劇場公開日 2025年9月5日

シャッフル・フライデーのレビュー・感想・評価

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3.0「親の心子知らず」は万国共通

2025年8月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

日本では9月5日公開作品を一足先にクメール語字幕つきで鑑賞。

日本人にはお馴染みの入れ替わりもの。ただ、父親が2歳の娘を風呂に入れただけで性犯罪者扱いされるお国柄なので、入れ替わるのは男女ではなく、全員女性。祖母(テス)、母(アナ)、娘(ハーパー)、さらに母親が再婚しようとしている相手の娘(リリー)の4人が怪しげな占い師と出会った翌日にテスとリリー、アナとハーパーがそれぞれ入れ替わる。

片親を失った女子高生同士のライバル意識に親の再婚問題が絡み合い、さらに親子関係の葛藤という複雑な人間関係がそうでなくともこんがらがる中での入れ替わり。

基本的にドタバタのコメディなのだが、違う立場で生活する中で互いの立場やこれまで知らなかった相手への想いなどを知り、相互理解を深めていく、心温まるホームドラマに仕上がっている。大どんでん返しなどのない、安心して誰でも楽しめるディズニーらしい映画だとも言える。

なお、原題が比較級なのは、テスとアナが入れ替わる、2003年の Freaky Friday (邦題『フォーチュン・クッキー』)の続編だから。Disney+に加入しているならこちらの前作も視聴可能だ。

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Tofu

1.0モラルゼロの醜悪オンパレードに反吐が出る

2025年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

 まあ、呆れて情けなるレベルの酷さ。ディズニーブランドの実写コメディなんて久しぶりか。当然にノーテンキなコメディを期待してましたが、まるで笑えない。ガキがコテコテのメイクとオシャレコーデでイキがって、米国ってのはどんだけエネルギーを無駄に浪費しているかを目の当たりにする。いえ、作ってる彼等は別にそんなコト1ミリも思ってない、私からみたら、です。フード・ファイトの醜悪さは本当に見ていられない、ガザの子供たちが見たら怒り心頭・絶望の域でしょう。

 これ全編フルカラー総天然色の騒々しさ、衣装も奇をてらった下品なものばかり。なにより「入れ替わり」の映画なのにもたもたして中盤にやっとコトが起きる。それも馬鹿馬鹿しいほどにチープな占い師の下で、ついていけません。そして肝心の入れ替わりの内容が4人まとめてって、滅茶苦茶で、何が何だか判らせる工夫もないものだから。誰が誰にを理解するので無駄に時間を要してしまう。

 入れ替わってしまえば、相手の立場になってと、正論を吐き、都合よく元通りになって、理解し合えてめでたしとは。オスカー受賞で波に乗るジェイミー・リー・カーティスのための企画でしょうね、彼女のハッチャケが本作の要でしょう。けれどクドイと言いましょうかしつこいと言うか。リンジー・ローハン親子は二人がそっくりでまるで混乱ですよ。嫌みなリリーが私は我慢ならず、父親役のマニー・ジャシントはフィリピンのご出身とか、てことはリリーもアジア系? そう見えないですよ。

 アメリカ人1人あたりのエネルギー消費は、日本人の4倍以上。地球を荒らしまくっているのも事実で、こんなライフスタイルを止めない限り、地球温暖化は止まらないとも言われてます。たかが映画ですが、こんなウケ狙いしか出来ないさもしさを恥ずべきですよ。

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クニオ