「差別を憎み平和を愛する、超リアルなスーパーマン」スーパーマン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
差別を憎み平和を愛する、超リアルなスーパーマン
悪(暴力)がはびこり、他国の領土を侵攻し、
SNSのデマを信じる歪な世界。
世界平和、家族愛、安心して暮らせる、
そんな当たり前のことを守るため命がけで働くスーパーマン。
傷だらけで瀕死でも立ち上がり戦う姿になんとも言えない
カタルシスを感じました。
なんとスーパーマンでさえ、
「お前は異星人ではないか!」と、差別を受けるのです。
映画の冒頭から、戦いに敗れて息も絶え絶え瀕死の姿で現れる
スーパーマン。
決してスーパーではない、弱々しい人間的な面も併せ持つスーパーマン。
対する悪のルーサー(ニコラス・ホルト)は、童顔なのにスキンヘッド。
ネット社会を牛耳る大金持ちの武器商人。
ボラビア国の侵攻を陰で支える闇のオフィサー。
ボラビア国の苦難する民衆はパレスチナの人々と重なりました。
なんとも現実世界の映し絵のようなアメコミ映画「スーパーマン」
監督はジェームズ・ガン。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや
「ザ・スーサイド・オブ・ギャラクシー“極“悪党、集結」などの
コメディ色の強いハチャメチャな楽しい映画が多い印象。
ジェームズ・ガン監督は今の世界情勢や傍若無人な某氏への激しい怒りが、
この「スーパーマン」を撮る原動力だったとのこと。
スーパーマンを演じるのはデヴィッド・コンスウェット。
スーパーマンの地球名はクラーク・ケント。
デイリー・プラネット誌の記者です。
同僚のロイス・レイン(レイチェル・ブロズナハン)は恋人ですが、
知的なズバズバ意見を言う女性なので、ケントは押され気味です。
そしてこの映画では、さまざまなスーパーヒーローが登場するのですが、
一番可愛くて力強い味方は、犬のクリプト‼️
カーラの飼い犬なのですが、スーパーマン以上(言い過ぎ?)の、
スーパーパワーを持つ頼もしい味方、おまけにチャーミング❤️
ラストでも悪党は法に則って収監されます。
この辺り、某国や某氏とは違うことをアピール。
スーパーマン頼みではなく、
子供たちに《悪いことをした人は罰せられるのだよ!!》と、
堂々と言える世界になってほしいですね。
共感ありがとうございます
レビューにも書きましたが、恋愛は人間愛に昇華するという恩師の言葉が納得できるスーパーマンの人間愛と優しさが際立つ作品でした。
なお、本作で、20作品目の100共感達成となりました。
では、また共感作で
40度て熊も出るんじゃ、もう北海道に行けません!なんて😅
アメリカのいい時代、ホテルの宿帳にクラーク・ケント&ノーマ・ジーン(マリリンモンロー)のカップル名が流行ったとか。
共感ありがとうございました。
最近「多様性」という言葉が乱用され過ぎている気がしますが、私も基本善か悪かで判断すべきと思います。冷たい人が増えたのは、本当に残念です。