「近年のB級Jホラーとは一線を画す、実力派監督、実力派俳優陣、ちゃんとした予算でのホラー映画として面白い。予告編の長澤まさみの笑顔が一番怖い!」ドールハウス ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
近年のB級Jホラーとは一線を画す、実力派監督、実力派俳優陣、ちゃんとした予算でのホラー映画として面白い。予告編の長澤まさみの笑顔が一番怖い!
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古い人形を巡る怪奇怪奇譚という、超オーソドックスな内容を、Jホラーとは門外漢のベテラン監督が、従来のJホラー作品に影響されずに、一からオリジナルとして作った作品。
しっかりとした実力派監督、実力派俳優陣によって、ある程度の予算がかけられている作品で本当に良かった。
最近の「安い早いコスパがいい」低予算B級Jホラー、場数を経験するための?新人やアイドルグループメンバーの主演、余りにも予算が掛かっていないロケ撮影に、飽き飽きしていた「女優霊」「リング」「ビデオ版呪怨」以降のJホラーファンとして、久々に溜飲の下がる思いです。
予告編にもあった長澤まさみの笑顔(おかえり~)が怖い。
さらにそのカットに続く、座ってる人形に驚く瀬戸康史の場面の撮り方も実にうまかったので、長らく期待していた作品でした。
実際に鑑賞した後も、結局、この2カットが一番良かった。
人形と思って殴ったら娘?とか、普通の映画なら調べても何もないとなるところ、CTスキャンしたら骨があるとか、よく考えたら超おどろおどろしい人形製作の工程とか、単なるジャンプスケアではなく、また必要以上に汚なく観にくくなりすぎない、演出、話による怖いシーンがメインなのもよかったです。
前述の俳優陣では長澤まさみの傑出した上手さ、主役二人の良さに加え、田中哲司によるいかにもそれっぽい雰囲気が一切なく、仕事でやってるリアル感と一番大事なところで抜けてるところが面白い。
こちらも普通に仕事でやってる感じがいい安田顕らが脇をしっかり支えてます。
唯一、終盤にかけて島に行くあたりから「リング」に似た雰囲気になるのが残念でした。
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