「リンジーおかえり同窓会」シャッフル・フライデー kamonさんの映画レビュー(感想・評価)
リンジーおかえり同窓会
アメリカで大ヒットした前作を、私は、公開から数年後頃、ディズニーチャンネルでリンジーの作品を数本見てハマリかけてたところで見て大ハマリ。DVDを買ってBGMとして毎日ー気づくと1年位かけてました。
リンジーがメジャーから姿を消し、復活はもはや無理だろうと思ってましたが、プライベートで落ち着いている事を知り、仕事も徐々に増えてきて本作の特報を観た時は、まさかのディズニー!遂に完全復活!夢のよう!生きてて良かった!と勝手にまるで身内のことのように嬉しかったです。
アメリカ公開から1ヶ月後の日本公開。その間、色んなサイトで様々な場面を目にしてしまい、その度ごとに楽しいものの、劇場で観た時の感動はその分なくなっていることを薄々感じつつ…その予感は当たってしまいました。
20年以上経過してるにも関わらず、結構出演してくれて、前作が大好きな人には、懐かしくて楽しい同窓会な映画。
私が行った劇場ではパンフの販売がなく、裏取り出来てませんが、おそらく、リンジーの子役時代の映画の共演者も出てたと思います。私は、この人も好きだったので嬉しかった。
肝心の映画内容は…4人が入れ替わるので、誰が誰なのかを理解するまでに時間がかかりました。
若い2人のキャラが現実的。もっと極端な方がわかりやすかったかも。
リンジーもそれなりに頑張ってたし、ジェイミーに関してはあいかわらずノリノリ。
もっと旧キャラを分かりやすくアップにしてもらいたかった。変更されてるキャラに馴染めない。新キャラは普通の人が多くて個性が弱く魅力を感じない。
全体的には、長時間にもかかわらず退屈なく上手にまとまってた。
フードファイトが楽しめないのは、自分が日本人だからかも…でもハイスクールミュージカルで不快感はなかったので、フードファイトに至る経過が重要だったかのか、演出の差か。
お互いを分かり合う点は良かったが、セリフだけではなくて、演出で表現した方が効果的と思いました。みんな上手なので、出来たと思います。
前作のリンジーの無敵感。弟のズルさと憎めなさ。ライバルとの抗争。挑戦的なジェイミーの本気度。ジェイクの優しさと情さ。きっかけのチャイナな2人は出番もセリフも少ないのにキャラがたってた。作品全体のテンポの良さ。爽快感。全てが完璧な前作の同窓会としての作品以上には至らない無難な作品でした。