「光属性の映画だ!」スーパーマン aさんの映画レビュー(感想・評価)
光属性の映画だ!
致死量の"こういうスーパーマンが見たかった"を見られる。最高。
念入りすぎるレベルで命を守ることに全力を注ぐスーパーマンのシーンがあって、満足するまでそれを見られるのがただ嬉しい。
個人的に特に好きだったのが、裂け目から逃げようと車を走らせようとするもエンジンがかからず死を覚悟した市民を助けるスーパーマンのシーン。
救助後の光を浴びるシーンが神々しくもあるけれど、倒壊したビルの土埃が混ざって光が目を焼く事なく優しく照らす感じなのが好き。
全体的にちょくちょく小ボケを挟んでくるところが深刻になりすぎずコミカル。
仲間たちはクセが強いし、最初はやや事なかれ主義のようなところがあったけど最後いざという時には集まってくれるのが熱い。
特にミスターテリフィックが最初の登場時には頭脳系キャラの動きをしているので戦闘は得意ではないのかと思いきや、ロイスとポケットユニバースに突入する前に余裕ある華麗な戦闘…かっこよすぎる。
スーパーマンをはじめ、ヒーローたちのアクションにスピード感があり派手で、見ていて楽しかった。
(名前を失念していて申し訳ないが)屋台の人が自らの命を差し出してでもスーパーマンを信じていると言ったシーンは重いが映画内のこれまでの描写で人命救助を最優先するスーパーマンが描かれまくっているので説得力がある。
世論に簡単に流されてこれまでの恩を簡単に忘れてすっかり掌を返す人々もたくさんいたのに、いい人から死んでいくのは、悲しい…。
そしてマン・オブ・スティールの時も薄々感じていたけどやっぱクリプトン星人って思想が侵略者じゃねーか!と、笑えないけど笑った。
クラークは血筋的にはクリプトニアンではあるけど、育ての親が星関係なく優しく大切に育ててくれたので優しい人になれたんだなぁ。
クラークが未熟なところはあるけれど、青臭いぐらいに良き人であろうと努力し続けるところが眩しい。
ルーサーに全く同調出来ないところも良かった。
BvSではなんとなく、ルーサーが言ってることが分からなくもない…と感じてしまったのが嫌だったので笑、今回は全く言い分に納得できなくて良かった。
全てが片付いてからロイスに「私も愛してる」と言われてニコッと子供のように純粋に笑うクラークが可愛い。
それと、映画の初めでは傷ついた時に一方的な(実は非常に勝手な)メッセージを「きっと癒やされる」と聞いていたクラークが、映画の最後では自分と両親の幸せな映像に囲まれている演出にグッときた。
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