「途中で映画館を出ました」スーパーマン まこりんさんの映画レビュー(感想・評価)
途中で映画館を出ました
今までのスーパーマンと違って,ビルの大きさのような怪獣は出るはスーパーマンの家に家政婦のようなロボットはいるはでよく分からない映画になっています。敵はどういうわけかスタートから強力で手が電動のこぎりになったり,空を飛んだりと,どういうバックグラウンドがあるのかも分からないまま始まります。
おまけに自分が勤務するビルの近くでスーパーマンが戦い,ビルや町が破壊されているのに,それを見ながらコーヒーを飲んで同僚としゃべったり,通りでその戦いを見てスーパーマンを応援したりとおよそリアリティに欠けるシーンが多くあります。SFとは分かっていながらもこういう場面では慌てふためいて逃げるだろうといったリアリズムが必要だろうと突っ込みを入れながら見ていました。地震が起きる以上のことなのに,まるで人ごと…。
また,スーパードッグが出るのはいいのですが,その犬が普通のペットのように関係ないところでじゃれついて笑いを誘うようなB級アメリカギャグも満載で,見ていて疲れました。そのくだらないギャグについて行けず,途中で退出しました。初期のスーパーマンを見た世代には,ビヨーンと腕の伸びる主人公が出るワンピースのアニメを見るような映画だということを伝えたいです。
「今までのスーパーマンに巨大怪獣やお手伝いロボットは出なかった!」ってありとあらゆるスーパーマン関連作品観てきたみたいに言ってるけどアメコミやアニメじゃ怪獣もスーパーマンロボットもすっかりおなじみだからな?
コメント失礼します。
ビルの群衆が大変な事が起こっているのに平然としているのは、他のヒーロー映画の裏返しと解釈しております。
それだけスーパーマンを信頼している証だと。
ご考察の一助になれば幸いです。
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