劇場公開日 2025年6月13日

「「怖がらせる」というより「面白がらせる」?」ドールハウス リュウジさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「怖がらせる」というより「面白がらせる」?

2025年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

期待通りに面白かった。
(あ、辻褄が合わんとかリアルじゃないとか言い出したら負けね。
そんな映画じゃない)

どベースは、ジメジメ湿った感のある昔ながらの怪談話。
そこに現代っぽい「軽み」を加えたら、
これまでとは一味違うジャパニーズホラーができました・・・ってのが見終わった時の印象。

ホント、むちゃくちゃ怖くはない。

でもホラーの世界に入り込めたのは、
演者である長澤まさみと旦那役の瀬戸康史が大きいかな。

2人とも根っから明るい。真面目に生きている。ニコニコ近所づきあいもしてる。
どこにでもいるフツーの夫婦。
因果応報な悪いことは何一つしていない。
なのになぜか大変な事態にズブズブと。

善人が不幸になる。そんな「不条理な目に会う」のを見ていると
どんどんコワくなっていく。

しかも2人は時に抜けている、時に間違った方向に進むのが観客にもわかる。
どんどん同情する。で、めでたしめでたしのその先に待ち受けたのは・・・。

矢口監督の個性・・・というか、
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の監督が脚本も書いて監督もして、、
そんな映画。ホント、面白かった。

リュウジ
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