デュオ 1/2のピアニストのレビュー・感想・評価
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双子ですから
No.1ソリストの夢を持ちドイツの名門音楽院に通うフランス人ピアニスト姉妹が、遺伝性の難病。発症する話。
連弾でコンクールに出て銀賞を受賞した帰り道、親父の毒が片鱗を見せるけれど、あれ?なんか明るい感じ!?
と思っていたら、あっという間に大人になって音楽院に通い始め巻き起こっていくストーリー。
クラス訳で辛辣な言葉をかけられた妹だけど、実力は姉と同レベルなんじゃ…アガリ症なんですね。
放題とあらすじ紹介に記されていることで、なんとなくこんな感じかなとは思っていたけれど、実話ベースじゃなかったらにわかには信じがたいまさかの分業っぷりにびっくり。
唐突過ぎてな躁鬱みたいにメンタルの波があったのは面倒くさかったけれど、なかなか面白かった。
原題はProdigiesなので「神童たち」
日本人の丁寧な脚本のアニメみたいによく出来た話。
なので最初のテロップ「事実に基づいてる」を忘れがち。
なので映画の最後にちゃんとこの神童の双子を
しっかり再度リスペクトするのが最高。
ストーリーの起伏はシナリオの教科書みたいに完璧。
姉妹だけでなく家族の関係性が
ダイナミックに変わっていくのも興味深い。
まあ巨匠のコンダクターなら緻密なゲネするだろ?とか
お父さんの競技なんだよ?!とかツッコミどころは満載だけど
線路とか楽譜とかハンマーとか
人物以外のいろんなものに登場人物の気持ちを乗せてて
お!シャレード久々に見るな!ってなったのでとても満足です。
まあ、毒親ほんとに勘弁だし
自分のことしか考えてない教育者とか
色々考えさせるとこも良いですね。
明日からベルリンなのに何も用意してないけど
ファーストデイに映画に行くのを選んだのバカかもしれない。
それではハバナイスムービー!
痛みに呼応するピアノ
驚くほど素晴らしい映画!
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