劇場公開日 2025年5月16日

「漫画家になりたい! の熱情をもう少し」かくかくしかじか たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0漫画家になりたい! の熱情をもう少し

2025年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

大傑作コメディ「地獄の花園」の関和亮監督が再び永野芽郁主演で撮ったマンガ原作モノと聞いては観ずにおれなかったのだがかなり肩透かしをくらった。東村アキコという漫画家が美大受験の為に高校三年で通った絵画教室の先生との9年間を振り返って描いたほぼ実話回顧録でほぼドラマの無いほぼ退屈なエッセイモノローグほんわかお涙頂戴映画で無難にまとまっており満足したのは脚本も書き製作にも名を連ねる東村アキコ先生だけだろう。照れているのか「漫画家になりたい!」という熱情が希薄でサクセスストーリー部分に響くものが無い。受験から大学を出てコールセンターで働きながら漫画家デビューを果たすまではコミカルでそこそこテンポも良く楽しいのだけれど運命が定まってからの後半はあまりにもだるく辛い。原作になく映画の為に付け足したという海辺のシーンはやってはいけないダメ邦画の典型でこれだけの役者と監督の無駄遣いをどうしてくれると怒りさえ感じるのであった。アーメン。

たあちゃん
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