「果てしなきスカーレット」果てしなきスカーレット パピーミーさんの映画レビュー(感想・評価)
果てしなきスカーレット
今まで沢山の酷評レビューをじっくり読んでから観に行った。
これは、子供が観るものでは無く、大人が観る映画。
『憎しみという憎悪、それをどのように許し、平和を作っていくかという内容。』
細田作品としての枠で物語を考えるより、
1つの映画として観れば、充分理解できる話。
だからサマー〇〇や、オオカミ〇〇の幻影を照らし合わせながら観るからおかしくなる。
脚本も本人。前脚本家はおそらく国宝で忙しかったのかもしれない。
ちゃんと国宝も観たがあれは最高だった。
かれこれ映画を40年以上観てきたが、
こういう成長もの、精神鍛錬のような映画は、
1人でゆっくり観るのが良い。
今までの、レビューを思い出しながら、
いったいどこが悪いのか!どの辺がおかしいのか!
どこが納得いかないのか。
覚悟をして観たことで、逆に最高に面白く楽しく、感動しながら観ることができた。
本当にハードルをかなり下げてくれて感謝したい。
■私的なポイント。
この世界は、ようするに、あの世とこの世の境目、生死を彷徨っている空間の話。
だから、どのような展開になっても映画の演出として受け入れられる。
(ダンスが出てきてもいいじゃん!)
スカーレットの心の移り変わり、聖の役割(相当様々なレビューでは酷評だったが彼がいることでスカーレットが落ち着いて成長していく)、砂漠で同行したあの仲間達との触れ合い。
そして、
後半に出てくる少女、
あの子が発する言葉がこの映画の1番言いたいことだと私は考えた。
『私がお姫さまなら世界に戦争がない世界をつくる』
(という感じだったような。間違っていたらごめんなさい。)
映画の低評価や酷評コメントは人それぞれなので仕方がない。
しいて言えば、この映画をどの層、誰に観てもらいたいのかが若干ズレただけ。
確かに細田映画からしたら、かなり違う方向性だったが、私には、大変評価の高いサマー〇〇〇〇などよりは心に響いく良い映画だった。
そして声優達は本当に評価通り素晴らしかった。
あまり詳しいことは分からないが、
悪評だからと言って観ないのは損。
やはり自分の目で観て頭で感じて、それで評価するのが良い。
大変高評価な映画も意外と面白くないものも沢山ある。
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