劇場公開日 2025年11月21日

「恋愛映画というよりは不条理芸術に近い」果てしなきスカーレット amongさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 恋愛映画というよりは不条理芸術に近い

2025年11月24日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

細田作品のファンとして家族で鑑賞したが、ポスターから受ける恋愛映画という印象はまったく受けなかった。作中で語られる「愛」は虚しく響き、主人公とラスボス以外のメインキャラクターの感情はほとんど伝わってこない。映像は終始不穏で、映画というより“予言”や宗教画に近い雰囲気すらあり、現代の日本と中国やウクライナロシアの時勢も相まって、これから訪れる未来への暗い予感を抱かせる地獄絵図が描かれているように感じ、視聴中に恐怖を感じるほどだ。3D描写にはやや違和感がある。一部には美麗なスタジオ地図の作画とは遠い絵があって戸惑いを覚えた。ロダンの地獄の門を見ているようであり、恐怖を感じたい人、芸術を見たい人からすれば⭐︎5であろう。

among
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