「旅せよ、ペンギン。」ケナは韓国が嫌いで はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
旅せよ、ペンギン。
まず邦題が良い。原題がどんなニュアンスか分からないけど、この嫌い「で」ってとこが本当に効いててめちゃくちゃ良いタイトルだと思います。
仕事も恋人も家族との関係も悪くはないのに何故か煮えきらないケナが、生まれ育った韓国を離れニュージーランドに渡るというストーリー。時間軸が行ったり来たりするのがちょっと混乱するけど、韓国の現状や移民を受け入れる側の価値観など色々詰め込まれた内容になっていました。
韓国にいる時のいつもどこか不満そうなケナと、ニュージーランドで楽しそうに過ごすケナの対比の表現が上手かった。自分の生まれた国が嫌いな人もいれば、自分自身を嫌いな人だっている。なんだかんだケナはめちゃめちゃ行動力があるしモテるしちゃんと仕事もするし、どこにいても上手いことやっていけるでしょう。
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