「どうしても見たかった映画。期待を上回る129分でした。」フロントライン ぺギラさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても見たかった映画。期待を上回る129分でした。
女房殿とペアで観ました。ペアで観るのは「ラストマイル」以来。こちらは社会派+ミステリーの映画でしたが。
女房殿は医療関係者で、見終わった後、感想を聞いたら「5年前も、当時勤めていた病院も似たような状況だった」と。今は、電車の中でもマスク着用の方は少なくなっていますが、マスクをしていても新型コロナに自分自身が感染してしまい、挙句に同居家族全員がつらい隔離生活を経験しました。幸いな事に差別はされていないが、この映画で描かれていたように、未知で未体験のウイルスへの恐怖、ウイルスに関するデマ、そのデマによって関わった医療関係者及び家族、関連会社に対する差別は当時は凄まじかったんだなと。特にデマで、逆に危険にも関わらず頑張っている人を攻撃するなんて最低だが。それだけ色々と余裕が無い人間が多いということかも。なお、今のところ収まっているが、また、新たなパンデミックが起きても、みんな非常事態宣言下の生活を経験しているので、簡単にデマには騙されないとは思いますが。
さて、映画は「ミッションインポッシブル」とかの娯楽に徹した作品も楽しめるけれど、こういう社会派の映画でも内容が良ければ多くの人間が観ますよ。だからワーナーブラザースという世界的な大手ではなく、我が国でもこうした社会派の映画を作りたいと頑張っている人の企画と予算が日本の映画会社でも通るキッカケに、この作品「フロントライン」がなってくれたらうれしいです。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。