劇場公開日 2025年6月13日

「歴史に残る出来事と、歴史に埋もれる(かもしれない)人たち」フロントライン ぺーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 歴史に残る出来事と、歴史に埋もれる(かもしれない)人たち

2025年7月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

内容は誰もが見て、聞いたコロナ禍直前の出来事なので特に触れません。観に行った理由は役者さんの顔触れが気に入ったから。以下挙げてみます。
・さすが演技のうまい役者さんばかりが出てます。変に感じる場面がない。
・小栗さんは言うことなし。主演だったので劇場まで行ったくらい信頼してました。
・窪塚さんが遊びを控えめに真面目に演じているのに、語り口で「池袋ウエストゲートパーク」のキングに見える笑
・静かな演技の池松さんなんですが、後半のDMATへ対する世間の見当違いの批判に対する不満を漏らす時には、溜まっていたものを吐き出す様子が真に迫っていました。
・厚生労働省の官僚を演じた松坂さん。ドラマ「御上先生」でも官僚を演じてましたが、静かな熱さを感じさせる演技でした。
・数少ない女性キャストの森七菜ちゃん。英語が上手!相当練習したんやろうなぁ。乗務員の制服も似合ってました。出るたびに華やかになった。

映画の中ではダイヤモンド・プリンセスの乗客を船から下船させるところで解決を見ますが、ここから感染が広がっていったのは周知の通り。DMATの皆さんも安堵するんですが、この後も収束するまで人知れず感染者を救ってくれたんやなぁと感じる終わり方でした。

直接関わってないですが、改めてお礼を言いたくなりました。

ぺー