劇場公開日 2025年6月13日

フロントラインのレビュー・感想・評価

全593件中、141~160件目を表示

2.0人道を基準にする模範解答

2025年7月1日
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目に見えぬ圧に気を遣いすぎてやしませんか?

国宝があっという間の瞬きするのも惜しい3時間だったのがまだ記憶に新しいだけに、映画館の中では特殊な時間が流れているのだなと思う。家だと確実に倍速で観てしまう。
ダイヤモンドプリンセス号から人を外に出すまでだけが描かれて居て、テンポ悪し。音楽悪し。重苦しい空気がずっと続く。
ただ、キャスト良し。演技よし。
滝藤賢一の缶コーヒーのシーン、ほんの少しの出演なのに爪痕残してる。
外国人の少年兄弟が抱き合うシーンも良かったなあ。
小栗旬はいつも通りの小栗旬、英語の問診かっこいい。
松坂桃李はお役人ということでどうしても御上先生を思い出すがもっと分かりやすくとても仕事の出来るいい人。
窪塚洋介はぶっきらぼうなしゃべり方が合っていて1本筋の通ったかっこいい役。
池松壮亮は、この人がいることで作品全体の質をあげていた。最後家に戻ったときはまずはシャワーを浴びてからと抱きつく妻を制止しろとツッコミ入れたくはなったけど。
それにしても、DMATと厚労省のプロモーションビデオとして模範解答が必要なの?人目を気にしてこんな仕上がりになっちゃってるの?
人道を基準にするのはとても素晴らしいことだと思うしかっこいい見せ場。
しかし、YouTube動画に反論しないのもモヤモヤ。
フィクションなんだからもっと颯爽とかっこよく描いても良かったんじゃないのかな。
事実を知りたいならドキュメンタリーを観る。私はかなりドキュメンタリー映画を観ているので、この作品はそうじゃないだろ?と期待していた。映画なんだからドラマとして人の心に訴えかける様な作りに吹っ切ってほしかった。
現実に最近起きたことをフィクションとして描いたものではタクラボの「神様お願い」が理想的。これを作った人は宅間孝行が安倍元首相暗殺事件を扱ったこの作品を観ておいてほしかった。

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momo

4.0あの頃…

2025年7月1日
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ワタシは医療従事者です。
もちろん、最前線ではないですが、病院で最前線で働いている人も、いろんな施設ではたらいているひとも、ただ医療従事者というだけでバイ菌扱いされたり、コロナにかかっただけで、バイ菌だったりその他いろいろ辛いことがありました。
それぞれの立場でのそれぞれのつらさがあったとおもいます。
映画をみてて、その頃ことが思い出され涙が止まりませんでした
後世に残したい映画の一つです。

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ふかだきょうこ

4.0マスクの痕

2025年7月1日
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当時は海外にいたので、プリンセス号のことはニュースで見ていました。もう5年も経つのですね。ガラガラの飛行機で帰国するたび、空港で駆け回るボランティアさんに「ご苦労様です」と思っていました。文句を言ってる人も多かったですが、ホテルで隔離される際も誰かが対応しているわけで、極限下のお仕事に頭が下がりました。あの頃は誰も彼もが何もわからぬまま必死に生きていて、この映画で描かれているような「名もなき方々の尽力があってこその今」だと改めて感謝する次第。実話ベースというのもありますが、傾向的に近い「新幹線大爆破」や「ラストマイル」などと比べると過剰な演出もなく、とても好感が持てました。医師たちの片言英語や吃音気味の検疫官など、とてもリアルでしたし。マスコミはハエかゴキブリのような扱いでしたが、おそらく現実もあんな感じだったのでしょうね・・・。小栗さんがカッコ良すぎたのでマイナス1ですが(笑)、窪塚さんや池松さんも良かったなぁ。あと「何かが抜け落ちてる」と感じたのは「政府の対応」でしょうか。厚労省の若手職員にすぎない松坂さんの独断ではあそこまで動かせないはずなので、裏側でもっと大変なことが起きていたはず。彼ら役人の苦悩や葛藤がもうちょっと見えたら良かったのにと思いました。

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ハチ

4.5何が正しいのか…よく考えなくては

2025年7月1日
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あの時、ダイヤモンド・プリンセスの報道をただ「怖い」「どうなっている…」などとしか考えず思考停止に陥っていた自分が恥ずかしい。
命がけで新型コロナウイルスと闘い、多くの命を救ってきた人たちがいたことを本作を通して改めて知ることができたこと感謝したい。

DMATの立場、厚労省の立場、クルーの立場、メディアの立場、様々な人々の思いが詰まっている。

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Kunihiro.Tanaka

4.0あの苦しかった時期の色々な日々を思い出した。忘れつつある現在、観る価値があるなと感じた。

2025年7月1日
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泣ける

悲しい

難しい

ストーリーはあらすじ紹介の通りなのでネタバレもなにもない。
実話をベースとした話で、この世界的な騒動がまだ数年前の話だったんだよな、でもその数年前なのに、終息に向かったおかげで忘れつつあるのか・・・と自分に色々問いかけたくなりました。

一応ストーリー展開上、感動やお涙頂戴に繋がる話はあるものの、よくあるワンパターンな人間ドラマではなく、そういう人も居ただろな、キツく辛い状況だよなと心に痛みを感じるシーンも多々。当時、まだ詳細が見えずただただ「なんか危険度の高いヤバいウイルス」というマスコミ報道による情報しか知らなかったから、実際船の外ではこんな反応だったよなあと、…なんと言うかね。マスコミの印象操作や情報操作に実際振り回されていたよね、実際に対応していた人たちの事なんて考えていなかったよね皆んな。うん。

そういう何とも言えない後味で終わりました。
でも、駄作という意味ではない。とてもしっかり作られています。

いろいろと考えさせられる結果になりました。
でも。最初に書きましたが。
みなさん、新型コロナウイルスのあの2年半、まだ鮮明に憶えていますか?
徐々に忘れつつある、って人はこの映画を見て、当時を思い出すべき。

そんな映画です。

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えがにょんZ

4.5最前線(フロントライン)で戦うものたちよ

2025年7月1日
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泣ける

幸せ

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Mr.C.B.2

5.0マスコミが最大の敵

2025年6月30日
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2025年劇場鑑賞194本目。
エンドロール後映像無し。

観たい映画が毎週重なりまくって、でもこの映画なら3週目でもまともな時間にまだやっているはずと信じて今週まで我慢していました。
職場で唯一コロナに感染せず、家族が感染しても自分だけ感染しなかった自分ですが、福祉施設の責任者として、コロナが利用者に出たと聞いた時は、4DXでもう券を購入していたキングダムを諦めて休日出勤して対応に追われた記憶が蘇りました。今ならLINEで5日お休みしてくださいで済むのですが、当時は誰が濃厚接触者の可能性があるのか全員確認し、家族1人1人に電話して次の日利用するかどうか数時間かけて聞いて回ったものです。

そんな自分のエピソードなど全然大した事ない、本作はダイヤモンドプリンセス号のコロナ発生に関わった方たちの話で、遠く離れたクルーズ船の事などなんとなくしか覚えておらず、なんか数カ月隔離されてたんだっけくらいの誤認識していたほどです。
当時のニュースでも船内環境の酷さみたいなのが報道されていましたが、別に誰かが悪意を持ったり、頭悪すぎてそういうことになっていたりするわけない、というのは分かっていましたし、医療従事者当人やその家族を罪人のように扱うのは自分も腹が立っていて、自分の所で感染者が出た時も本人にも責任なんかない、申し訳ないとか思わなくていい、周りの人にも絶対に、責めることがあってはならない、と固く言っていましたが、逆にそういう注意をわざわざしないといけない程当時のコロナに対する恐怖や嫌悪感がすさまじく、それをいたずらに助長していたのが報道だというのがこの作品の裏テーマだと思いました。「でっちあげ」のマスコミといい、マジでいらんことするな。マスコミのせいで亡くなった方がいるかもしれないと思うと腹が立ちました。

また、ダイヤモンドプリンセス号に関わった人たちだけでなく、当時風評被害にさらされながら、自分が感染するリスクもあるのに頑張られた方々に改めて感謝の意を述べたいです。

松坂桃李演じる官僚がほんと頼りになってカッコよく、この前の御上先生の官僚もカッコ良かったので、カッコいい官僚俳優としてこのまま新たな官僚ヒーローを演じて欲しいです。あと窪塚洋介もカッコ良かったのですが、最初フルーツポンチの村上だと思ってました(笑)

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ガゾーサ

4.0マスコミの扇動が怖い

2025年6月30日
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これが真実ならDMATの医療団体、お役所仕事ではなく臨機応変に対応していた厚労省の人達は本当に頑張っていた事が判る。
物語の最初辺りからマスコミがよりセンセーショナルな内容で煽っていて、医療責任者から「面白がってませんか?」の問いに段々現場に寄り添う取材にするマスコミの記者。
未知と言うのは恐ろしい。
無知と偏見。
解らないから現場で活動している医療従事者の家族をバイキン扱いをする。
自分もコロナのパンデミックの時にガラガラのバス、マスクをしてない人への冷たい眼差し。
割と最近の出来事だった。
モデルになっている医師の記事を読んだ。
「解らない事に恐怖するのは当然の事だけど、その事で誰かを攻撃する事はしないで頂きたい」この言葉は重かった。
乗客を演じる外国人の人達の演技が良かった。

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ライブラ

5.0「逃げそこなった人達」の映画

2025年6月30日
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「君子、危うきに近寄らず」の社会で、
「危うき」から逃げなかった人たちの映画。
というか、責任感のあまり「逃げそこなった人達」の映画。

未知な感染症に対して行政が機能していない孤立無援な状況で、
感染症の専門家でもない「逃げそこなった人達」が、
過剰な責任を負わされて右往左往しながら、
その場その場でイチカバチカの決断を繰り返していく。
避けがたい流れとして、彼らは責任を問われる状況に追い込まれる。
テレビは無責任に叩くし、政府は責任どころか説明責任すら果たさない。
当たり前が壊れた時、当たり前なルールは通用しない。
この混乱した状況で、我々にとって最も大切な「ある原則」が提示される。
そういう映画。
「逃げそこなった人達」の全員がカッコイイ。

この映画は、深刻に観てもいいし、笑って観てもいい。
現実というものは、悲惨で滑稽なものだからだ。
しかし、少なくとも我々には「逃げそこなった人達」を守る義務があると肝に銘じたい。
マジで。

で、ちょっと気になった部分がある。
感染対策の問題点を指摘した「専門家」の扱いはどうよ?
いまとなっては、この「専門家」の指摘に間違いがあったことがわかってはいる。
新型コロナは空気感染するし、
あの船の空調システムは汚染された船室の空気を回収して各船室に循環させるため、
あの船の中に安全だと言い切れる場所なんてどこにもなく、
安全な場所と危険な場所を分けるなんてできっこなかった。
しかし、あの船が非常に危険な状況にあるという「専門家」の指摘は的確だった。
さらに、この「専門家」もまた、責任感のあまり、あえて顔と名前を晒して告発した、「逃げそこなった人達」の一人だ。
少なくとも我々には「逃げそこなった人達」を守る義務がある。
だから言うけど、
この「専門家」の指摘に対して真摯に対応するのが政府の責任だった。
しかし、政府は責任を果たさなかった。逃げた。
だとしたら、悪者は政府だったはずだ。具体的には自民党政権だ。
いまだに、自民党政権はワクチンの問題にもコロナ禍への対応についても、真摯に反省も対応もしていない。
しかし、この映画はそこには立ち入らなかった。
つまり、この映画のスタッフもまた「君子、危うきに近寄らず」なのかな?
それとも娯楽映画だから立ち入らなかったのか?
どっちにしても、「逃げそこなった人達」どうしを対立させて、「逃げた人達」を見逃すのは良くない。

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田中

3.5豪華客船の中でどう対処したのかは理解できたが。

2025年6月30日
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知的

難しい

豪華客船ダイヤモンドプリンセス号の中で医療従事者達が患者達と向き合い、どう対処したのかは理解できたが、肝心の最初の患者からどう感染していったのかまでは残念ながら書かれていなかった。それは中国に対し、忖度したのか?とさえ思ってしまう。そもそも中国でのウィルスを、持ち帰ってきさえしなければ、ここまで問題にならなかったと個人的には思っている。悪いのは中国で、未だに責任を取っていないし(視点はずれるが、日本に対しては未だに慰安婦問題等で難癖つけてくるのに)。ただ、豪華客船の中でただ何もしていなかった訳でなく、医療従事者はじめ、厚生労働省は働きかけていたのだと言う事実のみは観ている者に伝わったのではないか?と私は感じました。

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ペンタコポンタコ

4.5政治家はどこにいる。

2025年6月30日
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泣ける

増本淳氏が企画、脚本を担当している。

彼は元フジテレビプロデューサー。あのテレビ局の内情は内部告発であり信憑性が高い。

全編、DMATの医師・看護師、クルーが不当に評価されてきたことへの怒りと、その名誉回復への情熱に満ちている。

身を挺して救命に尽力している人々が激しい差別と排除に遭い、口惜しさと情けなさ、彼らへの感謝で、涙なしには見られない。

ただ、こうなると、どこまでが事実であるのかが気になる。

①厚労省の役人 立松(松坂桃李)はウソをついてでも、入院先を確保する。

②テレビ局の現場取材を行う、女性が報道の仕方に躊躇を感じる。

③400人を受け入れた愛知の病院はその後どうなったのか?

④現場のリーダー 仙道は具体的に、特定の人物として存在するのか?
 彼はコロナウイルスを上陸させないことよりも目の前の命を救おうとする。

全て事実だとしたら驚くべきことだ。

組織とルールに逆らってでも、自分の信念を守り通す姿勢が、現場のスタッフのみならず、厚労省の役人や、患者を受け入れる病院にも広がっている姿には感謝しかない。

DMAT指揮官・結城(小栗旬)が報道の女性に「どこか面白がっていませんか?」の言葉に女性は答えることができない。あの忸怩たる思いは事実だと思いたいが、ここは信用できない。

ただ、あのマスコミの態度を助長しているのは私たちなのかもしれないとも思う。

ひとつ気になるのはこの映画の中で「政治家」は全く登場しないことだ。

立松が意見を上申するのは厚労省の役人だ。政治家ではない。

そこは暗澹たる気分になった。政治家が何かを決断した形跡は見えない。

最後に、立松は医師が行うべき判断を独自にして、陰性の兄と陽性の弟を同室にする。

おそらく明確なルール違反であろうが、それが尊い。

最初いけ好かないいなややつに見えたが、結城との関係がどんどん親密になっている。

「偉くなれよ、お前みたいな役人がいてくれれば現場の俺たちはもっと働きやすくなる」

なんという賛辞であろうか!

いつの間にか厚労省の役人をお前呼ばわりしているのもこの映画の真骨頂に思えた。

仙道医師(窪塚洋介)真田(池松壮亮)も素晴らしい。書きたいことありすぎ。

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ふくすけ

4.0キャスティングにも配慮された佳作❤️

2025年6月30日
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下馬評通りの佳作。あのダイヤモンド・プリンセス号で何が起きていたのか、人の生命を救うことに必至だった人々を描いた、愛と感動と涙の物語。本作は、医療従事者だけでなく官僚もマスコミも登場人物殆どみんな良い人に描かれてて、唯一の悪者 報道番組の上司も普段誠実な人柄の役が多い光石研さんで、脚本だけでなくキャスティングにも配慮された作品でした💕
但それだけに、世界を未曾有の大混乱に導いたコロナ禍の現場って、本当はもっともっと大変だったんだろうなぁと思わせる所もありました。

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たもん

4.0アフターコロナの世界より

2025年6月29日
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コロナの描写が最初は「大袈裟だな」と思ったのですが、考えてみればこれは数年前に実際に自身が体験した世界なんですよね。それを大袈裟と感じるのは正に喉元過ぎれば、と言う言葉の通りでしょう。
今ではすっかりアフターコロナの世界になることが出来ましたが、この映画を観てあの時代の恐怖心、緊張感を思い返しました。改めて当時の医療従事者には感謝しかありません。
映画としては大きな起伏はありませんが、ドキュメンタリー映画としてはそれが正しいと思います。主要キャラの方々もしっかりとした演技力で安心して観ていられました。特に窪塚洋介さんは久しぶりにお見かけしましたが抜群の存在感でした。

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たか

2.5記録映画として観るのが正解なのかな

2025年6月29日
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知的

他の方の評価が意外と高いのに驚いた。全般的にキャストの演技が控えめで淡々と物語が流れていく。主演が小栗旬なのでDMATがメインで話が進んでいくのだが客船に派遣されるまでの隊員たちの葛藤とか未知のウイルスに対しての不安など描かれることもなく(池松壮亮の家族だけサラッと)、また厚労省の役人である松坂桃李も患者の受け入れ先を何の苦労もなく(そう見える)決めていったりしてウラでどんな苦労があったのか全然見えない。DMATもどれくらいの隊員が派遣されたのかもわからず、窪塚洋介が現場で指揮を取っていたが全体像が全くわからず消化不良に終わってしまった。
医療従事者の方々には本当に感謝しかないのだが、取材したことが活かせてないのでは思ってしまった。喜びや悲しみ、葛藤や衝突などドラマとしての見せ場もなく中途半端な感が否めない。エンタメにするのが憚られる(?)のであるのなら記録映画としてきっちり作り込んでも良かったのでは。

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元祖浮遊人

5.0医療関係者の方々に改めて感謝

Mさん
2025年6月29日
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日本人は(というか、世界中の人は)コロナに関して「当事者」だったので、この映画は刺さったのではないか。
全く期待せずに行ったのに、とても心に残った。

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M

4.5ウィルスよりも怖いもの

2025年6月29日
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あのコロナ禍が開け、日常を過ごしている今。あぁそうだった、と思い出させる作品。そして、日々奮闘していた医療従事者の方々の作品。

結城先生と仙道先生の何が正しいかを考えるよりも、目の前のできることを徹底的にやり抜く覚悟。それが、恐怖や葛藤に打ち勝つ方法なのだと、スクリーンを通して見せられた。
特に、窪塚洋介のキャラがいい。ひょうひょうとして、でも、心の底にある信念は揺るがない。そんなキャラが最高にいい。

ウィルスは直接人を蝕むかもしれないが、間接的に人を蝕むものはやっかいだなぁと、見事に感じさせられた。悪意。恐ろしい。

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クメール

5.0メディアを疑うリテラシー、これ大事

2025年6月29日
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コロナ禍の嚆矢、ダイヤモンド・プリンセス号、その時の救命当事者側の思いを紡いで描く
滲みだす、岩田健太郎医師やらコメンテーターやら、危機を煽るだけ足を引っ張るだけの奴等への怒り

「政治はちゃんとしてます、社会も安定してます、なんてニュースはだれも見ない」ってのが発射台、報道が根っこに抱える浅ましさ

素晴らしい作品、小中高校の道徳やら倫理とかの授業とかに入れ込むべきに思う、メディアで目にする・耳にするものを、受け入れる前に考えろ、という

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sysr

4.0観てよかった

2025年6月29日
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あの時、まだ他人事のようにテレビのニュースで観ていたことを思い出した。報道の取りあげ方一つで、善にも悪にもなる怖さも感じた。現場で働いている方々の演技が特に素晴らしく、リアルでドドキュメンタリーのように感じた。特に森七菜さんがセリフではなく、表情や仕草でためらいや複雑な感情が伝わってきて、その気持ちを共感したし、自然と応援していた。改めて、コロナ禍の医療従事者やそれぞれの立場で戦った人々への感謝と、自分たちも頑張ったなと振り返った。

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柚子

4.5この世界は誰かの献身の上で成り立っている

2025年6月29日
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まずドキュメンタリーと言うものはなかなかに難しく、それが映画となると尚更だ。現実を元にしたフィクションと言われた方が気が楽だし、映画としては受け入れやすい。民間のメディア作品は一定の収益を求められるし、映画である以上、映画である事を多くの場合は求められる。娯楽や感情に刺激を与えてくれる芸術か物語か?現実の記録となると、この複雑で多面的に移り変わりゆく世界を正しく捉える事ができるのだろうか?ドキュメンタリー映画と聞くと、少しそう構えてしまう。今回はコロナ初期に、乗客約3700人が隔離されたダイヤモンド・プリンセス号における、政府と医療従事者、船のクルー側の観点から描いた作品だ。

物語は有事の際の仕事として行政の箇所は淡々と、そして時に仕事の上での人道と現実のぶつかり合いが起きて進んでいく。そこはリアリティが高いし、実際の現場でもそうなるだろうと言った内容だ。役人の無茶も現実にあり得そうな範囲の勝負だし、病院の調整も現実に起き得そうな議論だ。なので、そこまで劇的なイベントはなく、圧倒的なヒーローもいない。ただ映画的には目立たなくても、現実では大半が頭を抱える問題であり、向き合っているそれぞれが名もなきヒーローであり、主人公だ。

風評被害を恐れて、感染者を受け入れたくないと言う病院側。コロナに関わった医療従事者に子供を触れさせたくない親達。その気持ちは分かるが、今回はその被害を受けた行政や医療従事者側の苦しさや辛さを描いている。特に、DMATの隊員である池松壮亮が吐露する家族への心配や不安のシーンには心を打たれた。「僕の家族、隊員の家族のことは、誰が考えてくれるんですか?」子供を持つ親なら悔しくて泣きたくなる、自分は誰のために頑張ってるんだ?と叫びたくなるその状況。DMATはボランティアで成り立っていると映画では説明されていた。ボランティアで頑張っている人達が、悪気はないにしても迫害されてしまう世界。簡単な事ではないが、我々は誰かの犠牲や献身の上で、この世界が成り立っている事を忘れてはいけないと改めて思った。そして、彼のあの話し方は変わらずしっかりとした重みを持って、メッセージを腹の底に届けてくれる。小栗旬が病院内での議論で、「こんな非常時に対応するための医者だろう!」と言う言葉は、現実と、本来のその職業の役割とのぶつかり合いで、白熱した仕事の場で見られる情景だった。仕事の種類が違っても起きうる事だ。胸が苦しくなった。とは言え、普段は利益や利害で動いていても、ぎりぎりの所で残るのは自分の仕事への矜持ではなかろうかとは思うのです。最後の下船者は船長だった、この一文にも彼の仕事の矜持を感じ、皆がプロフェッショナルとして最善を尽くしたんだと思った。

一方で、乗客側の目線からすると、必ずしも十分と感じられる対応でなかった所があったのも事実だろう。ダイヤモンドプリンセスの中での対応に不満を挙げている人達も複数いる。常に満点の対応なんて難しい。現場は現場で最善を尽くすしかない。そして、それでも全てがハッピーエンドにはならないのがこの世界だ。ただ、このダイヤモンドプリンセスでの経験が、その後のコロナ対応に大いに役に立ったと言う事には当事者ではないが、当時の論調を考えると救われた気がした。

自分が好む映画的なイベントはあまりなかったが、俳優陣達はしっかりしていて、安心して観ていられたし、プロデューサーの増本さんが相当に取材を重ねた事が伝わってくる。結城役の小栗旬と仙道役の窪塚洋介は逆の配役の方もしっくりくると思ったけど、座長は小栗旬の方が良いんだろうから、そうするとこの配役になるのかと思った。何でもないシーンで泣いている場内の観客の人達は被害者か、関係者か、同じような状況にいた人達なのか。盛り上がるシーンじゃない所での、その人達の嗚咽がコロナと言う災害の苦しさや辛さを表しているように感じて、胸が苦しくなった。毎日ニュースで流れていた出来事や、周りが苦しんでいた状況を思い出す。時間が経って、コロナとは何だったんだろうか?と思う事もある中、忘れてはいけない事実を再認識させてくれた良い作品でした。

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Ton

5.0与えられた役割

2025年6月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ドキドキ

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すけあくろう