かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
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あなたの若い頃はどうでしたか
自分の若い頃と正直に向き合う事って難しくないですか。若くて未熟で愚かだった自分。自分のことを真剣に怒ってくれた師匠。これは、そんな未熟な自分と亡くなった師匠に対する愛をこめた鎮魂歌です。
原作は全5巻ですが感覚的には7割くらいに端折られています。エッセンス部分は残して映画のためにほんの少しだけ追記した感じ。しかしながら原作を読んだ者からすると、ちょっと物足りない感じがしました。ちなみに原作のあき子さんは、映画以上にカッコ悪いし、後悔が半端ない感じですよ。日高先生の印象は変わらないですけどね。
最も印象に残ったのは先生の死後、お弟子さん達が集まって先生を偲ぶところかな。今ちゃんへの、そして全員への最後の言葉が「描け」。先生らしいなと皆、思ったでしょうね。
それとあき子さんの後悔の象徴、先生が残していった高級焼酎。あれを思い出すといつでも辛くなるやろうと思います。ホンマ詰まらないことで人生に数回しかないような機会を逃したと。先生を笑顔にできる機会を永遠に失ってしまったんやなと。時は戻せない。切ないね。
出演者の皆さん、宮崎弁でがんばっておられました。大泉さん、永野さん...みなさん、お疲れ様です。
★追記
色々書いてるとレミオロメンの3月9日を思い出した。日高先生の存在や「描け」の言葉は、あき子さんを強くしてくれたのでしょうか。そういう人と出会えることは幸せだと思います。でも、それは自分が年を取り、先生を喪ってから初めてわかる。切ないものです。
原作者が脚本を担当している安心感
原作者の東村アキコさんが、脚本も担当しており安心して楽しめます。全体的に原作よりライトな印象を受けますが、先生との想い出のシーンはちゃんと泣かせてくれます。宮崎県への愛情も感じられました。
最後の方は主人公の心象描写が多くなり、原作と乖離しますが、永野芽郁さんが長尺で大画面に映し出されるシーンは見応えがありました。
笑あり涙ありの稀有な師弟愛
あんまり観る気はなかったけれど、東村アキコの自伝というのと、口コミがよかったので観てみました。
思ったより面白かったです。
あんな先生、絶対嫌だけど。
永野芽郁はとてもよくあの役に合ってたし、大泉洋も、はまってました。メチャクチャだけど、純粋で、まっすぐな人間味がすごく出てました。
演技派と思ってなかったけど、二人のぶつかり合い、とても迫真の演技でした。
ところどころ笑えるのも東村作品の良さが出ていました。「ぶーけ」とか、ピッチとか「メンフィス」とかところどころ出る時代ネタも懐かしかった。
先生に対する複雑な思いが切なかったです。
永野芽郁はいろいろ騒がれて、なんだか大変だけど、今後も頑張ってほしいですね。
とにかく描け!
気になってた映画だったので鑑賞しました!
漫画家になるという夢を持つ、ぐうたら高校生・明子。
人気漫画家を目指していく彼女にはスパルタ絵画教師・日高先生との戦いと青春の記録があった。
先生が望んだ二人の未来、明子がついた許されない嘘。
ずっと描くことができなかった9年間の日々が明かされる── 。
というのがあらすじ!
原作は未読で鑑賞しました!
東村アキコさんの自叙伝のような映画で観る前に少し調べました
観たことあるドラマの原作を描かれててびっくりしました!
朝の情報番組に出演されてて面白い方だと思いましたし映画の制作のいろんなことに関わってたのがさらにびっくりしました😳
あともう一つ有田さんが出てたのも!笑
熊本弁が印象的でしたけど宮崎弁も違和感なさそうでしたね
でも東村アキコさんのお父さんは鹿児島弁のように聞こえたかも…?
そして日高先生はぶっ飛んだ先生でしたね笑
竹刀を振り回したりアイアンクローしたりすごかった!笑
今だったら絶対に問題になってそうな美術の先生…笑
でも絵について真摯に向き合ってるし生徒たちにも全力でぶつかってるとてもまっすぐで素敵な先生だと思います☺️
あとノストラダムスのことで喧嘩してるの面白かった笑
日高先生はひたすら描けと言ってましたけど呪いのような言葉だけどで大切なことでしたね
スポーツとかでも1日でもサボると大変ですし絵でもそうだったとは知らなかったです
あと観て思ったのは恩返ししたい時にはその人はいないことが多いですね
日高先生が金沢に来たときに友達を呼ばなかったことが印象に残りました
自分はそういうことがないように生きていきたいものです…
やっぱり大泉洋さんや永野芽郁さんの演技よかったです!
あと両親のキャラがよかった!笑
今ちゃんも!
みんながみんなそうだとは限らないですけど宮崎の人たちってあんなに褒めるんだなと思いました笑
でもとても素敵だと思います😊
個人的にとてもいいと思いましたし楽しめました!
芸能人はイメージが大切なので今いろいろ騒がれてますが当人たちの問題で周りがとやかく言うことではないと思います
なので騒がれてることで気になる方は観ない方がいいと思います
素敵な映画をありがとうございました!
私には合わなかった。
思っていたより良かった
先月くらいに映画館で映画開始前に流れる予告を観たときはあまり面白そうもないな…と思いましたが、思いの外テンポもよく無駄がなく楽しめました。
永野芽郁の役が芦田愛菜も良かったかも。永野芽郁ももちろん良かった。映画公開前の不倫疑惑がなければもっと世間の評価も上がっただろうに勿体無いなと思ってしまった。
映画は良かったけど、隣の席ガチャにハズレてしまいそれが残念だった。30〜40代の母親と小学生くらいの子供。小声だけど最初から最後までずっと喋っていて、リビングで観てるんじゃないよ〜って言いたくなった。しかも途中でスマホのライトを照らして何かを探しているし(観終わってからにしてほしかった😢)、さらに終わった後に子供に対して「集中してなかったね」と言っていましたが、あなたもじゃあーっていいたくなった笑
映画に行くといつも隣の席が普通にマナーがある人だといいなと思っているのですが、今日は残念ながらハズレでした。映画の初めに流れる「注意」「お願い」(喋るな、蹴るな、スマホ使うな…というもの)を観てないのかな涙 ちょっとアレも英語だけってことが最近の映画館では多くあるので、日本語で強調したものも流してほしいです。
自分には 響くものが なかった。。。
かけーーーーーーっ!
自分の生まれ故郷、宮崎出身の漫画家東村アキコの自叙伝の映画化、海岸線など風景、方言は身近で楽しめた。
冒頭からラストまでの流れが良くできていてのっけから感情移入しやすく脚本がとにかく素晴らしかった。笑わせるシーンも自然で憎い。
方言がまたストーリーを引き立てる、ざっくばらんな人間関係、愛ある押し付けと現代の稀薄な人間関係とは対照的で師弟関係、厳しい指導すらラストのシーンで先生が愛したから故の厳しさも教え子たちは感謝していて、昭和の時代は幸せな時代であったとつくづく思わされる。
何よりも厳しい指導先生との師弟関係、師として慕う先生がいる事がどれだけ幸せなことか。
親が子をペットのように可愛がるあまり先生と呼ばれる指導する側にとってやりにくい時代にしてしまい結果、損してるのはその子供達なんだと。
我慢することが続かない、嫌な思いしてまでやり続けなくて良い風潮に1石投じてるとさえ思えてくる先生の「かけー」「とにかくかけ」描き続ける先にある、自分自身の身になることを見透かしたような指導に感動。
永野芽郁が公開直前にゴシップを騒がせたが、観ていてやっぱり上手いし世間に清純なイメージさせるのも女優魂かと思えば、プライベートがどうあれスクリーンで他人を演じる俳優業に
倫理観などどうでもいいのかなと思ってしまった。演じる事のうまさで観る者を感動させるのだからプライベート云々で消え去られるのは違うのかなとも。現代の風潮が結局は我々の楽しみを奪ってしまう、自分達で自分の首を絞める風潮に嫌気がさしてきました。
スキャンダルなんて作品と関係ない
応援の意味も込めて家族で鑑賞。
大泉洋が好きなのと作品評価が良かった為映画館に行きました。5/25日曜日雨上がりの初回に行ったので空席もかなり多かったです。
これが例のスキャンダルのせいだとしたら本当に悲しい。
漫画は未読でしたがとても良かったです。
泣かせようとする演出は少なく、表情や感情そして間合いの描写が素晴らしく自然とストーリーに入っていきました。もともと水曜どうでしょうの大泉洋が好きなのですが、映画に出てる大泉さんを見てるとどうしてもどうでしょう大泉洋を思い出してしまいます。ですが今作は不思議とそれは無く、かなり自然な演技のせいでしょうか、感情移入できてしまいました。
永野芽郁さんは素敵な俳優だなぁとは思っていましたが、本作を見て本当に感心しました。コミカルでおっちょこちょいのキャラクターながら、観ている人間をイライラさせる事もなくとっても愛らしい人柄が表現されていて素晴らしい演技でした。
冒頭に書いたようにスキャンダルがあったとしても、とっても実力のある方なのだと思いました。不倫は社会的に許させることではありませんが、それは本当に個人的な問題で、周りや特に遠い存在の私たちがなんやかんやいう必要も無く、この素晴らしい映画が早期打ち切りになってしまったり、それが理由で観るのを辞めてしまうのは本当に勿体無いし残念です。
この完成度の映画を必死で作ってきたスタッフや原作者の方に残念な思いをさせたく無いと思い、子供を連れて映画館に行ってきました。
今までも子供達を連れて映画を見に行き、感動して泣いていた場面もありましたが、今回は映画が終わってからも涙が止まらないようでした。
それを見て連れてきて良かったと思いました。
ぜひマスコミに踊らされず、鑑賞をお勧めします。
あ、今度漫画買おうと思います。
いい意味で裏切られた
映画の予告編では、コミカルな部分ばかりが強調されていて、正直コミカル映画で内容は薄っぺらいのかと思っていた。そのイメージのまま映画館に行き鑑賞したが、正直いい意味で裏切られた。
今話題(?!)の永野芽衣さん。来年のNHK大河ドラマを辞退したとのことだが、いち女優として自然体の演技には脱帽であった。
「かけ、かけ、かけ!」が心に残り、また見終わったあとも頭のなかで唸りをあげている。なかなかできないことだけど、「残された時間(人生)をしっかり真面目に生きなくては」という気持ちになった。もちろん、無理せず頑張らず、あくまで自然体で。
あと、友情出演の斉藤由貴の演技、ちょこっとだけどみなさんお見逃しなく。細かい所作に笑えます。
自然と涙がこぼれました。
世代的に描写も懐かしくもスッーと感情移入が出来ました。作者は「脚色はあるが先生の言動はそのまま。むしろ控えめに書きました」と言うコメントを覚えていたので「ムチャクチャやん」と楽しんで見る事が出来ました。芸術に関わらずスポーツはもちろん勉学やあらゆる習い事でこの様な指導者はいたものです。
人にもよりますがその中でも慕われてる人も多くいたのも事実。漫画を実写にする時は原作者が脚本や制作に携わると本当に良いものになるんだなとも思いました。大泉洋、永野芽郁両者の演技も惹きつけられました。ただ永野芽郁のスキャンダル報道があったのでやはり頭によぎってはしまいました。高校生や大学生の恋愛描写のシーンでも「でも実際は40才の男性に抱かれてるんだよなぁ~」と。まあそれは仕方無いとして大泉洋はもちろん永野芽郁作品もまた見たいとは思いました。今度は魔性の女役が見てみたいと純粋に思います。
こんなに心を打つとは
原作知ってるから泣くことになるのは分かってたけど、それにしても、というくらい心に響いた。前半からすでに涙が止まらなくなり、終わった後もレビュー書きながらこんなに泣き続けてるのは初めてかも。エンドロールのmessageという曲も雰囲気に合ってた。
永野芽郁ちゃん、本当に良かった。自由奔放でお調子者ながら、誰もが通る葛藤や怠惰や後悔を力強く乗り越えていく様子がとてもハマっていた。お願いだから早く役者に戻ってきてほしい。大泉洋も流石のハマりっぷり。こういう人、近くにいると鬱陶しさもあるけど、いなくなると本当に心許なくなるよね。この二人だから良かったと心から思う。
別離のシーンで御涙頂戴にするのではなく、人と人とのつながり、ぶつかり合いで後から思えば傷つけたよね、もっとこうすべきだったよね、という、誰もが通る感傷をモノローグで入れてるのがまた心を揺さぶる。個人的には金沢でごはん作ると言ってくれたのに一人で寝かせて帰って行ったシーン、一番リアルで後悔しそうで切ない。
今、十分に胸を張った人生を生きていないという後ろめたさ、後悔があるからこそ、描け!とただただお尻を叩いてくれる、自分の未来を一心に信じてくれる存在がどんなにありがたいか。歳をとってどんどんそういう人がいなくなるとますますそう思うんだろうな。
これが親との関係性だとリアルすぎて辛すぎて見たくはなかった気がする、けど恩師という自分にはいないけど身近な存在、という題材が丁度良かった。
本当にいい作品でした。
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そういや後ろの方ですごい轟音で鼻を啜ってる人がいた、最初いびきかと思ったけどどこも泣きどころばかり、数列離れてたのでうんうんここ泣くよね、と思いながら聞いてたけど真横の人とかはすごかったろうな。。
描け!描け!描け!
素直にジーンときた😭芽郁ちゃんスゴイ!
原作者の思い入れ
永野芽郁、大泉洋は自然にスクリーンの中に存在し、魅力ある人物に仕上げていたのは流石。見上愛もさりげなくてよかった。両親役のMEGUMI、大森南朋。特に大森のオーバーな芝居には閉口した。まるで再現ビデオを観ているような気分になった。
エンドロールの脚本や製作に原作者の名前があったので納得。永野芽郁のモノローグが随所に入るところがいかにも漫画的だった。けれども映画は映像で見せるもの。せっかく芸達者を起用したのだから、演技を信頼して、表情や仕草から読み取らせる脚本そして演出であるべきだと思った次第です
かくかくしかじか 最高に面白い
原作漫画を丁寧に準えながら原作漫画が引き立ってしまうジレンマ
原作者が製作にがっつり関わっているだけに、原作漫画に忠実に作られている印象。さらに衣装や小道具、映画セットなど、色彩豊かで派手ではあるが、絵作りのバランスが絶妙なので小綺麗な映像になっている。なんかトレンディ。
漫画家・東村アキコが、恩師・日高先生との出会いと別れを邂逅しながら、自身の半生を綴っていく物語。そこに描かれるのはなんら特別なものではなく、誰もが、人生における大切な人と出会い、大事な何かを学び、そして深い悲しみと共に別れが訪れる普遍的な物語だ。
終盤、浜辺に座って東村アキコと日高先生が語り合うシーンは、きっと日高先生の墓前で思い描いたやり取りなんだろうと感じました。
原作漫画を拝読しているため、どうしても映像作品では印象が異なってしまう点がいくつか。特に作品に流れる「時間」や「間」が忙しなくなっているので、そこは原作漫画を未読な方には一度読んでほしい気持ちになりました。
各科串鰍
もともと見ようと思ってたけど、朝イチで東村アキコ先生が出て宣伝してたのを見て、より興味が湧いて鑑賞。セットや画角やライティングにこだわった映像と小気味良い編集。物語は長期間を描くためのダイジェスト感はありつつも、感情の波を素直に見させる良作でした。先生が見所ありと長年目をかけてきた教え子に、数年経ってから実は最初から漫画家志望だったことを告げられる悲しさと、教え子の後悔がしっかり伝わってきた。予告編のイメージではもっともっと辛い修行のシーンがあるのかと思ったら、ほぼ予告編程度で終わった。フジテレビでCMがわりに散々見てしまったからな。
演者は、大泉洋も永野芽郁も期待通り、特に永野芽郁はやっぱりうまいなぁと理解させる説得力があった。大泉洋は、持ちネタの一つを出した感もある。両親や見上愛たちも邪魔しない程度でむしろOK。
しかし公開直前の場外のゴタゴタは本当に勿体無い。共演で親密になるのは仕方ないかも知れないけど個人的には二股の方が印象悪いな。ただ今後清純派は名乗れないまでも、永野芽郁will return, I believe.
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