「積み重ねたエピソードを生かしきれず」その花は夜に咲く ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
積み重ねたエピソードを生かしきれず
1998年、サイゴン。ナイトクラブでダンサーとして働くトランスジェンダーのサンと、アングラ・ボクサーのナムの、ラブストーリー。
物語の要のキャラクターであるボスの描き方が中途半端だし、積み重ねられるエピソードも、思いの部分を描き切れずに流されてしまう。
そのため、最後の別れのシーンもさして盛り上がらず、全体の印象が薄くなってしまった。いいシーンも多いのに、残念。
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