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面白い
ズートピアの一作目が一番好きなディズニー作品なので楽しみにしてました。
簡潔に述べると、最高でした。
人種や宗教、文化の違いを動物に置き換えて描くズートピアの作品性はやっぱり凄い良いなと再認識した。
最近のディズニー作品は取ってつけたようなジェンダー性がとにかく気になるし、気に食わなかったけどベースに取り込んだ上で子供も大人にもわかる形で提示できるこのフォーマットはやっぱり凄い。
オオヤマネコの弟が裏切る展開は正直少し予想できたけど、そこに観客が気づくこと前提の少しメタい台本だったし作品として伝えたいことはその先の「人と違う」ということをどうそれぞれ咀嚼して生きていくのかという今作のテーマのフックになっていた気がして気にならなかった。
ただ、個人的には前作から一週間しか時系列経ってないの!?みたいな驚き(?)のようなものはあったし、エピペンを刺してから復活してリポビタンDするところはギャグっぽくて無茶苦茶やーって思ったけど、まぁアニメやしズートピアやしなーってなんか納得してしまった。
あとエンディングの「zoo」が本当に良い曲だった。
良いもん観た!!
95/400
この映画の製作に際し動物に危害は加えられていません
しかしどこもかしこもズートピア1色やなスタッフまで変な耳付けとる
映画泥棒もズートピアや
あれズートピア上映せえへんところもやってんねんで
ゴリ押ししすぎで逆に絶対見ないぞって思いましたがいろいろあって見てきました
子供向けかと思ったら最後まで分からないストーリーで面白かった蛇の道はヘビーやな
キツネの嫁取りはまだ早かったですね
映像もキレイでスピード感あってテンポよく進むのでzzzにならなかったね
個人的にはウサギが男でキツネが女のほうがしっくりくる
10年寝かした割には...
極太きしめん一本をひたすらに啜っていたらいつの間にか食べ終わっていた...そんな何の捻りもなく平坦な展開が続いていて、気づいたらエンドロールになっていた。10年寝かした割にはそこまで面白くなく、全体的に何がしたかったんだろうという評価。テーマの根底には「家族愛」が間違いなくあるだろうが、劇場で描かれる「バディ」やモブキャラクターがたくさんいるせいでで結局主題として何を描きたいのかが伝わりづらく、とっ散らかっているように見えた。あとズートピアシリーズは元々公開時の世相を表した社会的風刺な側面が強いシリーズであるが、「2」は2025年時点の世界の暗部が暗すぎるせいか、なかなかグロい仕上がりになっていたと思う。
例えば序盤。ニックがパーティ会場の暖炉のある部屋でゲイリーのことを初めて見た際に「男か女か分からないけど」という台詞を発するが、これは後のシーンでゲイリーがジュディに対して「ハグしていい?」という発言を何回かするから、フェミニズムやLGBT問題で炎上してしまうことに対する予防策として挿入された台詞なんじゃないかと邪推してしまった。
また、赤いトンネルの中でゲイリーを追跡するシーンがワースト。まずアナ雪などのDVDパッケージを販売する店主が「DVD屋は儲かっている」と発言したシーン。劇場に観に行った客の収益より(アメリカの)レンタルビデオ屋が儲かっているというディズニーの皮肉のように感じられて、自分はディズニー作品を劇場で見るのは『ズートピア1』以来10年ぶりだけれども、「うわあ...最近のディズニーってこんな自虐を交えた自社のブラックジョークを普通に挿入するんだな、昔だったらあり得ないよな」と思ってしまった。
その後非常ハッチから脱出したジュディの台詞も最悪。え?ニックが死にかけてたのを助けてくれたのに、第一声でそんなこと言うの?と思ってしまい。全編を荒めて振り返ってみると、にんじんのレコーダーペンを落とすくだり以外のほぼ全てのシーンで共感のできないことでずっとギスギスしていて、口論の内容にもリアリティがないため(何言ってんだろこいつら...)と思いながら鑑賞していた印象が強い。
最後にニックとジュディが恋仲になるという試写会での書き込みが広がっていたが、どこに恋愛要素があるのかは全くもって理解できなかった。ニック観では「キツネは孤独な種族として生きていたから、そんな中で出会ったジュディは大切なかけがえのない存在だから失いたくないのだ」と主張しており、一方のジュディもニックのことは「ただのウサ友」としか認識していない。あれ?フェネックは苦楽を共にした仕事仲間ではないのか?と感じたのと、オタクの脳がTikTokに侵食されているのではないか。と言う面でやや危うさを感じてしまった。
高校生の時に1を見てどハマりしたけど、2はモヤモヤしてハマらなかったし、3が出ても多分見ません。
思ってたより…何を目的で見に行くか
前作がすごく好きだったので、公開初日にとても楽しみにして観に行きました。
ただ、期待値が高かった分、今回は少し物足りない部分もあるな〜と感じました。
まず冒頭で、ジュディとニックがアリクイの犯罪者に話しかける場面で「なんで顔バレしないの?」とちょっと疑問に思っちゃいました。前作でかなり有名になったはずなのに…という気持ちです。でも、その後の追跡シーンでニックが昔の詐欺師の知識を活かして捕まえるところはとても良かったですし、好きな展開でした。
ただ、それ以降はそういう2人の“息ぴったり感”や“相互補完”みたいな流れがほとんどなくて残念に感じました。
ジュディが所長の言うことを聞かない理由もよく分からなかったし、ニックもずっと迷ってるだけで、前作みたいな“ジュディが少し行き過ぎて、それをニックが支えつつ導く”という関係性が見たかったな〜
味方だと思ってたキャラが裏切る展開も前作と似ていて、ちょっと新鮮味が薄かったです。
爬虫類が迫害されている設定についても、なぜ1件の事件だけでそこまで悪者扱いになるのか少し分かりづらかったな、と感じました。(ここは私が見逃したのかもしれませんが💦)
それでも、作品としてのズートピアはやっぱり楽しいし世界観が好きなので、観に行く価値は十分あると思います。ただ私はニックとジュディという2人の魅力が大好きなので、今作ではその部分があまり活かされていなかったように感じて、少し評価が下がっちゃいました。
パウバートの家族との関係や、ニックのトラウマについての描写も浅めでもったいないな〜と思いました。
期待通りの楽しさ、視聴後感
本作初編は実は通しで見たことがありませんが、ジュディとニックのキャラクターが十分に魅力的だったので、2が上映されると耳にしてネタバレが世に蔓延する前に事前知識を入れずに見てみようと視聴。公開2日目の土曜日、地方都市のレイトショーにも関わらず結構人が入っていました。若いカップルが半数以上苦笑。
開始から矢継ぎ早の展開の速さで視聴に集中できました。前作のキャラクターも多く登場し、入り込みやすいと思います。警察官として成功をつかもうとする気持ちの象徴として序盤は『バディ』が挙げられていたかと思いますが、中終盤にかけてジュディの正義感、ニックの仲間(=ジュディ)を思う気持ちが溢れてきて、心が洗われました。ディズニーらしさが存分に発揮されていたように思います。
その他。味方のフリしたキャラが実は裏切り者であるという展開がちょっとディズニー作品で繰り返されすぎているきらいはあるかも。ビーバーは日本では図鑑で知るような、それほど馴染みがあるわけではない動物ですが、アメリカではとても身近なんでしょうね。主題歌Zooは何度聞いても心に染みます。
子供向けでもある(もちろん大人の視聴に耐える)作品なので、ギリギリのカーチェイス、ギリギリで人が助かる、ギリギリで・・・という描写の繰返しになります。映像のスピード感が申し分ないのでスムーズにステップが踏めていく感じですが、全体としてはやはり子供向けなのかな・・という感じは抱きます。ギリギリをクリアするのが描写として魅力的、という価値感がとにかくアメリカの感性なのかな、とも思いました。アメリカと言えば、警察官として成功するという序盤の描写、日米の職業観の違いみたいなのが見えた気がしましたが、見終わった今は何が気になっていたのか忘れてしまいました。この作品を通して、ジュディとニックの絆の確かめ合いに自分は非常に魅力を感じましたが、それだけが今作のテーマであるとするのはかなり読み込みが不足しているような気がするので、思い出したいところ。最近のディズニー作品(に限らず日本アニメもですが、)女性偏重が強い気がします。本作品はニックが十分魅力的で男女が平等に描かれてる気がするのが、視聴動機の結構な原動力になっているかも知れません。
ちなみに水道管をずっと流れていくシーンでは、なぜかドラえもん映画のSTAND BY MEが思い出されましたが、日本の漫画アニメ作品と共通するような感覚は、その他何カ所か感じましたが、ただの記憶の混乱のような気がします。
いろんな人が見て、いろんな感じ方をするとよい作品ではないかと思います。年の瀬にほっこりできました。
ミッションインポッシブル
昨夜TVで前作を鑑賞したので早速映画館へ。
テンポよく話が進み、全く飽きさせない。
往年のトムとジェリーを見てるよう。
キツネの相方の声を森川智之さんがあてられているので、アクションシーンはミッションインポッシブルを観てるようでした。
あと彼のセリフの中にジュディを気遣う、命を賭けて迄やっても何も変わらないというのは何だか自身が演じたイーサンに向けてるようにも聞こえました。
今回はズートピアに爬虫類でしたが、次回作は鳥類なんですね。今度は余り時間を置かずにやって欲しいですね。
そこは差別対象、そこは差別すらなく食われる対象
これはすごいわ。ズートピアはこのあと10年のディズニーを救う救世主になった感まである。
大前提、俺は1作目の『ズートピア』が嫌いではないが、そこまでいいとは思えない人間。近年のディズニーアニメ映画なら『ラーヤと龍の王国』の方がはるかにオリジナリティも高く良かったと思うのだが残念ながらラーヤはコロナ禍での超短期上映になり、そもそも存在すら知らない人が多く、世の不条理を感じる。
そして『ズートピア2』が2025年に公開されるのは俺にとってはまた別の意味が追加される。鬼滅の世界興収順位を引きずり下ろす存在としてだ。そもそも鬼滅がそこまでヒットしたのが予想外ではあるものの「鬼滅を引きずり下ろすほどの魅力がズートピア続編にあるんだろうな!」という視点にならざるをえない。
だからちょっとマイナスな印象からの鑑賞なんだよ。
そもそも『ズートピア』1作目が個人的にイマイチだと感じた点は以下のポイント。
- 動物の特徴を使ったアクションが予想よりは少ない。
- あの世界、動物のユートピア世界の構造に迫る話ではなかった。実写で普通の俳優がやっても成り立ちそうな筋書きに感じた。もっとあの都市がどうできたのか示して欲しかった。
『ズートピア2』はどうだったか。
俺が感じた1作目の弱点を克服してきたように感じた。おそらく作り手もそこを弱点に感じていて埋めてきたんだと思う。
- ヘビのアクションがすごかった。特に水面をすごい速さで泳いでいく場面。あれはヘビだから説得力があったと思う。
- ヘビのハグが巻きつくことであるという点。ヘビはアニメにおいて悪役にされることが多いイメージで巻きつきはそれこそヘビならではの攻撃方法なイメージ。なのだがおそらく作り手はそのイメージを逆手にとってわざわざヘビのハグシーン、ヘビがうさぎに巻きつく場面を入れている。
- ヘビが熱の感知能力があることもはじめて知った。ただ、金属を透視するような描写は映画ならではのフィクションらしい。
- 冒頭のカーチェイスでハリネズミを転がして進路に針の山を作り逃げる車両をとらえようとするのもいい。
- カバ警官の泳ぎがうまいこと、鼻がきく動物イノシシの探知能力が高い描写もいい。というか映画を観た後に調べたらイノシシの嗅覚がすごいことを知り勉強になった。
ー ビーバーが木をかじって牢屋のカギを作り脱獄する展開も良かった。
- ジュディが後半、ヤマネコのパウバートを追う場面で「うさぎは穴を掘るの!」という発言と共に雪と地面を掘って先回りしたのも良かった。動物に詳しくない人間にとってはああいうわずかな一言でも助かるんだよ。映画を観た後に調べてうさぎが穴掘り得意なのもはじめて知った。
- 元々ズートピアはヘビのおばあさんのアイデアだったがヤマネコがこの特許を捨てて自分のものにした、という世界観の根底に迫る種明かしは良かった。1作目で「このズートピアに住める、選ばれる動物の基準は何よ?擬人化させやすい奴らってこと?」と個人的に疑問に思っていたので。爬虫類は差別されて追放された、という歴史が示されたのはすごく良かった。
- まあでも魚もミミズもモノ言わず食われるだけの存在だったがな!ズートピアの住人にとっては「差別される動物ですらない食われるだけの存在」と何の疑問も持たれていないのもいさぎよかった。そこの線引きをしっかりしてくれたのは個人的に嬉しかった。
- 終盤にヘビが住んでいた町を発見して。ヘビの家のテーブルが割と低めでいい。あと壁にヘビの子供身長成長記録があり、人間だと縦にマーキングしていくところを横にマーキングしていたのもすごく良かった。あれがあることで「この家にはヘビの家族が住んでいた」ということが分かる。ここはすごくすごく良かった。世界観を作るとはああいうことだ。
- 日比谷のクリスマスツリーはこの映画のシャキーラのズーズーズーの曲が流れるのだが実際に映画を観ると作り手が「やったぜ!いい曲きた!そう思うだろ?」と思ってるのが伝わる豪華な歌唱場面演出だった。
- 最初の潜入捜査でジュディとニックが夫婦のふりしてベビーカーを押している描写があり。今シリーズが好きな観客は「ええ2人は結婚したの?子供はうさぎと狐のキメラになる?」みたいにドキドキしてくれたと思う。実際にベビーカーに座っていたのは赤ん坊のふりしたうさぎのおっさんだったわけだが。
- 最後の人参録音機にニックの「好きだ」を録音して窓辺で何度も再生するジュディ。このシリーズのファンは多分あの場面もすごく好きだと思う。悶えまくりグッズ買い占めて経済回して欲しい。
ということで日本公開2日目で日本橋のかなりの席が埋まる立派なヒット具合を感じ。ああ、これは今後10年のディズニーを助ける特大ヒットコンテンツになったんだな、と確信した。
個人的にはそれでも『ラーヤ』の方が好みではあるもののここ最近不調だったディズニーにリメイクではない完全新作で良作が出たのはいいことではあると思う。
前作のあらすじもほんの少しだけ見せてくれて羊おばさんと人参録音機の意味を補完する親切設計。これならさすがに不得意多数にすすめやすいし、今年の世界興収として『ナタ2』には及ばずとも2位にはなるだろう。
始まる前の映画泥棒CMまでズートピア仕様でわざわざ作っていて。いやこれできるなら今後あるマリオ映画や鬼滅映画でもやって欲しい。
TOHOシネマズのスタッフがうさぎ耳と狐耳を頭に装着させられる羞恥プレイをやらされていて、あらためてディズニーの凄まじい権力を感じた。
いや、これやらせるなら今後の鬼滅映画でも隊士っぽい格好させてやって欲しい。と言われる映画館スタッフの皆様、お疲れ様でございます。
ポッポ~!!ミラクルテンポで楽しかったです! (*´▽`*)
これは大ヒットしそうな気配!
ロングランかなと。
今日は「ズートピア2」早速観ましたよ!
場内は 前作の人気及び事前の告知も有ってか
人は多かった!
ディズニー作品をほぼ見てますが、当たりも有れば外れもある中
このシリ-ズは 良作と思います。当たりですね。
兎に角テンポが良い。そしてクドくなく笑える。
ポリコレ感も無し。だから尚良いのかも。
動物世界がテーマだしね。 Zoogle にワロタ!
アナウサギのジュディ(CV:上戸彩さん)と、アカキツネ(CV:森川智之さん)の
新米警官バディによる マムシのゲイリー(CV:下野紘さん)を捕まえる大騒動がテーマ。
ゲイリ-が盗んだ日記、それはズートピアの秘密が書かれたものだった。
その謎を追う!!
とにかく、哺乳類動物だけじゃなく、爬虫類、鳥類、魚類 世界には色んな動物が居てそれぞれ共に生きている事をテーマにしてる。設定は凄く良いと思う。これって例えて人類の人種に置き換えれそう。多分そうなのかな?
色々思惑を入れるとモメそうだけど 至って動物たちの世界観って事で。
この警官バディ捜査。昔見た ”ビバリ-ヒルズコップ” チックなイメ-ジに重なって思えた。 笑いあり、涙あり。市長の役柄(悪に牛耳られてる所)、警察側の頑固な姿勢とか、そして仲間たち。
非常に設定が上手く整っていると感じますネ。
特に一番笑ったのが、
セイウチ船長のポッポー♬ 背泳ぎ船にバカ笑い!(ポパイかよ)
あと低速ナマケモノ野郎の超爆走カー! 最高 (≧◇≦)
そして羊たちの沈黙、シャイニングを思わせるパロディ場面
特徴あって中々笑えます。
果たしてバディの二人はゲイリ-を捕まえる事が出来るのか・・・
そして本に隠された真実とは。
(最後ロールの後に少しオマケ映像があるよ)
子供向けだけじゃ無く
家族一緒に楽しめる作品ですね。
(日本語吹替版の方がお薦めと思います)
カップル、ご友人、ご家族にどうぞ!
みんな揃って劇場へ GO!!
残念に思われたり、疑問に感じるところはあるものの、バディ・ムービーの面白さは堪能できる
前作は、本格的な推理と、意外な人物(動物)が黒幕と分かる終盤の展開が楽しめたのだが、本作では、中盤で、オオヤマネコ一族の陰謀があっさりと明かされてしまい、「謎解き」のミステリーとしては物足りなさを感じてしまった。
毒ヘビ特有の能力を使って、日記に隠された「ある場所」を見つけ出すというアイデアは面白かっただけに、「誰が、どのようにして、ズートピアから爬虫類を追放したのか」という陰謀の核心についても、ヘビとその仲間が説明するのではなく、主人公のウサギとキツネが、色々なヒントから解き明かすという展開にしてもらいたかったと思えてならない。
様々な動物たちが、それぞれの習性を保ちながら、人間そっくりな社会生活を送っているという設定の斬新さは、前作同様に楽しめたものの、それぞれの動物のサイズの違いから生じる面白さが、前作ほどには感じられなかったのも残念だった。
その一方で、今回の物語は、主人公たちが、警察による追跡をかわしながら、事件の真相に迫っていくという、典型的な「逃亡者」モノになっていて、追いつ追われつのアクションと、手に汗握るスリルが存分に楽しめるようになっている。
仲間だと思っていたキャラクターの突然の裏切りには驚かされたし、「羊たちの沈黙」や「シャイニング」を連想させるシーンにも、ニヤリとさせられた。
ただし、ウサギとキツネが、相手に対する自分の本音を吐露し合って、互いの絆を深める感動的なシーンでは、「そんなことより、早く特許証を探しに行けよ」と突っ込みたくなったし、やっつけたと思っても、性懲りもせずに逃げたり襲って来たりする裏切り者のしつこさにも、少々うんざりしてしまった。
敵と思われたウマの市長やイノシシの警官の、ラストでの変わり身もご都合主義に思われたし、爬虫類や水生動物との共存を通して描かれる「多様性の受容」というテーマも、前作ほどには心に響かなかった。
そもそも、オオヤマネコの先祖に陥れられたヘビの先祖が、本当の特許証を取り戻した時点で、どうして自らの無実の罪を晴らそうとせず、それをしまい込んだ上に、その場所を日記の中に潜ませるという「回りくどいこと」をしたのかという理由がよく分からなかった。
と、残念に思われたり、疑問に感じるところはあったものの、それでも、やはり、鳥類の登場を予感させる次回作が楽しみになってしまうのは、優れたバディ・ムービーとしての面白さを堪能できたからだろう。
すごかった!!
自分の中で前作が完璧すぎて、続編を楽しみな気持ちと不安な気持ちが半々あるなか初日に観てきました。
もう、ブラボー!!でした!
はちゃめちゃ具合、フフと出る笑い、ハラハラするシーン、そして相棒への想い…
ジェットコースターのような場面と感情の展開に終始くぎ付けでした。
もう少しゲイリー中心の話になるのかなと思っていたので、軸になる事件のストーリーが進みつつ、ジュディとニックの関係を濃く丁寧に描いてくれていてファンとしてはとても嬉しかったです。観終わった後は心臓バクバクしてました笑
また観に行きたいです。
あと!ネタバレですが
最後のシーン!羽根!
…期待していいですよね。
前作が好きなら好き!!
ニックのビジュが良すぎました。。
表情豊かで可愛い。。笑
前作のあらすじもあって分かりやすい
曲も好きだし、
いろんなパロディもあって笑えて面白かった!
ズートピアがどう出来たのか
上手く相棒と組み合わせていたなぁーと
吹き替えで見ましたが、中々な有名人もいました
確かに鳥類居ないなーって思ってたんで
これは3もありますかね?
《絆》の映画
感想を一言で表すならタイトルで事足ります。
環境、生まれ、自身によって変わる心情や絆を丁寧に描写してあります。
同僚の心遣い、先輩後輩の接し方。
着飾る者の表裏。
コミュニケーションが上手い方の話し方、アドバイス。
言葉や生態が異なろうとも、繋がる人脈。
迫害された者達の生きる意味、辛さ、これからの生き方。
友情が芽生えた奇妙な共闘、隠された悪意。
分かち合う友情の心、ひた隠しにした悪意と臆病者のぶつかり合い。
そして、相棒達の言葉やハグによるコミュニケーション。
老若男女向きの映画ですが、大人でも大丈夫。
むしろ、大人は見て欲しい。
無理に同じで無くても良い、そのままの貴方が、貴方らしいのだから。
スタッフロールの後のパートは必見です。
短い。けど、困難を乗り越えた者達が見せてくれる表情、仕草、アドバイス。
彼らはまた困難にぶつかっても乗り越えてくれるはず。
勇気をもらえ、心が落ち着いた映画でした。
面白かった
ストーリーはヘビを助ける事を中心に爬虫類と動物の関係性を明らかにしていく話とジュディ、ニックの二人のバディとしての関係を深める話を複合した感じでした。結構映像は激しめなので見た後、疲れるかも。
前作ファンは絶対に観るべき傑作
IMAX吹き替え版で視聴しました。
前作の『ズートピア』のファンで、期待して観に行きましたが、期待を上回る面白さでした。
正直に言うと、日本のSNSでの宣伝がちょっと滑っているように感じていて、序盤もこの展開で大丈夫か…?と最初の方が心配でした。
最初の騒動についても、ジュディとニックが暴走して回りに被害を出し、ボゴ署長に正論で諭されるような形で、この先どうなるのかと思っていました。
が、予告編などで見慣れたシーンが終わると、途端に面白くなっていきました。
大胆な潜入捜査が始まったかと思ったら、早々に黒幕らしきヤマネコ一族に濡れ衣を着せられ、追われながらヘビの後を追うという、次々に話がテンポよく展開されていき、退屈する瞬間が最後までありませんでした。
■ 登場キャラクターの躍動感、活き活きとした動きが良い
次々に画面が切り替わる中、どのシーンでも登場するメインキャラクターも、名もない動物キャラクターも、全員活き活きとした動きをしており、映像としても密度がとても高かったように思います。
どのキャラクターも元となった動物の特徴が反映されており、ユニークに、可愛く、面白く描かれていて、一度観るだけでは楽しみ切れないと感じました。
個人的には前作からガゼルの周りにいるトラのダンサー達が、表情や動きがなんか癖になりお気に入りです。
■ 前作で登場したキャラクター達の使い方が上手
今作には新しく登場するキャラクターももちろんいますが、前作で活躍したキャラクター達も数多く登場し、そういったキャラクター達が出てくるたびに新しい一面を見ることができてとても楽しかったです。
特にナマケモノのフラッシュが出てきて、ニックが「フラッシュ!フラッシュ!ダッシュで行こうぜ!」のセリフを言ってからのシーンはとてもシビれました。
■ ジュディの人望
今作は前作のラストからあまり日が経っていないくらいの時期の話ですが、前作の市長の件を解決した報道が浸透しており、ジュディは有名人(有名兎?)でズートピアの人々からの人望が厚い様子が描かれていました。
メチャクチャやっているように見えていても、そういった人望から要所で助けられつつ、物語が進んでいくのはとても暑い展開でした。
■ ジュディとニックの関係
序盤から二人の関係がどこかぎこちなかったり、すれ違いがある様子が描かれていましたが、その理由が後半に明かされることになり、なんかもう…こういう展開が好きです。
普段は飄々としていて軽口を叩くニックですが、本当に言いたいことはうまく言えない口下手さがあるというギャップが良いですね。最後の方のシーンでは言いたいことが全然まとまってなくて、そういう口下手なところが垣間見えるのがとても素晴らしいです。
ジュディはそういったことが無いように見えて、実はやはりウサギの警官という立場からくる世間の目を気にしており、強くあらないといけないというプレッシャーから正直なことを言えなくなっているというのも、ジュディの性格というところが見えて良かったです。
物語を通して二人が本音を言い合えるようになってからは、明らかに必要以上にセリフが多くなっていましたが、今まで言えなかったことをどんどん話そうとしている二人の関係が見えて、もうずっと一緒にいろと思わざるを得ませんでした。
■ パウバート君の思い
最初にゲイリーと相棒として行動していたパウバート君ですが、彼もまたいい味を出すキャラクターだと思いました。
ゲイリーと行動するようになった理由を聞いて、これ絶対ゲイリーを利用して悪いことしようとしているだろと思いましたが、実際そうで、彼もヤマネコの一族なんだなと思いました。
彼は彼で家族から愛されたくて行動しており、「違うのは嫌なんだ」というセリフから、彼も必死に行動していたんだろうなと感じました。
実際、一族共々刑務所に入った後、どこかうれしそうなパウバート君を見て、計画は失敗したけど、ある意味「一緒」になることができて、本当に欲しかったものは得られたのではないかと思います(そうあってほしい)。
他人を傷つけるということはしてはダメですが、なんだか憎むに憎めない良いキャラだと思いました。
長々と書いてしまいましたが、総合してこの作品はとても面白く、素晴らしい作品だと感じました。
ただ、感想を書いていて思いましたが、メインとして出ているはずのゲイリー君があまり印象に残っていなかったのが、自分の中で心残りです。
時間があれば、今度は字幕版でまた観に行きつつ、ゲイリー君の活躍などにも注目してみたいと思います。
あと、最後のあれ、絶対3作ってますよね?
次の舞台は空かな?楽しみにしてます。
これぞ求めていたズートピア!
目まぐるしい展開、詰まりに詰まった情報量、ニックとジュディの関係の描き方、全てが楽しめました。
オープニングの犯人追跡シーンからお祭り感満載、優しいボゴ署長、らしさが出たアクションシーンに潜入捜査。警察ドラマとしてのセオリーを踏襲しつつ動物たちならではの演出。ジュディとニックがギクシャクしたり喧嘩したり協力したりしながら別れて再会して抱き合って本音を言い合うシーンはときめきが止まりません。
ニックの脱獄シーンでベルウェザーが出てきたサプライズは思わず噴き出しました。「私の新居はどう?」好きすぎる。自分のウールで作ってるの面白。
個人的にパウバートはかなりメロいなと思っていたので犯人でちょっとがっくり。でも犯人になってからの豹変の仕方もメロい。
声優が某事務所のアイドルだと知って納得。
ビーバーの配信者はちょうどいいおちゃらけ感と有能さがあってとてもいい役でした。
フラッシュフラッシュダッシュで行こうぜ!やってくれたのも嬉しい。
エンディングのニックがインタビューに答えているシーンは1の最後のジュディのオマージュ?ですかね。
それから最後の「好きだよ」の破壊力!
こんなセリフが飛び出してくるとは思わなくてびっくり。というか今回、ニックがジュディに対して真っ直ぐな思いをぶつけるシーンがあるのがとてもいい。
コミカルだけど丁寧な心情描写に強く惹かれました。映像の迫力もいい!
最後に落ちてきた羽はやっぱり続編の示唆なのだしょうか。
映画単体の完成度はともかく、ズートピアの続編としては完璧で、まさに求めていたものでした。
最高の映画体験
良かった点
・子供が観て可愛いくて楽しい
・大人が観ても楽しくて、前回よりもディープなアメリカ社会や歴史の皮肉がある
・前回のキャラは一通り登場
・飽きさせない演出
・レミーの美味しいレストランとかなどのパロディもあって面白い
改善点
・やはり前回と同じような感じで展開は読めたところ
(裏切り展開は予想できてしまう)
【"真実を求める絆。けれど素直になれなくて。”今作は見た目のイメージと実態のギャップに騙されてはイケナイよ!と言うメッセージを込めた多様性社会を容認する物語の世界観と、観賞後の余韻も佳き作品である。】
◆感想
・一般的なイメージとして、キツネは狡賢くって、ヘビは邪悪で怖いというイメージがあると思う。
けれども、この素敵な素敵なアニメーションは、そのイメージを払拭してくれているる。そこが、何とも心地よいのである。
・冒頭に、一作目をサラッと振り返り、ニックとジュディがどのような活躍をしたかを描いてくれるのも、観る側に優しい配慮だと思うな。
何よりもキーになるジュディの”あの録音機”が前作でうわべだけ取り繕っていた人の本音を録音し、ニックとジュディが最強のバディとして表彰されるシーンだよね。
・本編も前作の路線を踏襲していくのだが、アレンジメントされていて、”ズートピアを最初に発想し、作ったのは誰か!”と言うミステリータッチとその後のアクションシーンの見せ方が良いんだよね。
・ニックとジュディが”お互いに素直になれないまま”物語が進むのだが、ニックはジュディがピンチの時に、命懸けで助けるし、何よりも後半にジュディが”あの録音機”で録音したニックのジュディに対する本当の気持ち、想いを何度も聞くシーンも良いのだな。
■今作の最終盤に80年代のオーストラリアのロックバンド”Men At Work"の大ヒット曲”Down Under"がワンフレーズだけ流れるのだが、この曲の意味が分かっていると、”成程”って思うんだよね。
マア、そんな見方をするのはごく一部の洋楽ファンだけだと思うのだけれども。
”多様性を認める楽しい社会にも、落とし穴はあるんだよ!”と言うように、私には聞こえたのだな。
・ご存じのように、このシリーズは架空の国”ズートピア”が舞台であるが、そこでは多数の動物たちが暮らしている。
それは、多様性を肯定している象徴なのであるが、一方では見た目でその動物を判断する”ルッキズム”もしくは”思い込み”の思想も蔓延しているのである。
故に、ヘビのゲイリーは差別的な扱いを受けるのだが、それを覆す気持ちの良いストーリー展開が良いのである。
<今作は、見た目のイメージと実態のギャップに騙されてはイケナイよ!と言うメッセージを込めた、多様性社会を容認する世界観により、物語の世界観が心地よく楽しい作品なのである。>
全66件中、41~60件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







