フロントラインのレビュー・感想・評価
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俺もちゃんと仕事します
参院選の結果を見てて、なぜか突然観に行かなきゃと思い、鬼滅フィーバーのなか行ってきた。
ちょっとクサいなと思うところはあったけど、エッセンシャルワーカーの方、治安維持に関わる方にあらためて感謝。
これも映画の大事なお役目。
俺もちゃんと仕事します。
リアル感動作
実話でもありエンタメでもある。実話ドキュメンタリーとしての重みを損なわないままエンタメに昇華されていた。主演4者4様の際立つ存在感はじめ脇もみな素晴らしかった。登場人物ほぼすべてに実在モデルがいて、本人になりきっている。出演者のインタビューでは、このような映画に参加でき役者冥利につきると。また実在モデルからは見事な再現度を称賛されていた。
当時、豪華客船で実際起きていたことは知らなかったことだらけ。誰も拾いたくない火中の栗を拾いにいく漢気。未知の領域に飛び込む勇気、信念、覚悟。
一難去ってまた一難。不合理の連続。
“板挟み”というキーワードだけでも随所にあり、時間内で解決策、落としどころをどうするか。我々の職場などでの境遇に通じるものがある。そして最たる不合理は予想もしてなかったところに、、、。
戦時下のごとく楽しいシーンはほぼ皆無、なのに結果として予想以上の重厚な面白さ。
実在モデル、膨大緻密な取材力、脚本、役者、全て揃った稀な、涙なしでは観れないリアル感動作として後世に残るだろうと感じました。
コロナ禍初期の状況を事実に即して描いた劇映画としての意義は確かに大きいが、描写や作劇のあり方については手放しでの賞賛をためらってしまう一作
2020年3月に起きた、豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号での新型コロナウイルス感染者の発生と、乗員・乗客の長期間の船内待機という前代未聞の事態は、新型コロナウイルスに対する不安も相まって、当時日本中の耳目を引きました。
事態の性質上、ほとんどの国民は船内で何が起きたのか、政府や医療関係者がどう対処したのか、断片的な情報しか得ることができない状況でしたが、本作の公開によって、ある程度船内の状況や医療関係者、厚労省の動きが理解できるようになりました。
もちろん劇映画としてのある程度の脚色、事実改変も加わってはいますが、それでも本作の意義は非常に大きいと思いました。災害パニック映画として緊迫感を煽るような演出は抑制して、むしろある種の「間」が感じ取れもするような作劇であることに加え、重症者の緊急搬送の場面以外は、病床をどう確保するか、という重要だが地味な業務に重点を置いた展開であるにも関わらず、最後まで緊張感を維持した作劇の巧みさを実感しました。
一方で、報道機関の煽情的な側面を、(その描き方がある程度的を得ていたにしても)過度に強調したり、ある感染症専門医の告発動画にまつわる騒動を、前後の文脈を切り落として描写するなど、主役であるDMATの物語上の「敵役」的な存在に対する一面的かつ過度に単純化した描き方が気になりました。
さらに、その告発動画に対してSNS上で反論した記事については、実際の書き手である医師に対して何の事前確認もせず引用したとのこと(エンドクレジットで引用元を明記してはいた)。こういった側面を知ってしまうと、作中でさんざん「切り取り」、「一方的で煽情的」と報道機関を批判しておいて、作り手側もこれかよ、と妙に醒めてしまうのでした。
あっという間の2時間‼️
命懸けで医療に従事する全ての皆様に感謝!
凄い映画でした。
何度も涙が溢れそうになりました。
何度も鳥肌が立ちました。
実話ならではの説得力がありました。
「目の前で苦しむ人々の命を救いたい!」
この言葉
胸に突き刺さりました。
しかし皮肉な事に
患者の為に命懸けで活動しても
人々の評価は真逆です。
社会は時にあまりにも残酷です。
追い込まれた状況の中で
それでも人の為に生きるのか?
保身に走るのか?
人間は弱い生き物です。
私自身もどうなるか分かりません。
しかし
登場人物達のように生きていきたい!
そのような思いが込み上げてきて
涙が出てきました。
自分の弱さに
焦点を合わせる以上に
「自分は何に命を懸けるのか!」
を懸命に考えて行動する事こそが
大切だと思いました。
歴史上の人物だけでなく
今この時代にも
志の高い人々がいる事に感動しました。
命懸けで医療に従事する
全ての皆様に
感謝の思いが込み上げてきました。
本当にありがとうございます。
医療ボランティアの組織なんてあるんだ
5年ほど前の新型コロナウイルス発祥時のお話。予告編に出てきた豪華客船ダイヤモンド・プリンセス。自分としてはニュースで見てた船で、実際にはどんな事になっていたのかは知らなかった。あら、日本にはウイルス対応を専門とする組織はないのね。でも災害医療を専門とした組織「DMAT」なんてのがあったんだ。それ事実なの?元々知らないから、ちょっとモヤッ!小栗旬演じる結城が「DMAT」の指揮官で、周囲と打ち合わせを繰り返すんだけど、特別な作戦を感じた訳ではなかったな。実際、新しいウイルスだと医療機関も危険な状況になるので、仕事が難しくなって当然だわ。意外だったのは邦画なのに外国人が多くて字幕だったところと、マスクをしないで働いてるところ。いろいろ難しい展開なんだけど、フィクションではなく実話ベースなので、凄くリアルに感じられて勉強になった。
認識を改めました
2020年当時、ヒタヒタと近づきてきている認識も淡く、その後いつ終わるとも知れないコロナ禍に塗れて行く端緒、ダイヤモンドプリンセス号について日夜報道される情報が限定され選別されている認識もなく、相変わらず日本は、とか国は行政は船会社はなどと民間批評家に成り下がっていた自分。それは仕方がなかったとは思う。しかし初めての事態に満足な理解も人材も得られぬ中、臨機応変に対応していた人々がいたことなど、想像すれば分かったはず。相変わらずなのは自分自身だと思わされた作品だった。
「この夏の星を見る」でコロナ禍映画に新たな視点を得られ、避けてきた本作をようやく鑑賞した。見て良かった。それにしても森七菜は英語頑張ったなあ!
最高です!
思ったより良かった、最高のチームワークで日本のよさを再認識。なんだか泣きそうになりました、なかなか感動です!
医師二人かっこ良い!、他の人もかっこ良かった。
誰もが知っている話しをミステリアスな雰囲気で演出し、先がどうなるのかハラハラするように魅せる構成、さすがですね!!。一つの芸術作品(映画)として成立してます。
実際に最前線の現場は困難極めたでしょうね。今は落ち着いたからピンとこないけど当時はみんなウィルス恐くてビクビクしてましたからね。どんな仕事もはたから見てるだけでは分からないことも多い、安易な誹謗中傷はダメだよね(ネットでの口コミも含)。誹謗中傷するときは他人事なんだよね自分の意識が、私も気をつけようとおもいます。
お客さま目線だと誹謗中傷したくなる、でもね自分だって働いてるわけで、広いくくりで考えるとお互い働いてる仲間なわけで、仲間同士で誹謗中傷して傷つけあってはダメだよね。
色々考えさせられる映画でした、コロナ映画だと思わず、ぜひ一度見てほしいです。
今そこにある命を救え!
日本でもこんな映画、作れるんだ!と感動
歴史に残る出来事と、歴史に埋もれる(かもしれない)人たち
内容は誰もが見て、聞いたコロナ禍直前の出来事なので特に触れません。観に行った理由は役者さんの顔触れが気に入ったから。以下挙げてみます。
・さすが演技のうまい役者さんばかりが出てます。変に感じる場面がない。
・小栗さんは言うことなし。主演だったので劇場まで行ったくらい信頼してました。
・窪塚さんが遊びを控えめに真面目に演じているのに、語り口で「池袋ウエストゲートパーク」のキングに見える笑
・静かな演技の池松さんなんですが、後半のDMATへ対する世間の見当違いの批判に対する不満を漏らす時には、溜まっていたものを吐き出す様子が真に迫っていました。
・厚生労働省の官僚を演じた松坂さん。ドラマ「御上先生」でも官僚を演じてましたが、静かな熱さを感じさせる演技でした。
・数少ない女性キャストの森七菜ちゃん。英語が上手!相当練習したんやろうなぁ。乗務員の制服も似合ってました。出るたびに華やかになった。
映画の中ではダイヤモンド・プリンセスの乗客を船から下船させるところで解決を見ますが、ここから感染が広がっていったのは周知の通り。DMATの皆さんも安堵するんですが、この後も収束するまで人知れず感染者を救ってくれたんやなぁと感じる終わり方でした。
直接関わってないですが、改めてお礼を言いたくなりました。
たった5年前、されど5年前
あの頃、知らなかった裏側を知れた
コロナ禍で全員が疑心暗鬼になり、相手のちょっとした行動にビクビクし、感染を広げそうな人や言動に異常なまでに叩いていた時代を思い出しました。
ニュースでみていましたが、「感染を持ち込まないでくれ」としか思っていなかったあの事件で、医療関係者、政治家、クルーの方々が全力で未知の領域に対し、プライドと人情をもって対応されていたと知り、表面的に自己的にしか考えていなかった自分を猛反しました。
多くの人の優しさや思いやりがあったからこそ、あの程度でおさまったし、今後のためになるようにルールが変わったりと後世に大きな影響を残してくれました。
自身の仕事に誇りを持っているのか
誰かのために全力で何かできるのか、できているのか
ほんのささやかな優しさに感謝できているのか
何よりもこの平穏な日常の尊さを感じました
あのとき、何を優先していたのか…納得
当時、なぜその方法で?とか、なぜその順番で?とか、報道で知る情報で抱いていた疑問を、解きほぐしてもらった感覚です。
すべてのものごとは多面的なのに、報道というフィルターを通した瞬間、視点が限定的になるのは、致し方ないことなのでしょうか?
いろんな人が発信者になれる世の中なのに、声の大きい人や、すでに影響力のある人の情報が、100%の真実として広まってしまうんですよね。
多面的な報道って、出来ないんでしょうか?
個人防護具の移り変わりとか、内科の先生の診療が画的に地味なこととか、リアルでおもしろかったです。
映画は、ダイヤモンドプリンセス号での出来事をフォーカスしていましたが、さらにその裏側で、搬送先の医療機関でウイルスと対峙した人たちや、ウイルスの診断〜治療までのプロセスを確立するために奮闘していた人たちにも思いを馳せることができました。
全国のお医者様に見てほしい・・・
「映画でひと言:フロントライン」
新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。あの当時、たいへんな話題となった事件だし、まだまだ記憶に新しい。その実話を基に、未知のウイルスに最前線で立ち向かった災害医療専門の医療ボランティア的組織「DMAT」の医師や看護師たちの戦いを描いた作品。単純だと言われるかもしれないが、彼らはヒーローだ。「DMAT」隊員たちのもの凄い勇気と根性と、信念を感じた。
とりわけ、主役の小栗旬といい、松坂桃李といい、池松壮亮、窪塚洋介が実によく演じていた。
前の週に「国宝」を観ていたが、私はこちらの映画の方を断然、推薦したい。彼らの「DMAT」の活動を英雄視するより、あの当時の彼ら医療チームの対応や、国の対応の賛否をもっときちんと描けという評論も見かけたが、映画として、とても緊張感があり、そんなに彼らの活動自体も映画的に盛られてなく、淡々とドキュメンタリー的に、そして丁重に描かれていて、私はとっても好感を持った。今年の作品の中ではダントツ1位だと思った。星の評価は★4.2。是非、映画館で観て頂きたい。
追伸 全国のお医者様にも観て頂きたいと思った。
視点に偏りがあった気がする
DMATの方々、治療にあたった医療従事者の方々、クルーの方々の真摯な対応に、頭が下がる思いと、私にはとてもこんな勇気はないから、せめて邪魔することはしたくない、対応してもらって当たり前だと思いたくない、と感じさせる映画でした。
SNSやマスコミの偏った意見に辟易することもあるので、とてもリアルに感じました。
一方で、某教授の動画の件や厚労省官僚の描かれ方、ステレオタイプなマスコミの描かれ方に、偏りを感じてしまったことが残念なポイントでした。
どの範囲まで取材をされたのかはわかりませんが、某教授の動画に反論文書を出した医師のモデルと思われる方が、実際の文書を許可なく使われていた旨発信されています(批判的にではなく、フラットに受け止めてもらえると嬉しいことを丁寧に説明されています)。
エンドロールに引用元として記載はありましたが、本人に許可なくそのままな形で放映していることは、明らかに著作権法上の引用の度合いを過ぎているように感じました。
フィクション色を出さない作品であればこそ、しっかりと多角的な視点を盛り込んで欲しかったです。
マスコミや某教授が悪かったと、この映画を見て100%の真実だと思われている方がいるようなのがどうしても気になってしまいます(少なくとも、一緒に見に行った家族はそのように受け止めてしまってました)。
医療従事者への感謝
医療従事者、感染者
そしてそこに携わる家族の姿が描かれ
正解の無い未知なるウィルスに対するストーリーは何度も噛み締めてしまう場面も多く、苦しくもなる。
本当の現場はもっと壮絶だったはず。
自分の知らない事を簡単に発言したり
SNSで軽々しく叩くのは良くない。
あとマスコミ関係者。
視聴者が食い付くような話題を
いやらしく放映する姿は嫌だ。
あの神経は分からない。
ルールや指示より『目の前の人を救いたい』
そこにつきる。
とてつもない精神が必要で中々出来ないと
思う。感謝しかない。
『我れ、弱き人々への同情心もて、片時も自己に驕ることなく医を行われ』
藤田医科大学の理念は何度読んでも
素晴らしい。
沢山の人々に観て欲しい作品である。
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