スーパーマンのレビュー・感想・評価
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心の底から楽しめるのはDCファンだけ
スーパーマンがどの様にしてヒーローになったのか、今の生活を手に入れたのか、異星人の登場で世界情勢はどのようになっているのか、物語のオリジン的な部分はだいぶ端折ってます。
更に色んなキャラクターが出てきますし、描写のテンポも早く、バンバンシーンが切り替わります。
初見の人は少し置いていかれるでしょう。
ただ、分からない箇所を自分でかみ砕いて見れば
楽しめない事はないです。
CGのクオリティ、アクション等の映像美は本当に素晴らしく、ジェットコースターの様な映画になっています。
予習無しでOKという人がいますが、それは無責任です。完全初見の方はせめてスーパーマンの生い立ち、登場人物との関係性を事前に調べるか、2014年の映画マン・オブ・スティールを観ることをお勧めします。
子供が「スーパーマーン」って呼んだらさぁ…
まずはクラークケントからスーパーマンへの変身シーンが皆無で、これこそがスーパーマンの醍醐味だと思っている自分としてはここは残念ポイントだった。
ロイスレインとの長い口論を描くなら変身シーンを入れて困った人々を助けるヒーロー像もたくさん描いて欲しかった。
また本作のスーパーマンが戦いでは最強ぶりを見せてくれはしたものの、メンタル的には弱さを前面に出しており、そうした部分こそが良くも悪くもジェームズガン版スーパーマンなのかもしれないが、好みが大きく分かれそうだ。
作品としてはスーパーマンのクローンをヴィランとして登場させるあたりはクリストファーリーヴの4作目からネタを拝借したあたりはニクイなぁと。
クリストファーリーヴ版では核兵器廃絶をテーマとしていたのに対し今作では反戦メッセージが色濃く出ていたように思う。
そんな戦場での少年のスーパーマンへの呼びかけにジャスティスギャングの連中が代わりに駆けつけてくれはしたものの、ここはやはりスーパーマンにカッコよく登場してもらい子供たちに夢を与えて欲しかったと思ったのは自分だけだろうか。
キャラクターとしてはニコラスホルトのレックスルーサーもとても良かったが、何といってもスーパーマンの相棒である犬が強烈にカワイイ。
脇を固める各メタヒューマン達もそれぞれ魅力的でよかったし、こうしたチームプレイはもはやジェームズガン監督としてはお手のものなのだろう。
ピースメイカーやスーパーガールのサプライズもさりげない感じでよかったし、何と言っても某MCUのようなポリコレ色が全く無く安心して丁度よく観れる作品だった。
今作で本格的にジェームズガンのDCが動き出したという印象だがMCUみたく焦って中途半端な作品を乱発せず、じっくり一作品ごとに丁寧に作っていって欲しいものだ。
スーパーマンVSレックス・ルーサー
スーパーマンがまたリブートされて、色々と前評判も相まって注目の集まった今作、観てきました。
一言で言えば最高!
スーパーマンの誕生である地球に来た所を容赦なくカットして、序盤から戦闘シーン。しかもスーパーマンの敗北で終わる所から始まるスーパーマンの物語で、誕生談というよりはスーパーマンの日常的な話みたいな感じでした。
何よりも良かったのがレックス・ルーサー!
スーパーマンの宿敵としてずっと黒幕として暗躍してる今作。実は登場したヴィランが多くて散漫的になるかと思いきや昔ながらの悪役として全編、全方位に関与してるんで散漫にならず、纏まってました。
スーパーマンが腕力のスペックと純粋な感じで、レックス・ルーサーは知力と狡猾さと対称的で久しぶりにここまで真っ当な悪役兼ライバルを観ました。
異次元からインターネットを繋いでスーパーマンをSNSで炎上させてたりw
しょ、庶民的なレックス・ルーサーに思わず笑えました。
そして予告編から出てきたジャスティス・ギャングの面々もスーパーヒーローでありつつもあの世界観の住人感が強く出ていて、個人的にはアリ!こう、道端を歩いてたら有名人に出会ったみたいな感じで会えるかもって言う世界観が最高でした。
1つ気になった事としてスーパーマンの生みの親のメッセージが侵略者のメッセージとして拡散されるのですがフェイクニュースではなく本物としてずっと出ていて、なんかフォローがあるのかなと思いつつも何もなく、そこはモヤる人はモヤるだろうなと思いつつも今作の話ってスーパーマンが必死に毎日色々と失敗はしつつも頑張って生きてるみたいな話だし、最後の両親の映像と言われて育ての親との思い出が流れてきてて、スーパーマン『クラーク・ケント』の親は『この2人』って感じが強く出てて、これはこれとしてアリと思いました。
安易な回想や時系列の弄りにも頼ってない、頭の流れから終わりまでシンプルで心から楽しめました
IMAXで2度観 まあ期待を裏切らない スーパーマンのアップデート ホームページで悪役と善玉だけは確認を【10分もかからない】
面白かった🤣
しかし 前半 市民から空き缶を投げられる以降 寝てしまった。それでも目覚めて後半1時間最高に面白かった。
故に 時間が空いてたから IMAX2連チャン すごい久々に 窓口で受付アルバイトと思われる女性からチケット🎫購入
久々の感覚。
スーパーマン って DC マーベル関係なく 別格 の勧善懲悪 もうモノが違う
なので 🌟星満点かと思ったが 俺的に 少し🤏だけガッカリ😞要素あり あと最後の最後に場面があるので
風雲急を告げるオシッコの人 終電の人以外は 明るくなるまで待った方がいいです。
①屋台のおじさん 唯一の可哀想すぎ よく見ると最後に報われてるんだが わかりにくいがな スクリーンで確認を
②2度観で分かったんだが 犬の時系列が 微妙にわからじ ズレてるような 黒いネバネバ
③ 怪獣【KAIJU】が、高度成長期生まれ 円谷プロウルトラマンシリーズで『怪獣を見る目の肥えた』俺には 届かじ つまらない
④マルチバース的な・・・・・・・がわからじ まあいいか
⑤東京MER 的な 被害は 俺の頭が疑問符❓❓
原点にして頂点は実感。
キャラクターも ホームページ事前ほんのわずか予習5分から15分だけで 非常にわかりやすい
あっ 予習しなくても大体わかります。善玉🆚悪玉
ちなみに私の場合 通常はDCは1時間 マーベルは総計2時間以上 予習してやっと理解してます。←ジジイなので
なんていうのかなぁ 2度観でも楽しめる作品。誰でもほぼほぼ楽しめます。
やっぱり スーパーマンというと日本人ある程度イメージできるじゃん そこが大事と痛感
アップデートして デジタル化 DX的な複雑さ 国際感的な難しさはあるけども 頭空っぽで観ても大丈夫
なぜならば、主人公自体は全くブレて無いから。ブレなさすぎて感動🥹
有料パンフは 日本編集とはいえ 伝統のアメリカ🇺🇸ンスタイル。
文字が細かい部分あるが カテゴライズされてて 拾い読みできて良い。IMAX観るような人は是非。
主人公役の人 ひたすら トレーニング🏋️&休息栄養で 18キロ増量とのこと。
筋肉は 破壊&休養 栄養【ボディービルダーでもない限り プロテインとかササミ肉は必須では無い】なので共感。
普通の労働では身につかないものです。普通の労働で身につくのは『体力』毎日だから筋肉はあまりつかない。
今時 紙の新聞読まないよねぇ そこがノスタルジー⭕️🫵
『クラーク・ケント👓』の場面が 俺個人的に 少なかった。
不満を払拭する痛快作。
初期ビジュでスーパーマンの見た目がイメージとあんまり合ってないと感じて不安だったけど劇場で見たら不安が一気に吹き飛んだ。
役者はスーパーマンやルーサーを含め登場キャラ全員イメージ通りで問題無し。
内容は中盤でキツい展開が有るけどその分だけ後半はバトルシーンを含めてスカッとする展開になるのが良い。
アクションシーンはスピーディーかつ豪快とスーパーマンらしい仕上がりでヒートビジョンで敵を撃ち落としまくるシーンは最高。
サブキャラはグリーンランタンにホークガールの活躍もしっかり有るけど一番はミスターテリフィックでぶっきらぼうな態度を取りながらもスーパーマンを助けに行く活躍にドローンを駆使してのアクションを含め好感度爆上がり待った無し。
アメコミ映画が好きな人もそうでないけどスカッとしたい人にはお勧めの映画。
なお見る機会が有るなら吹き替えの方がお勧め。担当声優は全員プロだから違和感無いし字幕を読まなくてもいい分話によりのめり込めて本編の面白さがさらに増す。
またサプライズ登場のピースメイカーの吹き替えは専属の大塚明夫なのでご安心を。
黙って5億点さしあげます 以下良かったところ リブートものにある前...
これぞ21世紀のスーパーマン!
どんな小さな命も大切。そして平和。
国境も関係なしに助ける。理由も何もそんなの必要ない。
醜い欲望があるとスーパーマンみたいな存在は邪魔に思えるだろう。
それはルーサーでなくとも誰にでも芽生えうる感情だと思う。
誰もが間違えるし過ちを犯すよ。
そこに気づきどうやり直すか。
誰の心にもスーパーマンがいます。大きさや色や形が違っても同じなんだから。
誰もが平和に暮らせる世界を望むのは。
愛と犬がスーパー
待ってました!ジェームズガンのスーパーマン!!
立川シネマシティにて極音上映で鑑賞。
いやー素晴らしかった!
ジェームズガンらしい映像表現や選曲、ユーモアや皮肉、人間の暖かみをそこら中に感じてほっこりした。宇宙や宇宙人の表現もジェームズ流で嬉しい。
ザック・スナイダー&クリストファーノーランのスーパーマンもそれはそれで良かったのですが、ジェームズガンのスーパーマンはハッピーな仕上がりでほっこり。
典型的なスーパーマンの要素はけして崩さず、スーパーマンらしさも満開なんだけど、融通の効かない生真面目すぎるとことか、底なしのいい奴なとことか、テキサスの田舎で平凡に育ったとことか、不器用なのがめちゃくちゃ人間くさくて。クリプト人という本性のスーパーな才能に、完璧すぎないあったかいハートを持ったスペシャルな奴。
きっとジェームズガンはスーパーヒーローのカッコよさだけを伝えたいんじゃない。これを観てるあなたもユニークでスペシャルな存在で、ヒーローになり得るんだといつも伝えてる、ようにいつも感じる。
主人公はもちろん、みんな完璧じゃないのがジェームズガンなんだよな〜 ほんと好き。
スーパードッグのはずなのに動物み溢れるクリプトの愛らしさもまたしかり。めちゃんこ可愛くて出るたびに惚れる。言う事聞かないのがほんとたまらん。
愛に溢れるよき映画でした。
田舎を離れて都会で暮らしてる身にはテキサスの両親のシーンは涙なしには見れなかったよ、、
スーパーマンのコンテキストをある程度知ってる体で無駄な説明がないのも鑑賞者層をよくわかってる。ありがたかった。
しばらくは古いパンクロックを聴いてハッピーな気分で過ごそうと思います。
ダークナイトのようなストーリーを期待して観に行ってしまった
大手メディア「デイリー・プラネット」で平凡に働くクラーク・ケント、彼の本当の正体は人々を守るヒーロー「スーパーマン」。子どもも大人も、愛する地球で生きるすべての人を守り救うため、日々戦うスーパーマンは誰からも愛される存在。
そんな中、彼を地球の脅威とみなし暗躍する、最高の頭脳を持つ宿敵=天才科学者にして大富豪、レックル・ルーサーの世界を巻き込む綿密な計画が動き出す(公式サイトより)。
絶対的な正義であるスーパーマンと悪役の理が逆転する、現代社会の世相を反映したような、そもそも正義とは的な、脱構築というか再定義というか、どこかダークナイトのようなストーリーを期待して観に行ってしまったので、その意味では期待外れだった。悪役の行動原理が理ではなく利になっている時点でちょっと醒めてしまった。
圧倒的な強さは支配的な暴力と表裏一体である。価値観が多様化し、かつてより論点が細分化され、完全な勧善懲悪が消失した現代において、スーパーマンといえどそれがただの独善ではないと本当に言いきれるのか、それをクラーク・ケント個人の判断のみに依っていいのか、みたいな展開は、設定やプロットを鑑みても、いけたはずなのになーと感じた。
映像はすごい。IMAXで見たのでなおさら。バカ犬がかわいい。日本でやったらクラーク・ケントは新田真剣佑。
リチャード・ドナー版に並ぶ傑作!
スーパーマンといえば、リチャード・ドナー版が真っ先に思い浮かぶ。しかし、今回のジェームス・ガン版はそれと並ぶ傑作だと心から思うのである。
まずは、スーパーマンを等身大にしたのがよい。感情的にもなるし、痴話げんかもする、しかも、負ける。しかし、それが最終決戦でのレックスの前での演説に繋がる。私はこの演説を『セント・オブ・ウーマン』のスレーダー中佐のスピーチに匹敵する良さだと思うのだ。
達観したクリストファー・リーブのスーパーマンもよい。だが、これは新しいスーパーマンなのだ。絶対的な存在ではなく、いい湯加減の存在でよいではないか。ジョン・ウィリアムズの壮大なテーマじゃなくてよいのだ。
涙が出る場面もたくさんあった。YouTubeの予告で何度もみた孤独の要塞の登場シーン、市井の人々を助けるシーン、子供がスーパーマンを呼ぶシーン、ポケット・ユニヴァースからの脱出シーン、先述のスーパーマンの演説、レックスの悔し涙、その全てに心が動いた。
脚本も無駄がなく、さすがジェームス・ガンである。
役者の演技もよい。レックス・コーポレーションの社員たちがイマドキの嫌なヤツ感が出ていてよかったなぁ。ジミーが『ふぞろいの林檎たち』の実に思えた。お幸せに。
生みの親より育ての親というのも、よかった。これが一番よかった。
難を言うと、クラーク・ケントがもっとドジな人間であってほしかった。この映画だと、クラークよりもスーパーマンの方が人間っぽくて、そこが唯一残念なところであった。
ただ、私の生涯の傑作の1つに数えてたくなる一作であった。誰が何と言おうと大好きなのである。
新たなる王道ヒーロー神話の誕生
DCユニバース第1作。
IMAXレーザーで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
無くならぬ戦争。加速する分断。世界はいったい何処へ向かうのか。混迷を極める時代にこそ「希望」が必要だ。
希望とは、特別な存在では無い。例え空を飛べなくても、優しさと平和を希求する想いがスーパーパワーとなり得る。
誰もが困難に打ち勝つ力を持ち、誰かの希望になれるのだと謳い上げる、新たなる王道ヒーロー神話が誕生した。
本作のスーパーマンは無敵ではない。負けるし、正義感で後先考えず突っ走ってしまうし、恋人に戦い方の未熟さを指摘されて喧嘩してしまうし、とても人間臭い存在として描かれる。
先行作品には無い切り口で斬新だ。このどうしようもない人間臭さが、クライマックスの演説に繋がり胸を熱くさせる。
失敗しても、それを次にどう活かすかが肝心だ。生きていく上で大事なことだと思う。改めて教えられた気がする。
ジェームズ・ガン監督はまたもや抜群のセンスで、素晴らしい仕事をしている。DCU本格始動に相応しい傑作だ。
こんなヒーロー映画を待っていた!
[余談]
企みを暴かれ、敗北した直後にレックス・ルーサーの浮かべた表情が印象に残っている。もしかしたら彼は、単に野望のためにスーパーマンを排除しようとしたわけでは無く、自分なりの正義に基づいて倒そうとしていたのだろうと思わせるものだったからだ。ニコラス・ホルトの名演のなせる業だと思った。
こんな世の中だから
SNSなどを眺めていると、立場や経済的に弱い少数派を見つけては、匿名で誹謗する人間の多い事。
その光景に危機感や胸の痛みを募らせつつも、それらを分析したり議論する事すらタブー視される昨今の風潮に、心折れて理想を諦めたり口を紡ぎそうになる事しばし。
今作の悩める主人公の姿に、勝手に重ねて感情移入してしまった次第。
迷い、失敗して、罵倒され、後悔しながらも、歯を食いしばり、時に弱さを認め助けを借りながら、目を逸らさずに向き合い続ける主人公。
そしてそこに共鳴するかどうか、外部からの意思や情報に惑い翻弄されながらも、最終的には自分の意思で決意して踏み出す人々。
それら登場キャラ達の姿に、現代に於いての理想の「スーパーマン」の形と強さを見た気がします。
勿論それだけではエンターテイメントとしては物足りないし、ちょっと疲れます。その辺りのさじ加減はさすがのジェームズ・ガン作品。
メッセージ性に辟易する前に、コメディシーンが程よく挿入され、その笑いがくどくなって来ると最新かつ予算たっぷりの見応えのあるアクションシーンに切り替わり、それらにワンパターン味を感じ出す頃に、絶妙に飛び出すウルっと来るメッセージに癒されたり。
単品だと食傷気味になりがちなそれぞれを、とても良い塩梅でクルクル回してくれるので、長尺も最後まで飽きずに楽しめました。
常に眉間にシワを寄せて深刻な表情のザック・スナイダー版もクールで良いのだろうけど、ヒーローとしてのあたたかさとユーモアが感じられる今作の方が好きだなあ。
だって心に愛がなければ、スーパーヒーローじゃないのだから。
言葉の意味はわからないし、とにかくすごい自信も持ち合わせない自分なので、スーパーマンにはなれないかもしれないけど、劇中に登場した、キーボードを叩きまくるあの動物の集団にはならないようにしないとね。
レガシーを超えたヒーロー映画
「スーパーマン」といえばクリストファー・リーブ、という固定観念を打ち消した傑作。スーパーマンのアクションは単純なのがエンタメ性に乏しいのが懸念でしたが、さすがジェームズ・ガン監督、新鮮なアクションとカメラワークで見事に戦闘空間を盛り上げてくれていました。
正直、78年版の作品は合成感がありすぎて自分の「映画の価値観」が違いすぎてビミョーな印象でした。ザック・スナイダー版も振り返ってみれば、強い力を持っているから仕方なく人助けしているという人類に対して「憐み」を抱いている人物のようでした。
しかし、デビット・コレンスウェットが演じるスーパーマンはとにかくピュアなところが好印象。正義感は強く、無鉄砲なところをロイスに叱責されているシーンはスーパーマンらしからぬ場面で逆に新鮮。
大満足の内容でしたが、ジョー=エル(カル=エルの実父)が残虐極まりないセリフを吐いたのが正直ドン引きしました。嘘だと思いたい...。
そこそんなにバッサリいくの
面白かったけどエピソード2感すごい。仕切り直しの新シリーズの1作目でここまでエピソード1的な展開をカットするとは思わなかった。そこそんなにバッサリいくんだ。
過去のスーパーマンを観たことある人ならヤングの頃の話は知ってるでしょ?今作が初スーパーマンの人は過去の話は察して!というノリの清々しいほどの潔さ。
これの何が惜しいかと言うと、スーパーマンもいいキャスティングだと思うしロイスもいいし、新聞社のメンバーもルーサーもいい感じなのよ。であるがゆえに、全体的にどういう過去があり、こういう状態になったかがあまりに描かれてないので、ちょっと置いてけぼり感もあるのよ。
付き合って3か月でそんなに色々知ってるの?とかルーサーはなんであんなにスーパーマンが嫌いなの?とか、あのスーパー犬も故郷の星から来たの?とか。
ラストにスーパーガールがちらっと出てきて犬はスーパーガールのを預かっていたと説明あるんだけど、彼女はいとこというが過去どういう経緯で互いに地球来たのよ?とか。
後半の攻め込まれている民の中で少年がスーパーマンのマークの旗を掲げるんだが、そんなに君はスーパーマンに思い入れがあるの?とか。
結局、過去がほとんど描かれていないので、想像するしかなくて。それでもいいけど。もし可能であれば、もう少し過去の写真なり映像を作って見せる方が良かったのではないか。少年が旗を掲げるシーンを作るなら、一瞬でも彼を助ける場面があっても良かったと思う。
こうした点が多かったのでもったいなかったなという印象。これだけ詰め込むなら新聞社メンバーの出番はもっと減らしても良かっただろ。
で、こういう作りだと「過去編は配信ドラマ見てね」とかそんな戦略なんかと思って、そう思わせるのも良くない。
ジェームズ・ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のシリーズ観ているし、そのノリも分かるけど、あっちの映画ではここまで最初の経緯を端折ってなかっただろ。やっぱりスーパーマンという有名シリーズだからこそ、こう序盤をカットした感は否めない。
あと、序盤からやられているスーパーマンの描写で「活躍の前にやられたシーン見せるなよ」感あったし、結構中盤までずっとルーサーにやられっぱなしだし、何の罪もない捕まったおじさんがピストル2発目でスーパーマンの目の前で殺される展開は胸糞だったし、地味にホークガールが大統領を殺したのもなんか嫌だし、実の父母の後半のメッセージはマジで地球人を支配しろなんかよという点も地味に嫌。こういう地味に嫌ポイントが多い。
でもミスター・テリフィックが小さいマシン飛ばしながら雑魚敵を倒していく場面は良かったし、そもそもこの顔面ティーおじさんは後半まで結構活躍するし、グリーンランタンの緑の巨大な手とかで戦う見せ方も良かったし、あのスーパー犬も大活躍だったのは意外で良かった。
基本的には面白かったし、ルーサーという敵役をあれほど見事に描けているのは素晴らしいと思うし、立体的なアクションもすごかったなと思う。良いところが結構いっぱいあったので、ちょっとこう、微妙にもったいない。
こんだけ何度もリメイクしてるコンテンツだとこれぐらい新規軸を色々試す必要があるのだろう。
やはりスーパーマンは格好いい!
デトックス映画
私には好みではない展開(編集) ★2.5
シーン毎に区切れば面白いのですが、なんか映画として繋がっていないなと感じてしまう仕上がり。本作だけではないが、ブツ切り展開や色々詰め込みは最近のアクション系のトレンドなのかなとは思うところはあります。
とはいえ、そのトレンドに乗れていない私には・・・。
映像 ★★★ そこそこ
音 ★★★ 普通、高揚感なし
物語 ★★
役者 ★★★ 可もなく不可もなく、何だかアジア系多い?
編集 ★★ 好みではない、物語(脚本)の問題かな
粗さ ★★ 粗い、粗くても良いが、映像や音楽で凌駕してほしい
総合 2.5 ちょっと厳し過ぎかな、でも★3ではない
楽しめなかった訳でもないが、なんだか展開がちょいちょいシックリ来ず、ちょいちょいイライラしてしまった。
一緒に観た妻はあまり深読みして鑑賞しないタイプにて「面白かった」とのこと。
途中で映画館を出ました
今までのスーパーマンと違って,ビルの大きさのような怪獣は出るはスーパーマンの家に家政婦のようなロボットはいるはでよく分からない映画になっています。敵はどういうわけかスタートから強力で手が電動のこぎりになったり,空を飛んだりと,どういうバックグラウンドがあるのかも分からないまま始まります。
おまけに自分が勤務するビルの近くでスーパーマンが戦い,ビルや町が破壊されているのに,それを見ながらコーヒーを飲んで同僚としゃべったり,通りでその戦いを見てスーパーマンを応援したりとおよそリアリティに欠けるシーンが多くあります。SFとは分かっていながらもこういう場面では慌てふためいて逃げるだろうといったリアリズムが必要だろうと突っ込みを入れながら見ていました。地震が起きる以上のことなのに,まるで人ごと…。
また,スーパードッグが出るのはいいのですが,その犬が普通のペットのように関係ないところでじゃれついて笑いを誘うようなB級アメリカギャグも満載で,見ていて疲れました。そのくだらないギャグについて行けず,途中で退出しました。初期のスーパーマンを見た世代には,ビヨーンと腕の伸びる主人公が出るワンピースのアニメを見るような映画だということを伝えたいです。
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