フロントラインのレビュー・感想・評価
全605件中、1~20件目を表示
未来はわたしたちの「善意」で守れるかもしれない
2020年春。
あの日、連日ニュースで報道された「ダイヤモンド・プリンセス」の名。
見えないウイルス、未知の恐怖、混乱と情報の嵐──
その“内側”で命の最前線に立ち続けた人々がいたことを、私たちはどれだけ知っていただろうか。
映画『フロントライン』は、
日本で最初の集団感染が発生した豪華客船を舞台に、医療ボランティア組織「DMAT」の奮闘を、事実に基づきながらもオリジナル脚本で描いた、“記録”であり、“祈り”であり、“証言”のような映画です。
主演の小栗旬さんをはじめ、松坂桃李さん、池松壮亮さん、窪塚洋介さんと豪華キャストがそろい、特に久しぶりにスクリーンでしっかりと拝見した窪塚洋介さんの存在感には胸を打たれました。誰か一人が特別に立ちすぎているということもなく、それぞれの役者さんが、自分の“仕事”に誠実に取り組んでいる姿が伝わってきて、観ている私たちは物語そのものに集中できました。
正義や正解が見えない中、それでも前に進もうとする人たちの姿に、2時間という時間があっという間に感じられました。
2020年、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」に突如持ち込まれた未知のウイルス。閉ざされた海の上で、混乱、恐怖、そして絶望が渦巻く中、最前線で立ち向かったのは、
我々と同じ、日常を持つ“普通の人々でした。
DMAT指揮官・結城(小栗旬)、厚労省の立松(松坂桃李)、現場に踏み込んだ医師の真田(池松壮亮)と仙道(窪塚洋介)、そして若き船内クルー羽鳥(森七菜)たち──
彼らに共通していたのは、
「目の前の命を救いたい」という静かで強い想いでした。どんなマニュアルにも書かれていない“人としてどうあるべきか”という問いに、それぞれの立場で、彼らは必死に答えを探し続けました。
あのパンデミックで、私たちは思い知りました。
食べること、眠ること、働くこと、学ぶこと、笑うこと──
当たり前の日常なんて、この世には存在しなかったということを。
それらすべてが、奇跡のように
誰かの働きや善意のうえに成り立っていたのだと。
医療者、食の現場、行政、報道──
あらゆる立場の“誰か”の懸命な行動が、誰かの命をつなぐ「盾」になっていたことに、改めて気づかされたのです。
はじめに立ち上がったのは、
たったひと握りの心ある人たち。
彼らの「利他の心」と「勇気ある行動」が、やがて周囲を動かし、私たちを救ってくれたのです。
希望とは、きっとヒーローなんかじゃない。希望とは、特別なスーツも、魔法もいらない。ただ「誰かのために」動くという、シンプルで力強い行動のこと。
それはいつだって、
一人ひとりの中にある「善意のかたち」をしている。
未曾有のパンデミックを体験した私たちにとって、
変わったのは、“人々の意識”であり
変わらなかったのは、“人としての本質”だと信じさせてくれる、静かで熱い作品です。
災害が多いこの国で、
日々、自分ではない“誰か”の命を最優先に考えて行動する人たちがいるということ。それはとても恵まれた事実であり、私たちが誇るべき日本の強さでもあります。
けれど、この作品はただ彼らを称えるためだけの映画ではありません。これは終わった過去の物語ではなく、日常の中の“続き”のひとコマ。
次に災害が起こったとき──
「あなたなら、どう行動する?」
そう、静かに、でも確かに問いかけてくるのです。
医者でなくても、官僚でなくても、
ただの“わたし”にも、できることがある。
たとえば、誰かを思いやる「小さな善意」
たとえば、学び、備えるという「意識」
それは、未来の私たちを守る「防護服」になるかもしれない。
「事実は小説より奇なり」──
この映画は、誰もが知っていて、誰もが体験した現実に基づいてつくられています。
だからこそ、誰の心にも静かに届く“本当の力”を持っています。
もしかしたら、
この映画を観ることこそが、
「善意の一歩」なのかもしれません。
どなたのココロにも届く
ぜひ、観ておきたい一本です🧐
一瞬の深呼吸と、顔に刻まれたマスク痕
冒頭から、すっと引き込まれる。どこまでも続く、船内の長廊下。波のせいか、小走りのクルーの視線なのか、ゆらゆらと揺れ、先が見通せない。搬送のため開かれた搭乗口で、クルーがほんのいっときマスクを外し、大きく呼吸する。暗い海、深い闇。これから始まる、長く苦しい道筋を、暗示させる幕開けだ。
国内初となったダイヤモンド・プリンセス号でのコロナ対応は、誰しもの記憶に残る強烈な出来事だ。けれども当時、私は情報の渦に巻き込まれるのが苦痛で、極力距離を置いていた。本作に触れ、知らないことだらけだったと改めて痛感した。乗客やクルーが多国籍で構成され、言葉の壁があったことも、少し想像すれば思い至ったはずなのに、当時は考えもしなかった。あれだけ騒ぎ立てられていたのにもかかわらず、そこにいた人々の顔の見えない、空虚な報道が日々繰り返されていたのだ。
言葉の壁、法の壁、そして受け入れ先の限界があっても、病気は待ってくれない。当時叫ばれていた、ウイルスを持ち込ませない、広げないという姿勢とは異なる視点から、DMATは格闘を開始する。ひとりでも多くの命を救うという、揺らがない軸。それは、当時ほぼ理解されず、広く伝わってくることもなかった。叩くだけ叩いていた外側と、激動の事態から目を逸らさずに向き合い続けていた彼らの隔たりに、今更ながら後ろめたい気持ちになった。
「これは面白い」、「いやいや、もっと面白いことになりますよ」とほくそえむマスコミ。本作では分かりやすい嫌悪の対象になりがちだが、彼らの情報に飛びつき、食い散らかすように消費していったのは、大衆という隠れみので顔を隠してきた私たちだ。本作は、涙腺狙いの美談然としたつくりをきっぱり排し、冷静な物語運びを貫いて、報道では顔が見えなかった(私たちが見ようとしていなかった)医療チームひとりひとりの顔をくっきりと見せてくれた。物語の中盤で大きな波紋となる、某専門家の警鐘動画とその顛末も、ぼやかさずに取り上げられている。マスクの着用や人物像など、エンドロール直前に示された演出上の説明書きにも、本作スタッフの誠実さを感じた。
ラスト、悶々とした日々を乗り越え、下船した親子にマイクを向けるレポーターのまなざしが、ほのかな希望を残す。また、ようやく(娘が家で教科書を広げており、2月末からの一斉休校に突入していると思われた。)帰宅した若い医師の頬には、くっきりとマスク痕が。苦しい日々の証であるが、家族との日常に戻った彼の、ささやかな笑いじわのようにも映った。彼らが思いを馳せたアフターコロナの世界に、今は追いついているだろうか。
私にこの真実を教えてくれてありがとう
この作品は、5年前、日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」のニュースを見た全ての人々が、当事者の視点で見ることができる作品だ。
過去様々な事件や歴史の『事実に基づいた作品』を見てきたけれど、自分が当事者となって見ることができる作品を見るのは生まれて初めてだった。それだけに感じるものがとても多く、衝撃が大きかった。
TVニュースに映る横浜港の豪華客船を見ていたあの日、その内部でこんなに複雑で困難なことが繰り広げられていたなんて、当時の私は全く知らなかった。知らないのをいいことに「なんでこんなに時間がかかっているんだろう」とすら思っていたように思う。そんな無知な自分が今は恥ずかしい。
私はどこかで、こういう誰もがやりたがらないことを、誰かがやらなければならない時、行動してくれる人がいることを軽く思ってしまっていたのかもしれない。
彼らのような名もなき人々によって、私たちの日常の平和はいつも守られていることを絶対忘れてはいけないと強く思った。
今後も、コロナや東日本大震災の津波、福島の原発事故のように、誰も経験したことのない危機が突然私たちを襲うかもしれない。そんなときに、疑い合ったり責め合ったりするのではなく、信じ合い、支え合える社会を築くためにも、この作品を通して“知らなかった自分”に気づき、心を動かされる人が一人でも多く増えてほしいと思った。
実話ベースの社会派映画、日本でももっと増えるといい
本作については当サイトの新作評論枠に寄稿したので、ここでは補足的な事柄をいくつか書いてみたい。
まず、「実話に基づく劇映画を、事象の発生からわずか5年余りで公開までこぎつけたことも、邦画界では異例の快挙」と書き、このタイプの映画がなかなか実現しない理由を「政治家や役人や大企業に忖度しがちな日本では往々にして、事故や事件が重大であればあるほど各方面への配慮や調整で長い年月を費やしたり、そもそも関係者の了解や必要な資金が得られず企画が頓挫したり」と説明した。これに付け加えると、医師、厚労省官僚、乗員といった主要な登場人物らの大部分を苦難に立ち向かうヒーローとして肯定的に描いたことも、関係者らから了解と支持を早期に得られた一因だろう。
これまで、実話ベースで社会派の邦画を比較的タイムリーに作るのは、製作・配給を手がけるスターサンズの独壇場というイメージがあった。松坂桃李がやはり官僚役だった「新聞記者」をはじめ、相模原障害者施設殺傷事件に着想を得た小説を映画化した「月」、ドキュメンタリーでも政治の問題に切り込んだ「パンケーキを毒見する」「妖怪の孫」などが挙げられる。一方、今作「フロントライン」、そしてNetflix配信ドラマ「THE DAYS」を手がけた増本淳プロデューサー(元フジテレビ所属、現在はフリー)のラインが確立してきたようで、こうした流れがさらに広がるといい。
また、評論では「ラスト・クルーズ」と「COVID-19 2つの大国の過ち」のドキュメンタリー2本についても触れた(これらはU-NEXTで配信中)。後者によると、武漢の当局が2019年12月の時点で未知のウイルスに感染した患者が大勢出ているのを把握しながら、めでたい国家的行事である1月6日~18日の人民代表大会が終わるまでこの事実を伏せ、20日になってようやく人同士の感染が確認されたと報告したという。もし中国の当局が早期に事実を公表し、各国に警戒と協力を真摯に求めていたら、ダイヤモンド・プリンセス号が香港で乗客を無防備なまま降ろすことはなかっただろうし、クルーズ中大勢の乗客たちが交流するイベントも自粛していたかもしれず、つまりは集団感染を防げた可能性があったのだ。
いろいろ理不尽なこと、腹立たしいこともあるが、前例のない災害、とてつもなく困難な異常事態に、不屈の精神と柔軟な対応力で最前線に立つ彼ら、彼女らのような存在がいることは大いなる希望であり、大勢の心の支えにもなるだろう。
今だからこそ知っておきたい「あの時に何が起こっていたのか?」。「常識との乖離の大きさ」に面白さがある!
本作は、2020年2月に日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」を舞台とした社会派実話映画です。
この事態が発生した後、まさに世界経済が大混乱に陥った新型コロナの脅威が増していきます。
連日大きなニュースになっていた日本の「あの時」を時系列を追いながら、医者、患者、マスコミ、行政など様々な視点を組み合わせて、実話に基づき分かりやすく提示しています。
誰もが未経験だった事態の中で生まれた大混乱から早くも5年が経過しました。
本作の最大の面白さは「常識との乖離の大きさ」にあるので当時のニュースをどこまで覚えているのかで満足度が異なるのかもしれません。
ただ、「あの時」を巻き戻して丁寧に描けているので、あまり当時を覚えていなくても問題ないでしょう。
次に何か大きな危機が起こった際に、私たちが冷静に考察・行動できる羅針盤のようなものが描かれているので今後にも役立ちそうな意欲作です。
今のところ🌟4.5 。私の4.5はめちゃ高評価です。
まだあと三分の一くらい残ってる。
那覇から羽田の飛行機の中で見たんだけど 着陸するまでに終わらなかった。
これを見ながら あの自衛隊の飛行機✈️が飛んで医療従事者に感謝の意を表したあの空を思い出してうるうるした。
ホントにホントに彼らには感謝しかなかった。
ダイヤモンドプリンセス号の事
動画コメントを上げた医師の事も
よく覚えている。
その後の緊急事態宣言
まさに未曾有の事態だった。
それを コロナは茶番と言い切る奴がいて 腹が立つ。
岡江久美子さん 志村ケンイチさん
彼らの死は じゃあ何だったのさ。
夫はその時 末期がんで もしコロナになっていたらもっと早く死んじゃってたんだろうなあと思う。
入院してもお見舞いに行けないという状態だったから 夫は在宅医療で 家で息を引き取った。
葬儀は 2021年の秋
コロナ禍もやや小康状態だったおかげで たくさんの人に見守られて旅立った。
そういう事(ちゃんとしたお葬式)して欲しがる人だと思ってたから 娘と相談してある程度お金もかかったけど私たちなりに立派にお見送りした。
あと三分の一程の続きを
来週 見る予定なんだけれど
(見られるよね、多分、、、)
この高評価が崩れませんように。
【静かで、そして熱き戦い】
知っているようで知らなかった――ダイヤモンド・プリンセス号の真実。
私たちが目にしていたのは、マスコミが切り取った一部の映像や報道だけだった。だが本作は、その現場に最初に飛び込んだDMAT(災害派遣医療チーム)の視点から描かれている。
あの船で奮闘していたのは「乗客」だけではない。命を懸けて働く「乗員」、そして恐怖の中で現場に立ち続けた医療従事者たち――彼らの存在が丁寧に描かれ、胸を打つ。これまで表に出ることのなかった彼らの声が、静かな熱を帯びて心に響く。
未知のウイルスに立ち向かった当時、恐怖を押しのけて船に乗り込んだ人々。その勇気と使命感にはただ敬意しかない。乗員・乗客・医療従事者、誰もがヒーローだった。
抑えた演技と静かな映像の中に、熱く燃える想いが宿る。派手な演出に頼らず、淡々とした現場のリアリティを通じて「闘うこと」「支えること」の尊さを描く、まさに“静かなる戦い”の映画だ。
映画とは、こうした時代の狭間で闘った人々の功績を記録し、伝えるもの――。その原点を改めて思い出させてくれる、魂のこもった一本だった。
実話だという目線で観ると、、
困難な状況かでも逃げずに戦うカッコいい人達
今作を大変面白く観ました。
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
(レビューが溜まっているので短く)
今作の映画『フロントライン』を面白く観ました。
個人的には、新型コロナによる死者は、(日本の人口2.7倍)アメリカが120万人以上、(日本の人口1.2倍)ロシアが40万人、(日本の人口1.0倍)メキシコが33万人、(日本の人口の55%)イギリスが23万人以上などの中で、日本が7万5千人弱しか亡くならなかったのは、日本のマスク手洗いソーシャルディスタンスや緊急事態宣言の徹底によるところも多く、その対応は良かったと思われています。
しかしながら、コロナ禍において善悪の線引きは困難で、コロナ対策で多大な経済的精神的被害を受けた人も多大であり、それぞれの一方的な見方でない、様々な観点から見て行く必要があると思われています。
その意味で今作の映画『フロントライン』もまた、ダイヤモンド・プリンセス号での医療者や乗務員や乗船客やコロナ患者を中心にした視点から描かれた物語と言えます。
ただ、当時流されていた情報とも合致し、一方で片側からの一方的な報道論調に振り回されていたダイヤモンド・プリンセス号内や対応した医療者たちの当事者の心情がリアルに描かれていて、そのリアリティだけで見事な傑作になっていると、個人的にも思われました。
しかし、関根光才 監督や脚本・プロデュースの増本淳プロデューサーが舞台挨拶等で伝えていたように、例えば大手マスコミ側の中央テレビ報道ディレクター・上野舞衣(桜井ユキさん)の描写の一方的断罪でない描き方は、この映画も一つの視点から描かれている意識はあったと感じられました。
だからこそ、多面的で現実感があり、それが作品の質と感銘の深さを今作に与えていたと思われました。
であるので、実際にモデルもいて今作で否定的に描かれていた感染症専門医・六合承太郎(吹越満さん)に対しても、今作の情報だけで断罪するのは、関根光才 監督や増本淳プロデューサーの本意ではないと思われます。
(もちろん、彼に対する批判は関根光才 監督や増本淳プロデューサーや当時の現場の人々の本音だったとしても)
今作の映画『フロントライン』は、DMAT・結城英晴役の小栗旬さんや厚労省・立松信貴役の松坂桃李さんを初めとして、全ての優れた役者陣の演技と合わせて、重厚さとリアリティある内容で、今年の日本映画を代表する傑作の1本であると、個人的にも僭越思われました。
当時の追体験
感染よりも社会から抹殺される怖さ
迷いや悩み、最前線の決断
恐怖で地上を覆いつくした感染症
医療従事者として、当時働いていた病院にも
コロナ病棟が開設され、従事した
私の家族は、既に家を出ており、同居は犬だけで、
通勤は原チャリ
感染したとしても、人にうつすリスクは低く、
感染管理には自信があった
自分自身を守り、少なくとも自分は感染せず、
人にもうつさない それが大原則である
当時は、狂っていた
私の住む所は、知事が緊急事態宣言も
蔓延防止条例も出さなかったが
だからといって、急激に感染者が増えたとは
言えなかった
が、時間が経過するにつれ、
感染者0なんて追える状況は無くなり
ワクチンが普及して
「ワクチン接種したから、大丈夫」
という根拠の薄い風潮も流れていた
映画の中では、DMATから感染者が出たら、
DMATのくせに
と批判される という場面があったが
医療従事者も例外無く感染者は大勢出ていた
医療従事者というだけで、感染源のように言われる
感染者の少ない地方に、県外の車が停車していると、 迫害される
友人も車のフロントガラスに「コロナは帰れ」
と張り紙をされたと言っていた
情報に踊らされる事が無く、正しい方法を正しく行う
それが、どのような事でも、どんな場面でも、
どんな事態でも、何よりも正しい
マスコミは大きな力を持ち、情報を流布する
手段を持ち、民意を誘導出来る
目の前のオイシイものに飛びつくだけでなく
正しい使い方を学び、実行する能力は無いのだろうか
この映画は、混沌とした閉鎖空間で、
人の命を守る為にもがき苦しんだ
人達の姿を描いてくれた
ダイアモンドプリンセス号だけではない
犯罪然り。
事実を正確に報道するという理念と気概を持ち
民意を弄ぶ事をせず、正しい事を正しいと伝える
事に終始し
揚げ足取りや、重箱の隅をつつくような事を
しなければダイアモンドプリンセス号の事実を伝え
人々を救う事を模索していれば
世界中のマスコミが、そうしていれば
もっと違う「今」があったのではないか
そう感じた
医療従事者に感謝
マスコミの恐ろしさと未知のウイルスに戦うチームの苦悩。
実話ベースの手堅い作品
当時何が起こっていたか、中ではどんな人々がいてどんな人たちが動いていたか知ることができる。
ただ人を救う、だけでは終わらない。人の思い込みや話題に飛びつくマスコミやSNSとの戦いもあってある意味での人間らしさというものが味わえる。
ただコロナに向き合えばいいというだけではないのがより現実的だった。
当時コロナを含め様々なものと戦ってくれた医療関係者には頭が下がる思い。
しかし現実ベースだからこそほかの医療ものと違ってエンタメのような大きな波や派手さはない。
例えば急病患者がいてスーパードクターがお決まりの台詞と共に参上し全て解決、なんていう爽快感はない。
それと一人ひとり過去や事情などが説明されたりするところもないので登場人物たちにも強い思い入れなどが起きない。
エンタメ性はないため淡々と静かに物語が進んでいくような感じ。
故に人によっては映像作品として少々退屈してしまうかもしれない。
しかし実話ベースなので変に話を盛るよりもこちらの方がいいように思う。
コロナ当時を思い出しました 普通
コロナ期の医療関係者の献身の心に感謝
みんな一度は観るべき
全605件中、1~20件目を表示












