スーパーマンのレビュー・感想・評価
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犬とジミー・オルセンが美味しい役でしたね(笑)
映画ファンならずとも、世界中のある年齢以上の人なら誰でも知っているスーパーマンの生い立ちと新聞社に勤めている現状。過去のスーパーマン映画ではもちろんそこに時間を割き・・・特に1978年公開リチャード・ドナー監督版クリストファー・リーヴ主演のものは、その生い立ちと成長がなかなか楽しかったんだけど、この新しい「スーパーマン」は開始1分で現状までの説明をスーパーで説明し、最初のシーンはスーパーマンが戦いに負けて南極まで逃げ帰って氷の上で倒れ、それを「主役」?のスーパードッグが助けに来て(本人は単純にじゃれているんだけど)スーパーマンの秘密基地まで引っ張って連れ帰るという、めちゃ「つかみはOK」のオープニング。
すでにレックス・ルーサーと戦っていて、ロイス・レインとは恋仲であり、本編上映の2時間が無駄なことなく「現在」のお話に集中しているというスピーディかつ濃厚な作品です。
冒頭の説明スーパーですでに300年前から宇宙からの超人たちが地球にいるということになっているので、超人3人組の登場にも驚かせることはありません。
で、ジミー・オルセンが実はスーパードッグに次いで主役であるということ。めちゃご都合主義で潔ささえ感じます。
最後にカメオ出演していた「彼女」の作品も撮影中とか(笑)
監督目当てで
DC作品を映画館で見るのは初。
ほぼ、ジェームズ・ガンが監督する大作ということだけで鑑賞(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが好きなので)
スーパーマンの背景もほぼ知らない状態で観たけど、ちゃんと楽しめるように作られていた。
また、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー同様にたくさんのキャラクターがいても全員にしっかり見せ場を作っている点が素晴らしいと思った。それぞれのキャラクターに物語があるんだろうなぁ、という想像ができるのがよかった。
この先のDCUへの希望は持てたので、MCUと食い合うのではなくて、アメコミ映画全体を盛り上げてくれたら嬉しい
スーパーマン:REBORN
インクレディブルみ。
小難しい話は無しだ!!これぞスーパーマン!!
最近のスーパーヒーロー映画はこねくり回したシナリオと凝りすぎた伏線と商業的な儲けを優先しすぎたものばかりで辟易していませんか?私もそうです!
そんなあなたにド直球なスーパーヒーロー映画スーパーマンをお届け!!
と言わんばかりのジェームズ・ガン版スーパーマンが公開。何ともはや!これはまさしくスーパーマン!!子供の頃に見た地球を逆回転させてたスーパーマン程ではないですが、王道のスーパーヒーロー映画です。小難しい話は置いておいて!長々とした導入も無しにして!面倒くさい恋愛もすっ飛ばして!俺のかっこいいスーパーマンを見てくれ!!という監督の意気込みを感じます。
DCスーパーヒーロー映画の新たな出発点にもなる本作。出来栄えは十分かと思います。今後の展開に期待!
ユーモア、アクション、メッセージのどれもが高いレベルにある良作
超有名な、というか使い尽くされた題材を映画にするとき、メリット、デメリットの両者があると思うが、監督はメリットを十分に活かす。
最近のスパイダーマン、バットマンのようにヒーロー誕生のくだりをカットするのは正解。「3」という数字で語るオープニングも個人的には好きなポイント。
スーパーマンって誰?とかその故郷は?とか、弱点がピンとこないとか、最後に出てきた同じ服装の女の子は誰?とか、テレビに出てきたマスク男(ピースメーカー)は誰?とかハードルがいくつかあるのでそこで脱落する人もいると思うが、そこはやむ無しでしょう。
というか近年のヒーロー映画に求められる「知識の前提条件」「予習」に比べると圧倒的に優しいわけで。
説明的な時間をなくしているところは上映時間の短縮にもつながって好感度UP。
映画の中に常にぶっこまれるユーモアも素晴らしい。
クリプトとか微妙にディスられるグリーンランタンとか、スーパーマンの正体という個人情報がダダ洩れとか、ロイスとの関係も周知事項とか、思ったよりは上品な形で笑いがあって、安心して見ていられる。
ルーサーを最後、ぶちのめしたいけど、それをスーパーマンがやっちゃうと角が立つところを、クリプトが代わりにやってくれたのも落としどころとして絶妙だなと感心。
アクションはとてつもなく目新しいものがあったわけではないが、飛行シーンは観ていて気持ちいい。
そして、この映画で一番好きだったのは、生みの親によるスーパーマンの真の「役目」がフェイクではなかったこと。そして育ての親によって、「役目」が否定されたこと。最後に流れる映像が生みの親ではなく、育ての親とのシーンに変わったこと。
ただのユーモア&アクションではない、この映画の素晴らしさが伝わりました。
希望は生き続ける…ジェームズ・ガン節全開による希望の物語!誰も死なせないパンクロッカーな希望の象徴 vs ナショナリスト
「他国のことなんて放っておけ」
スーパーマン…スーパーマン…スーパーマン…ぼくらがその名を心の底から呼ぶとき、マークを見たり心の中で思い描いたりするとき、本来それは希望の象徴であり、平和への希求のはずだ。長年ポップカルチャーに浸透しすぎて忘れられがちなその意味を、今この暗い時代に然るべき重さをもって再提示する。当初本作のタイトルには「レガシー(遺産)」という言葉が付いており、後ろ向きな印象から取られたが、実際本作を観るとそこに込められた前向きな意味も受け取れる。
「黄色い太陽」
78年版に立ち返るようなカラフル&軽快ポップな作風で、頓挫したDCEU当初のザック・スナイダー節に重苦しくダークなシリアス路線の闇夜をひとっ飛びで切り裂く!例えば、胸のマークは「"S"ではない」と格好つけて言い訳する必要もない。だって、本作ではちゃんと赤いパンツも履いているんだから"S"上等!老若男女問わず誰もが親しみやすく、誰からも愛される"Man of Tomorrow"像を一新して打ち立てる。
国家のしがらみに囚われることなく、誰も死なせないスタンスこそ、ヒーロー映画飽和時代な現代における"パンク・ロック"(体制や主流派への反骨)だ!!
『バットマン vs スーパーマン』では、超人バトルの足元でその被害の甚大さから命を奪われていく無数の人々に目を向けようとしていた(というよりバットマンをスーパーマンと対立させるための口実として描いていた)が、本作ではそもそも徹頭徹尾"死者0"を目指すスタンスが打ち出されていて、その辺りの差別化も素晴らしい。作中でスーパーマンが、誰か一人のために救出に飛んで現れるシーンが何度も出てくる。それはもしかしたら生温い夢想家の発想なのかもしれないけど、夢くらい見たっていいじゃないか!夢で終わらないために。
スーパーヒーローがリアルに存在するとしたら、一般人たち・市井の人々の暮らしを壊し全てを奪っていく被害は間違いなく現実問題として議論されるべき点であるにも関わらず、MCUにおける『シビル・ウォー』然り、内輪揉め・仲間同士を対決させる理由に使われてきた感があるわけで、それを自身の代表作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では大量に死なせてきたジェームズ・ガンが(楽観的であったとしても)現実世界に反旗を翻すアンチテーゼとして希望を込めたことが何より特筆に値する。これぞ"パンク・ロック"と言わずして何と言えようか!そりゃパンク・ロック好きのロイス・レインも惚れるわけだ。
「"エイリアン"」
=外人、よそ者。今最も目が離せない役者のひとりニコラス・ホルトによるスキンヘッドと言えばウォーボーイだけど、彼が本作で演じたノリノリなレックス・ルーサー像は、本作を極端な見方をするならネオナチ的でもある?つまり、保守的な排斥運動やナショナリスト・民族主義につながる"妬み"。そして、色んな数字とアルファベットの組み合わせを叫びまくるけど、「2X」は股間蹴り?それはスーパーマンだけじゃなくて全男性の弱点という意味で有効な技だよ…。2500パターンあるとかって言っていた内の、(「1A」から始まり)50番目に股間キック思いついたのかと思うと面白い。
作中でアメリカ国旗(星条旗)が何度か映るのも、つまるところそういうことではないのだろうか。何よりの証左だと思う。ロシアによるウクライナ侵攻など、世界には一方的な侵略など理不尽な暴力が未だに溢れているのをぼくらは知っているのに、何もできない(しない)でいる。そんな中で世界のリーダーであり、国家における超大国まさしく"スーパーマン"な存在であるアメリカが、ルールや慣習に縛られることなく人として本当に今すべきことは何なのかと問いかけているようだったし、それはぼくやあなた世界中の一人ひとりの胸にも突きつけられているジェームズ・ガンからの問いだ。
「Don't be a stranger.」
涙腺崩壊。ジェームズ・ガンといったら父息子の物語が得意だけど、それは本作でも感情面を担う屋台骨としてしっかりと生きている。予告でも使われている家の外の親子語りシーンからの、希望の旗を立てるシーンの流れで、どちらもまんま涙を流してしまった。もっと言えば上述したような本作の方向性に、作品の前半で気づいた時点で、普通のアクションシーンの最中にもウルッときていた。だから、彼に遺されたメッセージの真相は、今となってはどうでもいいことだ。親は子に目的を与えるのでなく、手段を与え、子がバカをやってもそばで見守るのが役目だから。地球のために人々の役に立ち、世界をより平和にする。そこには右も左も関係ない。
挫折に始まり、アイデンティティークライシスに陥る。スーパーマンという全ヒーローの中で一番有名なヒーローだからこそできる、今さらキャラクターを説明的に描写する必要がないからこその、意外性のあるオープニング。からの、毎度おなじみな盟友ネイサン・フィリオン(グリーン・ランタン!!)だけでなく、こちらも毎度おなじみな弟ガンにもチラッと役柄を与えることに成功している。もう彼の作品におけるタスクですね。あと、ジェームズ・ガンと言ったらサントラ・音楽面で、本作は『GotG』最強ミックスに比べると圧倒的に控えめではあるけど、ミスター・テリフィックの戦闘シーンでしっかりと出てくる!レックス・ルーサーがスーパーマンに執念を燃やすさまは、ある種スーパーマンが周囲にも危害の及ぶ敵キャラを引き寄せているという主人公理論(ex.「ドラゴンボール」孫悟空・「名探偵コナン」コナン)が頭をよぎりもしたが、"ゴッド&モンスター"な世界なら関係ないのか?何よりスーパーマンが食い止めているし!新たなDCユニバースの未来は明るいかもしれない。
「"頭脳は腕力に勝る"」
そして、なにより心がある…人間は強い。自信がなく確信を持てなくても一歩踏み出して飛び込む勇気がある。それがぼくらの強さの源だ!その力をどう生かせるだろうか。
本作が持つパワー、この希望の物語に胸打たれた人が実際にどれだけそのメッセージを持ち帰り、実生活で差別・迫害しないで不当な暴力に立ち向かったりできるのだろうか?誰かが傷つき困っているときに、知らんぷりやめよう。既存IPを使った夏のブロックバスター娯楽作ド真ん中のハリウッド大作だからといって、これは"あ〜おもしろかったね!!"…だけで終わりにしてほしくないな。
P.S. クリプトかわいすぎ!飼いたいけど、あのアタックは普通の人間なら肋骨とか折れてヤバいことになりそう。
多様性の時代のヒーローとは
楽しかったです。オススメします。
確かに国内(USA)で災害から人々を守ったり悪人を懲らしめたりしているならばヒーローであろう。然しながら国外で紛争を止めるためとは言え侵略国の戦車を壊したりするのはイデオロギーの問題で内政干渉となってしまうかも。
SNSで誹謗中傷されるなんて昔のスーパーマンにはあり得ない事だわね。
敵のレックス・ルーサー、同業ヒーローのグリーン・ランタン、ホークガール、テリフィック、皆魅力的なキャラですね。
クリプトの飼い主のスーパーガールの登場もビックリ。
何よりも執拗な敵キャラのウルトラマンの正体がわかった時の驚きはなかなかです。
お父さんが言う「お前が選ぶ道、お前の行いが、お前が何者かを決めるのだ」は真理ですな。
時折、カル・エル、クラーク・ケント、スーパーマンの彼が伊藤淳史さんに見えてしまうのは私だけですか?
無難です
お馴染みの故郷の爆発シーンや少年時代を思い切ってカットしたのは英断だと思う。
まあ、皆マン・オブ・スティールで観たからかな?新章DCの一発目ですが面白かったです。
グリーンランタンがでてくるのは多少違和感ありか。
これまでのスーパーマンの中で多分1番弱く描かれているが1番人間らしかった。
そして犬のクリプト
預かっていることが、わかるが、本当の飼い主がまさかのスーパーガール!
ラストで少しカメオ出演!
これが1番ビックリした。
さあこれからワンダーウーマンやバットマン、新し
いメタヒューマン(バットは違うか)がからんできてどうなるか
このスーパーマンめっちゃ好き
冒頭から地に落ちるスーパーマン、完全無欠なヒーローの新しい作品が初っ端から敗北して弱々しい姿を観客にみせる。これは完全無欠なヒーロー映画ではなくて、完全無欠なヒーローに成っていく映画
我々と同じく傷つき倒れ立ち上がり自身の道に迷う姿は等身大のスーパーマンで、私はスーパーマンがどこか身近に感じた
スーパーマンの他にも個性的なヒーロー達が現れる、当初はスーパーマンだけを描いて欲しいと感じたが、その心配はなく、それぞれのキャラが面白くそれでいてスーパーマンの物語を邪魔しない作品を盛り上げてくれる大切な存在だった
後半、スーパーマンの育ての父親が示した何者かになるのはお前次第という様なセリフは現代を生きる我々にも刺さる言葉じゃないかと思う
実の両親の動画が世間に出回りスーパーマンの評判は地に落ちるも、人々が危機に瀕してスーパーマンを求める姿に人間の浅ましさが現れてて面白かったし、それでも人を助けるスーパーマンの姿は格好良かった
ビルが倒壊し土煙から姿を現す姿は神々しく正しく救世主のようで素晴らしい
最後のヒロインとふわふわと浮きながらキスするシーンもベタだけど自分もスーパーマンだったらやるなと思ってニヤニヤしてしまった
だらだら書いてしまったが、未熟で熱意だけが先行しているスーパーマンが人を信じ、人を助けて本当のスーパーマンになる成長過程を映画で描いてくれたのが個人的に本当に嬉しかった、他のスーパーマン作品はあまり好みではなかったが、この新しく帰ってきたスーパーマンの作品はずっと追い続けたいと思う
最後に、スーパーガールめっちゃ可愛い!なんかめっちゃ遊んでる奔放な女の子って感じがめっちゃ好き!しかもこのご時世にちゃんとスカートで可愛い!
新たなスーパーマンの伝説が始まる!
ジェームズ・ガン主導のDCユニバースが本格的に動き出す。DCと言えば先ずこの作品、最もメジャーなスーパーマンの登場です。
スーパーマンと言えば、幼い頃からよく知ってる作品。テレビで見た記憶はあるんですが、内容は全く覚えてません。アニメもあったかな。
そんな中で、本格的にスーパーマンを認識したのは、やっぱりクリストファー・リーヴですね~。
イケメンマッチョの正統派ヒーロー物語!大いに悩んで、弱点を克服し、メチャクチャ強いヒーローを魅せてくれます。
一作目から衝撃的な展開だったけど、それを覆す結末に大いに興奮した覚えがあります。
ザック・スナイダーの「マン・オブ・スティール」も良かったですね~。コスチュームからして、今までのスーパーマンのイメージをぶち壊す斬新さ。それから、衝撃的な展開にDCヒーローの揃い踏み。いや〜、楽しませてもらいました。
そして、満を持しての本作品。
エンターテイメントでありながら、全く違う新たなスーパーマンを見せてくれます。
いきなりの敗北から始まって、スーパードックの登場。グリーン・ランタンとか、他のDCヒーローも入り乱れての大乱戦。ホンっと見どころ満載。
それから、音楽も良かったな〜。
懐かしのあのフレーズが、チラホラ聞こえてきてワクワクしちゃいます。
【ネタバレ】
ジェームズ・ガン主導と言うことで、陽気なヒーローものを想像してたんですが、かなりハードで惹きつけられる作品でした。
レックス・ルーサーの卑劣な策にドンドン追い詰められていくスーパーマン。これほどのピンチがあっただろうか。
つい先日見た「でっちあげ」を彷彿させるルーサーの情報操作。ヒーローが悪者に仕立て上げられていく恐怖。いや〜、ホンっと見応え十分にイライラしちゃいました。
また、最初の敗北にしても、闘う相手がウルトラマン?(お馴染みのヒーローとは全く別人ですが)ルーサーの指示通りに戦うメチャクチャ強い相手に、スーパーマンがフルボッコにされるんだけど、実はスーパーマンのクローンだったという驚きに併せて、異次元空間を牢屋に使うなんて、ルーサーどんだけ天才なんだと、ただただビックリ!
ホンっと、見どころ満載でメチャクチャ楽しめた一本でした。ただ、スーパードック、クリプトのバカっぷりはかなりウザかったかな。
〝おふざけ半分〟に騙されてはいけない
予告編からの印象では、『ダークナイト』のように〝正義〟についてシリアスに考えさせられる映画だと思っていたのですが、大らかな笑いを予想外に挟んでくるので、拍子抜けといってもいいくらい気楽に楽しめる映画でした。
ところが、よくよく振り返ってみると、いま世界で起きてることをそのまま暴き出して、我々人類は本当に「ホモ・サピエンス(ラテン語で「賢い人」)」と名乗っていいのだろうか、ということを痛烈に描き出している。
①二度の世界大戦や米ソ冷戦の時代を経て、もう大きな戦争は起こらず、世界中が経済で繋がる平和な時代がきた、と思っていたら、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルの軍事作戦が起きるし、中国の台湾侵攻だっていつおきてもおかしくないほど今の世界は不安定。
②格差や差別、その他解決できない現実的な問題はたくさんあるけれど、「自由と平等」を求めることでは人類はほぼまとまってくれる、と思っていたのに、強権的で全体主義的な政治体制の国が増えている。アメリカですら、〝そちら〟側に傾きつつある。
③真実かどうかなどとは関係なく、無責任に人を貶めることで、自分のイライラを解消したり、快感中枢を満足させる人が無限に増殖中。
④ルーサーはGAFAMの創業者やイーロン・マスクをデフォルメ(かなり悪影響のほうを誇張してはいるが)。
ルーサーの会社。もしかしたら空飛ぶ本社だから、或いは本社は異次元にあるから、とかいう理屈で税金払ってないかもしれませんね。
歴史に学び、「過ちは繰り返しませぬから」と歯止めを掛けられる人は、世界にはもうスーパーマンしかいない、という絶望の映画になりませぬように。
今ひとつ乗れなかった
全般、カル=エルの人間性を物語にのせて
短い時間ながらも巧く描いている。
ただ、冒頭より強い相手に苦戦する状況が
延々と続いていく場面には流石に閉口。
もっと颯爽と相手を倒す描写との対比があっても
良かったかも。
それから、他のメタヒューマンに全く魅力を感じない。
特にグリーンランタンは今後、単独作があるようだか
大丈夫?
薄味
スーパーマン(Superman)
アメリカDCコミックスを
代表するヒーロー
初登場は戦前の1938年で
マントを羽織りあらゆる
超常的能力で人々を救う
計り知れないオマージュを
産んだもはやヒーローの元祖
「あれを見ろ!」
「鳥だ!」
「飛行機だ!」
「いやスーパーマンだ!」
の決まり文句はあまりに有名
なお連載はいまだに続いており
DCコミックスの他ヒーローと
コラボした「ジャスティス・リーグ」
などでも活躍
近年はLGBTの影響を受けて同性愛者に
なったり色々大変なことになっている
伝統的コミックでようやるわ
その正体は
滅びゆくクリプトン星から
地球に脱出したクリプトン人
カル・エルだが地球人の夫婦に
育てられ普段は新聞社
「デイリープラネット」のダメ記者
クラーク・ケントを名乗っている
同僚のレインは後に結ばれるが
当初は正体を明かしていなかった
映画版は何度も作られており
もっとも有名なのは
1978年からのクリストファー・リーブ
主演版であろう
あのスーッと飛び立つシーンは
印象に残っている人も多い
宿敵ルーサーは
ジーン・ハックマンだった
このシリーズは
続編で爆コケして終わったが
後にヘンリー・カヴィル主演の
ザック・スナイダー版で復活
今作はネットではしょっちゅう燃えてるが
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」等
撮る作品は面白いジェームズ・ガン
海の向こうでは
なんかスナイダー版信者が
必死にネガキャンしてる
らしいけど面白ければ関係ない
さてどうだったか
もうスーパーマン
観に来るような人
みんな知ってるでしょう的な作りで
へぇと思ったがそれでいて
なぜスーパーマンが地球に来たか
漠然と行動によって世間が認識していた
その理由をいつもの悪党
レックス・ルーサーがSNS等を使って
捻じ曲げていくという今っぽい
展開となっている
作り手のこんな古い作品だし
的なメタな演出が結構あり
目新しさが感じられなかった
長寿シリーズの難しさである
まずケントの正体を
レインがもう知っている
ここってスーパーマンの中で
結構重要なところのはずなんだけど
観る側も結婚して
子供産みまくることとか
知ってる事ではあるけど
そもそもリブートの意義って
知らない世代向けではと考えると
本末転倒な気がする
どこからどこまで描くかを
考えると今作のテーマ
前述の通りスーパーマンが地球に来た
理由は人類の救済なのか?
侵略なのか?という焦点で推そうと
してる感じなんだけど
なーんか薄味
ポイントはスーパーマンが
アメリカからほど遠い独裁国家の
隣国への侵略行為を食い止めた事
それにスーパーマンの基地に
残された両親のビデオメッセージ
を切り取り加工し組み合わせ
ルーサーはスーパーマンの
地球侵略行為の一環だと捻じ曲げて
印象操作するとこれがまあうまく
いってしまう
っていうかいきすぎ
昨今の新聞テレビみたいなやり方
これにペンタゴンの連中も
コロッと騙されます
騙されすぎだろ
まあ登場人物が全体的に頭がよくないのは
ガン作品に言えるとこあるけど
ルーサーの陰謀も思わぬところから
バレますし
だから全体的にスーパーマンは
ヒーロー止まりで
テーマや展開は別にスーパーマン
である必要はない感じ
スーパーマンの世界観を
当てはめただけみたいな感じ
よほどガンはいやいや
引き受けたんですかね
まあ擦りすぎってだけですかね
長寿シリーズだけにどこからやんのか
どのくらいの設定を先出しできるのか
そんなこと悩むくらいならリブート
する必要もないんですけど
こないだまでやってた
「機動戦士GundamGQuuuuuuX」
が設定を踏襲しながらも
ガンダムオタクすら先が読めない
展開でじゃあガンダムじゃないか
というと「ガンダム」だわと納得
させられる内容でこりゃ見事なもんだと
感心しただけに余計思うのかも
しれません
なんだろう
まぁ面白いんじゃないの
と思って劇場出たが
思い出して感想書いてるうちに
やっぱつまらなかったわ
と気がついた
もっと多様性とかぶち込もうとして
途中でやめた感じがすごくする
それくらいとにかく
「薄味」
マーベル追従の経営戦略が完全裏目の幼稚な作品
失望の一言。DCコミック古参の最大ヒーローをワーナーがリブートしたのが1978年。リチャード・ドナー監督渾身の一作で、当時人気絶頂のジョン・ウィリアムス作曲の堂々たるテーマ曲に乗って、クレジットが空を滑空する高揚する品格から早約50年ですか。再び新たなフランチャイズを目指して再生された本作は、同じジョン・ウィリアムスのテーマ曲をそのまま使用、亡きクリストファー・リーヴに代わって、堂々の体躯と端正なルックスを備えたデビッド・コレンスウェットを主演に据え、大いに期待を煽られた。
しかし、なんと言うことでしょう、マーベルの後塵を拝す安っぽさにがっかりです。冒頭、雪原に墜落したスーパーマンを助けに、雪氷を盛大に押しのけ派手に音楽が高鳴り、何が登場?と思いきや、登場したのがクリプトなるテリア犬とは、呆れました。さらにこの犬が全編をかき回す馬鹿馬鹿しさ。何ですかこの犬は? 続くバットマン並みの立派な基地に呆れ、安っぽいロボットが「黄色い太陽」をスーパーマンに浴びさせ、あっという間に瀕死から回復するチープ。スーパーマンの実の両親のテレポート映像と言うから、マーロン・ブランドが再現かと思いきや、ブラッドリー・クーパーなのね。母親に至ってはスザンナ・ヨークに代わってアンジェラさん? 著しく格落ちなのは確か。で。続くクラーク・ケントとロイス・レーンのアパートでの遣り取りの酷さで、本作のレベルの低さが露呈する。
要するにジェームズ・ガンなる監督に、ドラマの演出なんぞ到底無理ってこと。無駄に長く、要点を絞り切れず、カット割りもいい加減。この口論シーンが本作の要のはずで、主人公2人の微妙な関係性で全編を引っ張るはずなのに。CGてんこ盛りの派手な映像に長けた方なのかもしれませんがね。そしてなによりマーベルに寄せすぎなのが大失敗の原因なのです。やたら登場するキャラの混線に、明らかにアベンジャーズに似せたフランチャイズにしたい、志向が明々白々。ワーナーのコントロールを超えたDCコミックサイドの商売っ気が勝ってしまった挙句の落とし穴って訳。マーベルに遠く及ばない焦りが、よりによってマーベルで成功したジェームズ・ガンを会社の重役に据え、任せてしまった、もう完全に経営判断ミスのレベル。
kaijuなるウルトラマンに登場するような巨大怪獣が総てを物語ってますでしょう。まさか着ぐるみではないでしょうが、それを目の玉チクチクなんて、見るに堪えません。そしてロイス・レーンですよ、華がないですねぇ、コレンスウェットに全然相応しくないですよ。マーゴット・キダーのお転婆ぶりが懐かしい。その他もろもろの新聞社側、超人側もどうすればこんなに安っぽく出来るのかしらのレベル。
褒めるところはクラーク役のデビッド・コレンスウェットで、193cmの長身が冴え、威風堂々のクリストファー・リーヴよりは遥かに人間的に甘いところが魅力です。だから「本当は地球を侵略に来た」という重大発言を貫いて彼を悩ませればリブートに相応しかったのにね。対するレックス・ルーサー役にニコラス・ホルトと言う、本作で一番の有名スターが、まさかのスキンヘッドで大熱演、スリムな190cmながら、結構な迫力が本作の数少ないポイントなんですね。もっとも生身の人間も限られ、感情丸出しってのも彼くらいのせいでもありますが。
「スパイダーマン」同様に、公式の生身と秘密にすべきスーパーヒーローの使い分けの狭間がドラマの骨子なのに、早々にロイスは知っているのは新生第1作何ですから、嫌ですね、拍子抜けもいいところ。約300億円の製作費、回収までに相当時間を要しましょうね。
IMAXはダメ映画もブーストする
アバンタイトルですでに置いてけぼり。
登場人物に誰1人として感情移入出来ない。
グリーンランタン?誰?何その髪型。何その、顔に貼ってある黒いTの字。何そのヒステリックな鳥の女超人、ギャァギャァうるさいだけ。IMAX音響の無駄使い。
一番ズッコケたのはルーサー。怪獣や超人、ブラックホールまで作れる天才が一度負けたくらいで涙。😩これ、2カットくらい見せてたからよほど強調したかったらしい。…で簡単に逮捕。超テクノロジーもってるのに何故逃げん?そもそも異空間へワープする技術が存在する世界なのに一般人は車で移動って。テクノロジー設定がメチャクチャ。
ルーサーはロシアンルーレットで直接人殺してるのに完全懲悪なら死ななきゃダメでしょ。怪獣とブラックホールで何万人と人殺してるのに。
ルーサーの彼女が出る度自撮り。バカでしょうってか?SNS批判? 浅っ。雑っ。
あと『かわいそうな』中東系の子供…。ガザですか?イスラエルを揶揄?この映画はエンタメでしょ?現実を忘れてスカッとしたいから来てるのに。左翼イデオロギー押し付けるな。ポリコレ通り越してプロパガンダかよ。自分の客の大半は去年トランプを選んだアメリカ人ってこと忘れてんの?
ヒロインとのムーディーなシーンで窓外にクラゲ怪獣…。目障りで会話に集中できないんだよ。
会話と言えば最初のケントとロイスの部屋での会話。長いんだよ。彼女との関係と世界の状況設定をとにかく会話だけで伝えたいんだろうけど映画なんだから画で伝えろよ。VFXには大金かけるのに日常シーンが雑すぎ。
ロボットのデザイン…亜空間に囚われてる超人のデザイン…亜空間のイカダの船頭のエイリアン。ダサッ。
冒頭で雑に省いた育て親が後半唐突に『感動の一言』雑っ😩
ギャグは犬が飛んで来てドーン!のコピペ。
最後のピンチから反転攻勢の大一番でも『腕力より知力?ダァ!』とか何とか言ってたけど犬笛吹いただけ。で犬呼んでドーン!って。それパワーじゃないの?
アクションが売り??
飛びながら空中で揉み合って地面にドーン!って何回やるの?
🥱
まだまだダメポイント上げれば尽きないけどきりがない。
F1観てIMAXクオリティに驚いてスーパーマンも観に来たけど
ダメ映画だと苦痛が増幅するっていうことが良くわかった。
0.5点はダメ映画の見本としての価値。
平均的な面白さ、期待は超えてこなかった
IMAX生まれの作品なのでIMAXで鑑賞
MCU人気を不動のものにした立役者ジェームズ・ガン監督がDCに移籍しDCユニバースの再構築に挑む記念すべき第一作!
という話題と期待の本作、自分でハードルを上げすぎたのか、至って平均的で可もなく不可もなく、というのが観終わった直後の率直な感想でした
そして何はともあれホッとしたし最も良かった点は“マルチバースとかタイムトラベルとかが無かったこと”、これは本当にくだらなすぎて、それが私がMCUにウンザリしてしまった理由なので、それが無かったのが最大の好印象でした
もう1つ、ムダにキャラが多く“東映まんがまつり”みたいになってしまうのもMCUのウンザリ点で、これは本作もちょっとその雰囲気をかもしているので今後エスカレートしない事を祈ります
総じて、もっと爽快でスピード感のある痛快作を期待・想像していましたが、後々説明はされていくけど連ドラの途中から観始めた?と思う様な一瞬戸惑う始まりと展開だったり、“スーパーマン”とロイスの口論やそのバックグラウンドの諸外国における戦争など分かりにくいパートがあったりして、何も考えずに乗っかりたいのがノレず、“ん〜”と思いながら観ている部分がちょくちょくありました
とはいえ破壊力バツグンのスペクタクル映像は素晴らしく、IMAXということもあってド迫力の映像とサウンドデザインには唸らされ、“スーパーマン新章”にふさわしい圧巻の完成度をまとった作品には仕上がっているとは思います
近年のザック・スナイダー監督のスーパーマン作品群はダークな作風イメージでしたが本作はとても明るい雰囲気で良かった
やっぱりバットマンじゃないんだからスーパーマンはこうじゃないとね、とすごく納得できました
スーパーマン/クラーク・ケントを演じるデイビッド・コレンスウェットさんの持つルックと空気感がとても役に合っていて、真っ直ぐでしかも完全でない弱さも持ちながら苦悩し成長していくスーパーヒーローを熱演されていてとても好感が持てました
そしてロイス・レインを演じたレイチェル・ブロズナハンさんがすごく綺麗、年初に観た『アマチュア』(2025)では出番が少なすぎて消化不良だったけど本作でロイス・レインを演じるのを知っていたので楽しみにしていたところ今回はたっぷりの出番でとても眼福でした
スーパーマンことクラークを一歩外から冷静に見ていて時に的確に助言したり、理屈抜きで全力で支えようと立ち回るアクティブで現代的な女性を生き生きと力強く演じているのがとても印象的でした
そしてニコラス・ホルトさんの演じるレックス・ルーサーも良かったですね、過去には名優ジーン・ハックマンさんも演じた役でもあり、今回ニコラスさんを見ていて本当にいい役者さんだなと思いました、今後益々名優として名を上げていくのではないでしょうか、期待です
その他 善悪共に沢山のキャラが出てきますが原作に忠実なんですかね
私はスーパーマンの世界は過去の映画群しか知らず原作は全く読んでいませんが、原作や関連作を読み込んだDCのコアなファンならもっと興奮し楽しめる展開やシーンなんだろうなと思いながら賑やかなところを楽しく観てました
ホークガールを演じるイザベラ・メルセドさんも綺麗でハスキーボイスなところも相まってすごくセクシー、そしてスーパーマンロボ4号もとても印象的で大好きなキャラです
↓↓↓この先、公式発表はされていますが知りたくない人もいると思うので観てない人はここまで↓↓↓
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そしてラストには以前からジェームズ・ガン監督が発表していたミリー・オールコックさんの演じるスーパーガールが出てきて、個人的には特大のボーナスシーンでした、可愛くてスタイル抜群の彼女の姿が観られて ある意味 本作で最もエキサイティングなシーンの1つだったとも言えます(笑)
彼女がメインの『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』は2026年6月26日に全米公開とのことで、いやがおうにも今から期待が高まります
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