「低評価も理解しつつ、私は評価したい一本」果てしなきスカーレット kutakutakunさんの映画レビュー(感想・評価)
低評価も理解しつつ、私は評価したい一本
平均評価が低く、2点台のレビューも目にして正直身構えましたが、実際に観てみると、とても考えさせられる良作でした。
万人受けはしないかもしれませんが、私は強く惹かれました。
主人公スカーレットの存在そのものが印象的で、特に「聖」の登場以降は一気に物語に引き込まれます。ただ美しいだけの作品ではなく、私たちが普段あまり向き合おうとしない「死」というテーマを、虚無というかたちで真正面から描いている点が印象的でした。
生と死がはっきり分断されているのではなく、その中間にある世界を描いているように感じられ、観終わった後もしばらく余韻が残ります。
声優陣についても、事前にキャストを知らずに観ていたのですが、エンドロールで女優さんの名前を見て「なるほど」と腑に落ちました。とても自然で、役に合っていたと思います。
私はこれまで細田守監督の『未来のミライ』や『竜とそばかすの姫』が好きだったので、作風との相性も良かったのかもしれません。
派手さや分かりやすさを求める人には刺さらない可能性はありますが、静かに問いを投げかけてくる作品として、もっと評価されていい一本だと思います。細かく評価できれば、3.7くらいがしっくりくる作品だと感じました。
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