劇場公開日 2025年5月16日

「アキコさん、描き続けてください」かくかくしかじか Yokoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アキコさん、描き続けてください

2025年5月16日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

癒される

原作漫画のファンです。我が家にも1人美大生がおりまして、描けなくなってジタバタする様子に何もしてやれない親御さんに共感の嵐です。
大森南朋さん、MEGUMIさん、良い味出てました。

本作は、東村アキコさんが脚本も担当されたとのこと。ちょいと主人公のモノローグが多すぎるシナリオに、「漫画ではあんなにテンポいいのにな」と少し残念な思いもしましたが、
日高先生を教え子たちが偲ぶ名シーンは、やはり作家本人が制作に関与した成果だったと感じました。死期が迫る日高先生の鬼気迫る「描け」は、大泉洋さんのの見せどころでした。凄い演技でした。

大事なシーンに過剰なBGMを被せない演出が良かったです。まったくの無音だった明子との別れのシーンは、たぶん東村さんの心象風景なのでしょう。スクリーン上に永遠に恩師を残せたなんて、何よりの恩返しですよね。
「先生、私がんばるよ」というセリフがしみじみと心に残りました。

主演女優のスキャンダルで、宣伝活動が十分にできなかったのが無念でしたね。俳優なんですから、道ならぬ恋のふたつや3つ、芸の肥やしでしょうに。何でも叩けば良いってもんじゃないと思いますけどね。

Yoko
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