パディントン 消えた黄金郷の秘密のレビュー・感想・評価
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パディントン エルドラドへのアドベンチャー❣
イギリスの作家・マイケル・ボンドの児童小説の『パディントン』を実写映画化した、シリーズ第3弾。本作は、これまでの舞台となっていたロンドンを遠く離れ、パディントンの生まれ故郷の南米ペルーの山奥が舞台。行方不明になったパディントンの育ての親・ルーシー叔母さん探しを繰り広げる中、エルドラドの黄金伝説に纏わるアドベンチャーに巻き込まれていく。
日本ではこの夏、熊と言えば、人を襲い、作物を食い荒らす、恐ろしい害獣としてのイメージが定着してしまった。しかし、『くまのプーさん』もそうだが、本シリーズでは、物語の根底には、『家族愛』や『友情』というホットなテーマが流れている。パディントンの誰も疑うことのない、清らかな心、優しい言動は、それだけで心が癒され、人間との強い絆で結ばれた同じ仲間として描かれているのは、少し皮肉な感じもする。
本作は、『老ぐまホーム』で余生を送っていたルーシー叔母さんを訪ねて、ブラウン家の家族と共にパディントンが、ペルーを訪れる所から始まる、ところが、着いた先でルーシー叔母さんが、メガネと腕輪を残して行方不明になっていた。そこで、パディントン達はルーシー叔母さんを探しの為に、ペール―の山奥へと足を踏み入れる。そこで、様々な危険や苦難に遭いながら、ルーシー叔母さんが、黄金郷伝説のエルドラドに向かったことが明らかになるが、黄金を狙う悪党の罠が、パディントン一行を待ち受けていた…。
エルドラドの黄金郷の舞台となったのが、何となく観たことある風景だと思ったら、あの世界遺産となった天空の遺跡の『マチュピチュ』だったのは、面白いシチュエーション。また、エルドラドの黄金郷で目にしたものも、黄金なんかよりも、もっと大切な宝物であり、ラストシーンでパディントンが選択した人生の道もまた、児童小説としての夢を裏切らない内容となっていた。
出演者として、ブラウン家の家族は、ヒュー・ボネビルが父を演じ、ジョディー役のマデリーン・ハリスとジョナサン役のサミュエル・ジョスリンは、2作目と同じだったが、母役はエミリー・モーティマーに変わっていた。今回の適役にはアントニオ・バンデラスが登場し、ラストのラストにちょこっと前回の敵役・ヒュー・グラントも顔を見せていた。
パディントンかわいい
なんかジーンときた。
ペルー出身でロンドン暮らしにすっかり馴染んだクマ、パディントン。
英国市民となりパスポートを手に入れた彼が、ブラウン家と一緒に故郷ペルーを訪れる物語です。ペルーの“老クマホーム”で暮らすルーシー叔母さんの元気がないという知らせを受け、急遽旅に出る展開は胸が熱くなります。
今回の見どころは、コメディ要素と感動のバランス。パスポート申請用の写真撮影シーンなど、ちょっとした出来事で笑わせてくれますが、それが後の場面で伏線として効いている脚本は本当に秀逸です。
思えば第一作で密航してロンドンに渡ったパディントンは、ある意味不法移民の立場から出発しました。しかし彼の真面目さと努力、地域とのつながり、そしてブラウン家の愛情によって、今では立派に英国社会に溶け込み、正式な市民権を獲得。
ペルーでの感動の再会になるはずが、叔母さんは行方不明に。
さらに、物語はおばさん探しと黄金探しの旅へと発展していきます。
クマにとって黄金とは何なのか?――その答えは映画で。
ファミリーミステリーハンティング
行方不明のおばさんを探すためのアクション映画になった本作だが、舞台になった南米の風景ーちらっと映ったレインボーマウンテンやアンデスの山並み、マチュピチュ遺跡ーが美しくて壮大で大画面での冒険気分を盛り上げている。
そして、パディントンの映画シリーズには魅力的な悪役が出てくるのも楽しみの一つになってきているのだが、今回はA・バンデラス氏の観光船の船長(ご先祖6人全部が彼だったとは記事を読むまで気づかなかった笑)と、O・コールマンさん演じるどこか胡散臭い老クマホーム院長がイイ。ストーリー的にも二人の豹変ぶりにはびっくりして大笑いした。^o^
最後に、エンドロールを含めおまけ的に、前回悪役のヒュー・グラント氏が顔を出してるあたり、続編もありで再登場もありかな、と思った。
パディントン がかわいいからOK
パディントン 大好きで、1と2は何度も観ました。
今回のストーリー、あらすじは良いと思いますが、一つ一つのシーンがあっけなく、ちょっとパンチに欠けるかなと思いました。
でも、ひたすらパディントン がかわいいし、シリーズで出てる脇役の役者さんが出てたり(2の博物館?の警備員さんとか)、ファンには嬉しいシーンもあったので、まあいっかって感じかな。
また1と2が観たくなりました。
ちなみに、基本的に字幕で観たい派なので、字幕上映館がかなり少なかったのにはブーイングでした。
愛が満ちていてほろりとする名作です!
シリーズ2作を知らない私は果たして楽しめるのかどうか一抹の不安を抱きながら映画館に行きました(今週はそれほど興味を惹きつけてくれる作品がなかったのでというスタンスでした)。最初はやはり児童文学という先入観があったので、いまいち興味が掻き立てられなかったのですが、ペルーでの冒険が始まると、その緊迫感あふれるドタバタに、徐々に引き込まれてしまいました。とにかくパディントンは明るくて強くて家族愛が強いから、日本で言えばアンパンマンが太陽のような存在であるのとよく似ていると思いました。その証拠に、ロンドンのブラウン家の家族から熱烈に愛されているのが伝わってきて、本当に微笑ましかったです。ストーリー的には黄金を探し続ける人や(先祖の亡霊が何人も取り憑いていました笑)、尼さんになってでも黄金を探す輩が敵として登場してきますが、コメディタッチですから忌避感が全くありませんでした(探していた黄金の正体はタワワに実るオレンジなのでした笑)。また、目まぐるしくピンチに襲われるパディントンの姿に、眠気もすっ飛びました笑。いずれにしてもペルーの絶景はぜひぜひ皆さんに見てもらいたいと思いました。それから、この作品を観終わったら、クマに対しての印象が全く変わってしまったようです(プーさんと同じで、本当に愛くるしい人類の友達なのかもしれません)。最後に、パディントンがペルーに残らないで、ロンドンのブラウン家の元でまた一緒に暮らすことを選んだ時、ほろりと涙が出た心温まる作品でした。感謝!!
3作の中では一番好き
抜群の安定感 老若男女問わず楽しめるパディントン•シリーズはいろいろと考察してみてもけっこう楽しい
ご存知ペルー出身、ロンドンでブラウン家の皆さんとともに暮らすクマ パディントンのシリーズ第三弾。今回は英国に溶け込んで英国民としてパスポートまで取得したパディントンが自分のルーツであるペルーにブラウン家の皆とともに旅行するという胸アツ展開になっております。
思えばパディントン君、第一弾『パディントン』を思い起こせば、ペルーからイギリスへの貨物船(たぶん)に密航してクマ暦で数年前(たぶん)に英国に入国していますので「不法移民者」ということになります。その際にひょっとしたら彼の罪状(?)にマーマレードの密輸も加わる可能性もあったのですが、当該品が旅程ですべて消費されたので未遂に終わっています。彼の名前「パディントン」は本名が英語での発音が難しいのでロンドンに実在する駅の名前からとったようですが、このあたりのことから、パディントンは入国してそのまま英国に溶け込んでいった移民の皆さんのメタファーではないかと言われてるようですね。まあ彼の本名は英語だけでなく人類すべての言語において発音が難しそうではありますが。これ、日本の市民権を獲得するときにも駅名を名乗るというのはなかなかいいアイデアだと思います。品川さん、大崎さん、五反田さん…… あたりはいいとして、高田馬場さん、高輪ゲートウェイさんは長過ぎるかな。
今回はそんなパディントン君がいよいよ英国パスポートを手にします。申請用の写真を街角のセルフの3分間写真コーナーみたいなところで撮るのですが、それだけで笑わせてくれます。脚本がうまいなあと思うのはそんな笑わせシーンと同様のことが後の場面でも出てくるところ。全篇に渡ってかなりよく練られた脚本だと思いました。で、パディントン君、正式にパスポートを受け取るわけですが、「不法移民」から始まった彼のロンドン生活がここまでこれたのも彼の真面目な性格と日頃の努力、地域の皆さんとの絶え間ない交流、何よりもブラウン家の皆さんの協力の賜物です。ご近所の皆さんから、英国紳士のシンボル 傘をプレゼントされて誇らしげなパディントン君でした。
以下、雑感と考察を少々。
いったいいつ頃の話?: 今回もスマートフォン等の最新のIT機器は登場しませんでした(たぶん)。ということで、セルフの写真コーナーにもバーコード決済など存在するはずもなく、コイン式でそれがなんとも言えない味を出すわけです。なんか日本で言うところの昭和の末期みたいな感じ。まあ映画内ではクマ暦で時間が流れてるみたいですから、それでよしとしましょう。
電気機器、通信機器等の器具が旧式?: 上の話とも絡むのですが、出てくる電気器具等が旧式でデジタルではなくアナログといった感じです。で、長い電源コードや通信ケーブルが絡まったり、パディントン君に巻きついたりしてひと騒動になります。ワイヤレスではこの感じは出せません。あと、シリーズ通してメカニカルなものが好きで、例えば、時計ならゼンマイに歯車の方式で間違ってもクォーツのほうには行きません。写真はアルバムに貼ってあるような状態で出てきますが、デジカメではなく、フィルムカメラで撮ったものなのでしょうか?
キャストにスペイン人のアントニオ•バンデラスを配した意味: 今回はペルーが舞台ですが、かつてはインカ帝国が栄えたところで(そこから黄金伝説みたいなのが出てくるわけですが)、それを16世紀に滅亡させたのはコンキスタドールと呼ばれたスペイン人たちでした。で、アントニオ•バンデラスがコンキスタドールの末裔の遊覧船の船長の役をやるわけですが、面白いのはご先祖さんたちの霊もときおり出てきて全部の霊を彼が演じるわけです。一人五役か六役だったと思います。
吹替で観るか、字幕で観るか: 私はずっと字幕で観てきました。パディントン役のベン・ウィショーさんの落ち着いた話し方がけっこう好きなので。映画を通して英語を勉強したいと思っている方がいたら、このシリーズはけっこうお薦め。パディントン君、品のいい英語を程よいスピードで話してくれますので日本人学習者向けだと思います。同じくクマが出てくる『テッド』が4文字ワード連発でおよそ教育的でないのとは対照的です。
リスク管理が行き届いている本シリーズのスタッフ陣: ブラウン家のお父さんは保険関係のお仕事でリスク分析を担当されているようですが、このシリーズのスタッフ陣は上手にリスク管理されている感じがします。前二作でブラウン家のお母さん役だったサリー•ホーキンスさんが降板して(最初からそういう契約だったみたい)、今回はエミリー•モーティマーさんが演じているのですが、あまり違和感を感じず、ずっと彼女が演じてきたみたいに錯覚してしまいました。というか、『パディントン2』の脚本ならサリーさん向きだけど、今回の内容だとエミリーさん向きみたいな感もあり、達者なスタッフ陣だなと感心しました。また、前二作で監督をされていたポール•キングさんは製作総指揮•原案の担当となり、ドゥーガル•ウィルソン監督になっています。スタッフを厚くして長期シリーズを狙っているのでしょうか。本作で一巡したような感もあるので、ここまでが初期三部作と呼ばれるようになるか、それとも…… ということで第四弾を気長に待つとしますか。
他にも、インディ•ジョーンズこすりの話とかオリビア•コールマンのサウンド•オブ•ミュージック話とかいろいろあるでしょうけど、際限がなくなるのでこのへんで。
こんなに楽しくて素晴らしいシリーズだとは
モフモフくまさんが出てくるハートウォーミング&ファンタジー&コメディだとばっかり思ってました。クマを可愛くするのもちょっと抵抗があるし、敬遠してました。
いや、予習に1と2を前日に観てたんですが、観ておいて大正解でした!
いや、このシリーズ、確実に楽しくて面白いです!
既視感のあるシーンもいくつかありますが(映画をたくさん観てる方ならそんなシーンばかりかも笑)そこはもう楽しみの一つですし、中身はドタバタアクションで、筋立ては3作で割と決まっていたり、メインでないところでも味のあるキャラクターがちょこちょこ縦断的に出てくるのも面白いし、なによりハッピーですね。登場キャラもみんながハッピーになって、観てる側もハッピーで笑顔になれる。
最高です。
なんなら年1ぐらいで、ドラ、クレしん、コナン的な展開でも良いのかな、とも思います笑絶対観に行きます。
これぞパディントン
「名言たっぷり」
このクマ苦手
過去2作は鑑賞したが、内容はあまり記憶に残っておらず、個人的には期待外れだった印象。
世間的には絶賛されているシリーズだけに、なかなか居心地悪い状況。
本作鑑賞中、冒頭のパディントンが証明写真を撮影する場面で、本シリーズに対する苦手意識の原因を思い出した。
パディントンの行動様式には納得感が低い。「一般的な状況下では選択されない行動」と感じる描写が多数見受けられる。
これは、物語上の騒動を発生させるために、パディントンに不自然な行動を取らせているようにしか見えず、個人的にはそうした構成に魅力を感じなかった。
「自家用ヨットからの大袈裟な緊急避難場面」と「タランチュラに対する庶民的な対処場面」は面白いと感じたが、個人的に楽しめたのはこの2点ぐらい。
本作は日本語副題からも示唆される通り、トレジャーハンターものとして構成されているが、主人公がクマであるという点を除けば、既視感のあるありきたりな展開が連続し、強いマンネリ感を覚えた。
最終盤、パディントンが家族に懇願する場面は、周囲の観客が涙していることから感動的な場面だとは思うが、他の作品で同様の描写を多く見てきたため、個人的には感銘を受けなかった。
楽しく可愛くテンポよく♫
パディントン新作、
期待したものを全て見せてもらいました!
毎度、実際の俳優さん方とパディントン(の合成)があまりにシームレスで、技術が技術に見えず(ひけらかさず)自然なことに驚きます…モフモフの質感にキラキラの瞳、文句無しに可愛い。本当にすごい。
サリー・ホーキンスの降板は残念でしたが、どっちみち今回はオリヴィア・コールマンがすべて持っていった感じで、お母さんが別の人になってるくらいどうでもよくなってしまいました(笑)
どちらかというと重たい役の多いオリヴィアが、明るくあやしいシスターを軽々と楽しげに演じていて圧巻!(ギターにシスターはサウンド・オブ・ミュージックよりも、80年代のパロディコメディ映画「フライング・ハイ」を思い出しましたが…)
字幕上映が早くも終了してたので吹替視聴でしたが安定のクオリティで楽しめました。
あと、ヘイリー・アトウェルがサラッと出てたのがMCU好きにはちょっとサプライズで嬉しかったです、ペギー・カーター推しなものでw
(吹替も安定の園崎未恵さん)
みんなが楽しめる良作
パディントンが作る優しい世界。
大人も子どもも楽しめる良作。
シリーズ3作目だけど、過去作見てなくても問題なし。私も前回パート2から入ったけど大丈夫だった!
でも見終わった後にバードさんの立ち位置がわからなくて調べた。
今作も面白かったけど、ブラウン一家(特に子どもたち)の活躍が薄かったのと、パート2のがもっと面白かったので点数は少しマイナス。
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