デュオ 1/2のピアニストのレビュー・感想・評価
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音楽ものの中でも展開読めない
2025年劇場鑑賞66本目。
エンドロール後映像無し。
プロを目指す音楽家ものはよくあって、まぁ色々障害があって映画として成り立つのですが、この映画は音楽家ではないスパルタ親父に音楽の英才教育を受けさせられた双子が音楽学校に入ります。どちらも相当の腕前のピアニストですが、ソリストと呼ばれるオーケストラでピアノを演奏する役割は一人だけなので、当然1人しか選ばれず、最初にそのオーディション資格を得られる選抜クラスに入れるかどうかの振り分けがあって・・・という話。ここだけでもちょっと毛色が違うのですが、ここからさらに大きな展開があって面白かったですね。これがフィクションならちょっとやり過ぎだと思うのですが、実話ベースだっていうんだからびっくりです。さすがに先生とのエピソードは創作だと思うんですけど、だとしたら本人は気悪いですよね。
双子ならではの困難と神秘
双子ですから
No.1ソリストの夢を持ちドイツの名門音楽院に通うフランス人ピアニスト姉妹が、遺伝性の難病。発症する話。
連弾でコンクールに出て銀賞を受賞した帰り道、親父の毒が片鱗を見せるけれど、あれ?なんか明るい感じ!?
と思っていたら、あっという間に大人になって音楽院に通い始め巻き起こっていくストーリー。
クラス訳で辛辣な言葉をかけられた妹だけど、実力は姉と同レベルなんじゃ…アガリ症なんですね。
放題とあらすじ紹介に記されていることで、なんとなくこんな感じかなとは思っていたけれど、実話ベースじゃなかったらにわかには信じがたいまさかの分業っぷりにびっくり。
唐突過ぎてな躁鬱みたいにメンタルの波があったのは面倒くさかったけれど、なかなか面白かった。
原題はProdigiesなので「神童たち」
日本人の丁寧な脚本のアニメみたいによく出来た話。
なので最初のテロップ「事実に基づいてる」を忘れがち。
なので映画の最後にちゃんとこの神童の双子を
しっかり再度リスペクトするのが最高。
ストーリーの起伏はシナリオの教科書みたいに完璧。
姉妹だけでなく家族の関係性が
ダイナミックに変わっていくのも興味深い。
まあ巨匠のコンダクターなら緻密なゲネするだろ?とか
お父さんの競技なんだよ?!とかツッコミどころは満載だけど
線路とか楽譜とかハンマーとか
人物以外のいろんなものに登場人物の気持ちを乗せてて
お!シャレード久々に見るな!ってなったのでとても満足です。
まあ、毒親ほんとに勘弁だし
自分のことしか考えてない教育者とか
色々考えさせるとこも良いですね。
明日からベルリンなのに何も用意してないけど
ファーストデイに映画に行くのを選んだのバカかもしれない。
それではハバナイスムービー!
痛みに呼応するピアノ
驚くほど素晴らしい映画!
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