「贅肉どころか筋肉まで削ぎ落としたようなソリッドな演出が痛快な密室サスペンス」フライト・リスク よねさんの映画レビュー(感想・評価)
贅肉どころか筋肉まで削ぎ落としたようなソリッドな演出が痛快な密室サスペンス
小型機で重要参考人を裁判所まで護送する任務に就いた保安官補の話。ほぼ全編機内が舞台のミニマル設定なのにブンブン話を振り回す剛腕ぶりはさすがメル・ギブソン。この尺できっちり各キャラを掘り下げる描写もしっかり入れているのでドラマとしてもちゃんとしている。その代わり平凡な映画なら結構な予算を割いて観せるであろうカットをゴッソリ削り落としてる。こんなことはどうかしていることで定評のあるメル先輩やないと無理かも。そんなメル先輩の狂気に当てられてマーク・ウォルバーグが地毛を剃り落としてハゲのパイロットを嬉々として演じているのでどうかしてるぜ!とガッツポーズになります。
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