「あっさりとベタベタ」平場の月 La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
あっさりとベタベタ
中学生時代に思いを寄せながらすれ違ってしまった男女が、互いに独り身になった50歳近くで再会するお話です。
堺雅人さんは本当にうまいな。大仰な表情なのにそれが却ってしっとりした落ち着きを生んでいます。作品も細やかに丁寧に撮られており中高年には迫るものがあります。決してベタベタさせず、しっとりした描き方が上品です。でもそれだけに、「観客を泣かせるのに最も簡単な別れの方法」を終盤で選んだ展開には本当にガッカリしました。あそこだけ突然ベタベタです。僕はああいうのが大嫌いなのです。
でも、「大嫌い」と言いつつ、脳みその3割位はウルウルしていました。
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