フロントラインのレビュー・感想・評価
全682件中、181~200件目を表示
過剰な演出はいらない
なんて硬派な映画だろうか
まず小栗旬演じる主人公のプライベートを一切描かない
左薬指の指輪から家庭があることは伺わせるのだが、具体的な情報はまったく語られない
こちらの想像力に委ねてくれる
また、客船に乗り込んだ医師やクルーなどの主要人物が罹患する、、といったお約束な展開も一切ない
観客に媚びない ノイズがない
ただただ未曾有の局面に向き合う医師の戦いが映し出されていく
次々と淡々と
信念を持つことの重要さ
信念を持つものには必ず仲間が現れる
そんなことを確認させてくれる映画だった
冒頭、船の出入口で搬出船を待つクルーが
マスクを少しずらして大きく息を吐き出すシーン
息苦しかったあの頃がフラッシュバックした
次につながると信じて
仕事柄この病気とは今でもかかる恐怖を感じてますこの時最前線に立って戦ってた人達の見えない恐怖を忘れてはなりません
いつ感染症災害が起こるかわかりませんしいつ何が起こるかわかりませんだからこそ大切な人話すのが恥ずかしいとかめんどくさいとか思わずに話しをしてください。
ギリギリまで踏ん張ってる人達に感謝をリスペクトを忘れてはなりません
綺麗事ばかり並べて申し訳ない
でも少しでも事実を忘れてはなりません忘れてはいけません過去があるから今へつがながると信じてます。
一言だけ あることない事膜したてて報道している輩達は少しでも戒めてください
ある意味彼らが不安や恐怖を刷り込んでいる様なものです。
しみじみとあの時期を思い出した
COVID-19がまだ何者かわからなかったあの頃、あの息苦しさの始まりをしみじみと振り返る作品だった。
見えない敵との闘いはつらい。
それこそ、「霧の中から命を狙われている」ようなものだったと思う。
この映画は、その闘いの静かな記録だった。
俳優さんたちの演技がまたよかった。
静かに怒りを覚えながらコントロールしていく姿は、災害現場を経験しているDMATらしいなぁと思った。
顔が映らないからと、マスクがほとんど省略されていたようだが、せっかくなら、マスクまでも忠実にしてもらったら、さらに閉塞感や緊張感を出せたのではないかとは思った。
この映画と直接関係ないが、あの頃、海外の人のSNSで、出勤する医療従事者の足元を、家族が車のライトで照らしながらついていく、という動画が流れ、話題になった。
家族は互いの身を案じ、かたや感染させたくないから車に乗らず、かたや激務を心配して送っていく。
この映画を観ながら、ふとそれを思い出した。
この映画にも家族が多く描かれる。
感染した家族を心配する人もあれば、家族を「闘い」の現場に送り出す側もある。
医療従事者も、家に帰ればそういった普通の家族の一員であることを、どうかみんなに知ってほしいと思う。
見るべき映画
当時全くおなじニュースを安全な部屋の中で見ていた時を思い出しました。
船の中で起きていたことと自分の認識があまりにもかけ離れていて、映画としての出来も素晴らしく、終始目が離せませんでした。
自分は当時ニュースを見て、そこにいた家族に言ったのを覚えてます。「この船で培養してバラまいてんじゃん」と。
(※↑sns発信はしてません)
完全にニュースを鵜呑みにして、命と生活を懸けて人命救助にあたる人を、いじめて差別する側の人間になってました。とても恥ずかしく、申し訳なく思いました。
そして記憶では全くそんな気はなく、只々不安で怯え、身を守ろうと必死でした。なんなら被害者のように、「当たり前」が無くなった日常に泣いてました。
そのことに映画を通して気付かされ、見ておいて本当に良かったと思いました。
ちなみに、終始号泣でした、自分には辛すぎた当時を思い出してしまって。。でも医療関係者の方はその比じゃなかった。
災害下では正常な判断ができなくなる。情報が錯綜し、きちんと判別しないとおどらされる。未知のことで不安が高まると身を守りたい一心で攻撃的になる。
(というか、マスコミよ。。)
↓
別の角度の情報を集める(逆の立場の人が発信する情報など)
発信元を確認する。
不安で攻撃的になったら、立ち止まって考える。
肝に銘じます。
その時には、この映画を思い出そうと思いました。
ちなみに、
ろくごう医師モデルの方の話も見返しました。
正論を言ってたのかもしれませんが、それが全く通じないのがコロナだった。そして肝心の「常識の通じないウィルスである」ことが伝わらないまま、不安を煽る結果になってしまったと思いました。
改めてとてつもなくやっかいで恐ろしいウィルスだと思いました。
このあと、日本でこの船と同じことが起きたので、これから起きることの縮図だったんだなと見ていてゾッとしました。
そういう意味で、エンディングのハッピーエンドの感じは、このあと起きることを知ってるだけに素直に喜べなかった。
風化させてはいけない出来事、
当たり前なのに見えていなかった感謝すべき人々に気づけました。
この映画を作ってくださり
ありがとうございます。
これは観るべき
まず何を褒めたらいいのかと考えると、この作品を撮ろうと思ったことでしょうか。
この先品は実話を基にしているということで、よくぞフォーカスしてくれたと思います。
演技を見ると、う、うまい。それも誰がということではなく、皆さん一流の演技をしています。もうみんなうまい。窪塚さんが個人的には好きですが、他の主役級の方も素晴らしいし、掛け合いの雰囲気も良いし、脇役もちょい役であってもうまい。どうしてそんなことが可能なのか?
それはきっとこの作品に惚れているからだと思います。この作品には伝えたい想いがあり、その熱が演技を引き上げているのではないでしょうか(元からうまいんだとは思うが)。おそらくスタッフのみなさんも同じ思いで、撮影などを見てもとても丁寧で自然で気持ちよく見ていられます。一丸となって良い作品を作り上げている。これぞプロ。監督が良いのか? 知らんがグッジョブ!!
最近はなんか良い映画がないなーと感じていて、正直映画館に行くことも減っていたのですが、改めて良い映画に出会うことができて幸せでした。今年一番かもしれない。おすすめです。キッズにはさすがに合わんとは思いますが。
アニメとかもちろんエンタメとしては面白いですが、こういう映画は人間として観るべきだと思います。
結局…危機感のない日常に戻った世間
近からず遠からず医療現場で働く私にとってウィルスの過激さは弱まったがまだまだコロナは現実として収束を迎えてはいない。にも関わらず公共の場でマスクをしている者はほぼ居なくなった。未だに特効薬もない現状。
そんな思いの中でこの作品を観た。あの時ダイヤモンドプリンセス号の中で一体何が起こっていたのか。マスコミは何を伝え何を伝えなかったのか。おおよその事は把握出来た作品でした。いつまでも若手だと思っていた松坂桃李、窪塚洋介、小栗旬、池松壮亮が素晴らしい演技を披露してくれています。特に窪塚洋介のチャラい演技が個人的にお気に入りです。
この作品の後に「でっちあげ」を観ましたが…双方の作品ともマスコミが腐りきっていてやるせない気持ちになりました。それに追い討ちをかける様にフジテレビ、日本テレビの問題…
隠蔽、やらせ、過剰報道…
マスコミは一体いつになったら起こった事そのままを脚色無しに報道してくれるのでしょうか?今一度考える時期に来ていると思います。
しかし…
好きな俳優さんなんですが…光石研さん…双方の作品にポイントが低い役どころで出演されて…少し同情しています。俳優生活に支障をきたさなければ良いのですが…名バイプレーヤー…私はいつまでも応援しております。
逆に美村里江さん…双方の作品共にポイントの高い役どころでした。こちらは安心してこれからも見られます。
兎にも角にもコロナはまだ終焉を迎えていない。予防ワクチンを打たない、マスクをしない等は自己責任なので非難はしませんがコロナに感染した際に医者に当たったり、我先に治療をしてくれとかモラルを逸脱した行為だけは絶対にやめて欲しいと思う今日この頃です。今後コロナ以外の新しいウィルスが発生する可能性もゼロではないし、自己責任というのは読んで字の如く自分の責任なのだから…
因みに私は医療現場で働いているので当然現在でも毎日マスクとアルコール消毒だけは欠かしておりません。いつまで続けられるのかは分かりませんが…
天晴をあげられる作品でした。
頑張った人の記録、次への反省のための記録
今年観たベスト映画 (今のところ)
日本で最初にCOVID−19の感染者が発生したダイヤモンド・プリンセス号で、何が起こっていたのか? 船内の様子とDMATの奮闘を克明に記したドキュメンタリーとしても鑑賞できる素晴らしい作品。
映画というエンタメ作品において若干の脚色があるだろう事は重々承知だとしても、船内外での尋常でない緊迫感がひしひしと感じられ、観ている自分も乗客の一人と錯覚するような見せ方はお見事。 そしてようやく船外に出られた乗客が、帰宅後の日常生活で受ける数々の差別の描写には非常に考えさせられました。
船外からしか取材ができないメディアのお粗末ぶりも臨場感の演出に一役買っていて、ヘタなハリウッド映画よりも圧倒的な見応えだった。 今のところ今年のベスト映画です。👍
まだ記憶に新しい実話
誰かのために生きる
関係者の皆さんにありがとうを伝えたい
覚えておきたい記録的映画
個人的にはあんまり
全体的に評価高いけど、個人的には好きじゃなかった。
ドキュメンタリー映画だし仕方ない部分もあるが、起伏がない中での2時間は長い。
コロナが初めて出現した時くらいの時期を映画にしたわけだが、
マスコミやダイヤモンドプリンセス号船内での問題を動画にした医師を悪者にする意図が感じられて、そこが自分としては不快だった。
確かに当時、外野が好き勝手言ったことで現場に疲弊や混乱を招いた部分はあるかもしれないが、5年前のことをほじくり返して、また当事者を悪者扱いするような意図のシーンはいかがなものかと思う。
当時のマスコミやコメンテーター、コロナ治療に関わった医療者を危険視した人々等・・・
そんな人が本作を観たらどんな気持ちになるだろうか。
反省する人もいるかもしれない、心を痛める人もいるかもしれない。
でも、中には未知のウイルスとして真剣に報道に携わろうとしていた人、真剣に恐怖していた人もいるはず。
それなのに"心ない外野"とか"面白がってる人"みたいに描かれているのは不愉快。
作中でも、現場への批判に対して、現場からも会見を行うことを求める声もでていたにも関わらず、それも行わなかったDMATT側厚労省側にも落ち度はあったように思う。
現場を守る為、患者やその関係者を守る為にもやるべきだったと思う。
作品みた限り、当時の現場は
『僕ら一生懸命やってるんです!でもマスコミが僕らを悪者にするんです!外野が騒ぐんです!現場もそのせいで人がどんどん減ってます大変です』
そんな状態だったように感じたが、だったら被害者面しないでするべき説明をするべきだったと思う。
やれることは全部やるみたいなこと言ってたけどやってないじゃん。
決して、当時のマスコミやコメンテーター、コロナに過剰に怯えていた人たちは悪者ではないと思う。
わからないものの中で、それぞれが自分のフィールドで出来ることをやっていたと思うし、未知のものに過剰に恐怖し怯えるのは当たり前のことだと思う。
事実をもとにした映画だからこそ、現実にそういう反応をしていた人達がいるわけでそういうことも考えてもっと配慮ある作品にしてほしかった。
DMATTの皆さんありがとうございましたみたいな内容に終始すれば良かったのに・・・
医療従事者の大変さ
当時のニュースを見返すキッカケになりました
この作品を観て、当時のニュース記事を見直すキッカケになりました。
実際はこの作品には載せられない、もっと凄く大変なこともあったと思います。
改めて関係者の方々に敬意を示したいと思います。
小栗旬さんは、適役でした!
かっこよかったです。
窪塚洋介さんは、GTOの時と変わってない?演技が息子さんそっくりだなぁと感じました(笑)
「事実に基づく」映画として、見応えのある映画
小栗旬×松坂桃李
という日本が誇る中堅演技派俳優ペアが最高に輝いた作品。
やはりこういう史実ベースの作品は強い。事実は小説より奇なりと言いますが、完全なフィクションではなかなかここまで心震わす作品にはならないものです。
私だけでしょうか?新型コロナの騒動を思い出すと心がざわつきます。
集団感染、緊急事態宣言、自粛要請(その言葉自体が自分にとってはパワーワードでした)、ワクチン、給付金。前代未聞の事態の中で、(一部は結果論ですが)失策も多かったように思います。コロナのせいで青春時代の思い出が空白になっている、そういう若者も多いでしょう。あんなに(当時は外野から見ていた)世間を騒がせたダイヤモンドプリンセス号の事象は、今から振り返ればそんなコロナ狂想曲の序章に過ぎませんでした。そういや、映画としてはハッピーエンドだったと思いますが、コロナの混乱は殆どがこの後かつもっと大規模なものでしたね。ダイヤモンドプリンセス号の経験を各病院で生かした、そういうDMAT隊員の方も多いことでしょう。
社会が混乱したときに私たちはどのように振る舞うべきか、そんなことを考えさせられる作品です。
正解なんて誰にも分からない刻一刻を争う状況で、手探りでも人の生命に真摯に向き合った関係者に最大限のリスペクトを示した素晴らしい作品でした。森七菜、窪塚洋介、池松壮亮もカッコよかったですね。
面倒なこと以外貴方には頼まない、いやぁこんな事を言われたいものです。松坂桃李さん、熱い思いを持ちながらも冷静に振る舞う切れ者な官僚役が最高に似合う役者です。新聞記者、VIVANT、御上先生など、どの作品でも最高でした。
愛に溢れた映画でした
何度か見に行こうと思ったけど、6月は仕事でバタバタしていて行けなかった。
7月になっても引き続き上映しているのを知って、口コミサイトで調べると結構評価が高い。
そこで見に行ってきました。
予告は何度か映画館で見ていたし、この豪華客船ダイヤモンドプリンセス号の集団感染はニュースで見て覚えていたし。
あらすじを知っているので、後は脚色次第というのは難しいところだと思う。
見ての感想は、良いドラマでした。
口コミ数が多くて評価の高い映画は、ある程度評価は信用できるもんですね。
(口コミ数が少なくて評価が高い映画でガッカリした事は何度かあります)
予告のシーンは序盤に出終わり、どんな展開になるだろうと思いながら見ていたら、その後のドラマが良かった。
予告が全てという映画も多いが、この映画は違いました。
DMATの働きには感動でしたね。
厚生労働省の役人、客船のクルー(外国人含む)、医者や看護師の家族、みんなに拍手を送りたいと強く思った。
そして、映画の中のドラマには愛が溢れていた。
夫婦、兄弟、親子、人類愛というのか、主人公達の人道的な愛溢れる判断には感動した。
出演陣はみんな良かったけど、特に森七菜が良かったですね。
なんか 儚い感じがする女優さんだと思う。
先日見た『国宝』にも出てて、良い感じでした。
頑張ってほしい女優さんですね。
予告ではめっちゃ嫌な印象だった松坂桃李は良い奴だったし。。
小栗旬は良い役者です。
その他にもたくさんの役者さんが出ていたけど皆良かった。
コロナ過を思い出しながら、映画を楽しめました。
とても美しい映画
序盤から涙が止まらず、そのまま一気にエンドロールまで駆け抜けてしまった。
それぞれのプロが、それぞれの矜持、信念を持って人命救助に向けて全力で立ち向かう姿。
全員で知恵出しし、やれることは全部やるという部分に凄く感銘を受け、カッコいいと感じた。
昨年初の羽田空港でのJAL乗客脱出劇もそうだが、プロが使命感を持って、プロの仕事を全うするところに大きな感動を覚えるし、自分自身の行動を見つめ直すきっかけになる。
一方で、要所要所で考えさせられる点も多かった。
特にメディアやSNSのあり方に対して、角度を変えつつ何度も問題提起がなされており、これについては受け手1人1人が流されることなく、責任を持って情報を解釈する必要があると感じた。
自分自身もダイヤモンドプリンセス号が報道されていた当時は、本事案について誤った見方をしていたような気がする。
メディアSNSの情報を適切に処理する能力が自分に備わっていなかったことを深く反省したい。
とても感動したし、考えされるきっかけももらった映画。
買ったドリンクに一切口をつけることなくエンドロールまで突き進んでしまった。ここまで没入してしまったのは、君の名は以来かな笑
同じ医療者として
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