かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
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主人公の時間的な成長とその振り返りが良かった
原作は見ていませんが、スタッフロールの随所に原作者さんのお名前がありかなり原作ファンの方には嬉しい演出が多かったのではないかと思います。
実写で見ると違和感があり漫画っぽい構図を強く意識したと思われる演出がありましたし、ファンの方と思われる笑い声や反応が出ているシーンがいくつかありました。
この作品は、主人公の時間的な成長を通してあの時こうしておけばよかった、なんであの時こんなことをやってしまったのかなど、ある種の後悔とでも現実は目の前にあり立ち向かっていく様を感じることができます。
主人公と同年代以降の方は自分経験と重ね合わせて追体験できる方が多いのではないかと思います。
一方で若い方はその演出が若干オーバーに感じ若干説教くさく感じてしまうかもしれないと感じましたが、その感じも人生経験豊富な方からの自伝ととらえるとある種リアリティがあり良いと思いました。
基本を繰り返す大切さ
漫画家 東村アキコの自伝的作品の映画。騒がれている永野芽郁さんですが、映画の中での喜怒哀楽の表現が、とても良かったと思う。熱血先生役の大泉洋も的役だと思いました。今の時代、こういう先生はアウトですけど、昔はたくさんいましたし、ある意味懐かしく思いました。画家や漫画家は、描くことが基本。野球だとキャッチボールや素振りが基本だと思います。基本をしっかりと繰り返すことによって次のステップに行ける。そして、さらに努力をすることによって成功するチャンスを得られることができるということかもしれません。日高先生(大泉洋)の「書け、書け、とにかく書け」という言葉は、あながち間違ってないと思います。
永野芽郁、がんばれ〜
結構面白かったけど、ちょっと不満。
結局、この映画自体が亡くなった日高先生(大泉洋)への「弔事」のような映画。すべて点景のような描き方で、日高先生とのエピソードや漫画家になるまでのエピソードの積み重ねでしかない。
だから、涙は出る話ではあるが、感情移入や、感動が弱い。
脇を固めるお父さん役の大森南朋やお母さん役のMEGUMIや、見上愛や畑芽育、鈴木仁などとてもいい雰囲気なんだけど、神尾楓珠の役はまさしく点景のような存在で深みはない。
映画の形態は様々だから、そのような映画があってもいいと思うが、私には見たい映画ではなかっったかな。
作者の東村アキコ氏にとっては、この映画はとても意味があるものだと思う。で、映画は映像も綺麗でよく出来ていて面白いが、私はちょっと不満。日高先生をもう少し深掘りするとか、漫画家になるための屈託を描いたら、もっと面白くなったのでは、と思う。
大泉洋は、結果的にだけど一本調子の演技になってしまった。それは作品の作りとしては仕方ないが。ちょっと勿体無い。
永野芽郁は、可愛く美しいし、演技も良かった。時折顔のアップが何度かあるが、息を呑む美しさ。段々いい女優になってきた。
永野芽郁、がんばれ〜。
いい物語
だったような、そうでもなかったような。
見上愛という女優さんが素敵な感じでした。
大泉洋さんいいですね。
最終的にはよくわからない物語でしたが、人生とは誰でもそんな感じでしょうか。
「描け!」。それは「つべこべ言わず 生きろ!」だなぁ
良い映画だったなぁ。なんか元気になれた。迷ったり、誤魔化したり、つべこべ言い訳したくなる日々だけど、そんな時こそ「描け!」なんだろうなぁ。まさに「(つべこべ言わず)生きろ!」なんですね。
大泉洋さん、永野芽郁さん 主演のお2人とも素晴らしい素敵な演技で、コミカルだけどほろりと来ました。原作の素晴らしさは当然なんでしょうが、そんな役を今演じられるのは、このお二人しか居ない気がします。正に(失礼ながら)当り役だなぁと思いました。
公開前に色々ありましたが、本当にいい映画でした。いい映画は必ず評価されるでしょう。そしてワタシも見に行って良かったと思いました。
家に帰って、日高先生のモデルである日岡兼三さんの写真を見ました。大泉洋さんとそっくりなんですね。びっくりしました。笑
「描け」というシンプルな教えに、ものづくりの本質を見た
宮崎の片田舎で漫画家を目指す女子高生・明子が、スパルタ教師・日高との出会いをきっかけに、「描くこと」と本気で向き合う青春ストーリー。
ゴールはなんとなく見えているようで、直後の展開は意外と読めないところがあって面白かった。
永野芽郁の演技には、爽やかさと青春感がバチっとハマっていて、やはりさすがだった。
日高先生の昭和熱血教師感は、今の時代には逆に新鮮で、足りていないものだなと感じた。ただチンパンジーのくだりは、ちょっとヒヤッとした。笑
映像では、宮崎の広大な自然と東京のビル群のコントラストが印象的。登場人物の服装や空気感も含めて、環境の違いがうまく描かれていた。
テンポは全体的に早め。たぶん原作漫画を1本にまとめているからだと思うけど、重要なシーンにはちゃんと時間を割いてくれているので、テンポの早さがむしろ心地よかった。
日高先生の「描け、とにかく描け」というシンプルな教えに、ものづくりの本質を見た気がした。
上手くいかせようとすればするほど、「自分のビジョンは正しいのか」「自分は向いてないのではないか」みたいな不安に襲われて、手が止まってしまうことがある。
でも、どんな時でもただ「描く」ことに集中することで、自分を取り戻せる。ある種のマインドフルネスのようでもあった。
人生は限られている。一枚でも多く、1秒でも長く描く。
他者からの評価ではなく、「描いている時間」を楽しめる人こそ、アーティストとして幸せな人生を歩めるのかもしれない。
意外性は少ないかも
カブに乗った大泉さんの姿が観られるだけでも価値ある映画。
良くも悪くも予告編通り
学生生活のコミカルな演出が面白かった
原作未読、映画公開前に番組で東村アキコさんと大泉洋さんの現場の様子を見て面白い方だと興味を持ち観てみました。
決して真面目一環な学生生活をすごしていない東村こと林と、先生の出会う学生生活のフェーズはCGを使用したコミカルな演出で楽しく観ました。おんぶのシーンは先生の愚直な真面目さと愛情深さがよく表されているシーンで印象に残りました。
永野芽郁さんの演技は東村さんの気だるいいち女学生の様子が捉えられてさすがでした。というのも、過去作テレビドラマ「僕たちがやりました」での女子高生の役柄が好きだったので、今回もぴったりはまっていて好感が持てました。
史実に忠実であろろうが故に後半は大学時代、会社員生活、デビューと事柄を一人称で淡々と伝えているようでどうにも退屈してしまいましたが、不器用な先生と林のすこしいびつな関係が興味深かったです。
もっと面白くなったはず。。
自伝の強みが活かされている
あ、これは本当にあったんだろうなあと思えるシーンがあちこちあって、リアリティがひしひしと感じられる文句ナシの良い作品です。
永野芽郁はサボり癖のある迷える若い役柄がぴったり。もう中の人のことなんて1秒も思い出さなかったくらい、主人公の明子をうまく演じています。
大泉洋も予想以上にいいです。案外、本当の先生と似ているのかもしれませんね。
絵を描く人というと、孤高の芸術家のイメージだけど、人間愛にあふれていて、自分の好きな絵を描くことを若い人に教え、同じ世界に連れて行きたい人なんだよね。こちらもバラエティでの中の人を思い出さなくて済んだ。
若い頃に恩師と呼べる人に会えた人は幸福ですね。若い当時は自分のことで頭がいっぱいでわからなかったけど、今ならわかる。歳上の人にかまってもらえるなんて、だんだんとなくなるんだから。
先生が明子の金沢のアパートに置いて行った酒瓶が寂しかったなあ。娘を明子選手と呼ぶ面白いお父さんもよかった。
永野芽郁がんばれ~
感じたことメモ
ありそで無かった自伝映画。
あたりまえの事ってなかなかできないね
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