「カレンダーの◯」平場の月 sasakiさんの映画レビュー(感想・評価)
カレンダーの◯
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井川遥さん演じる須藤はサムライのような人だ
もっと淡いものを想像して観に行ってきたけど
冒頭から漂う何か嫌な不安が
あっ!これは誰かが何か失うやつだと感じ
最近は物語とはいえ人のツライ話観たくないなと日々思っているので瞬間地雷を踏んだ感覚だった
それでも鬼奴さん、でんでんさん、大森南朋さん達の何気ない会話の中に沁みる言葉があったり須藤や青砥の不器用なやり取りを観ていると自分が物語の中に入っていくのがわかった、これは良い映画だと感じつつ
迫りくる終わりと薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」が流れ出した時
隣に座り唄う須藤の背中姿が浮かび
あんな何気ない日常がこれほどまで恋しと思えて涙が止まらなかった
なぜ好きと言わなかったのか、須藤の家庭がああじゃなければ、1年と守らず会いに行っていたらと映画が終わってもタラレバが尽きない
でもこんな二人だから惹かれ合ったんだよね
互いのカレンダーにつけていた◯は
月のようで須藤はこの◯を見つめ何を思っていたのかと考えてはやりきれなくなってしまいます
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