「色々詰め込みすぎて全体的に中途半端」映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ shunさんの映画レビュー(感想・評価)
色々詰め込みすぎて全体的に中途半端
まず今回はボーちゃんがメインということもあり期待がそこそこ大きかった作品だと思いました。
声優が変わってからのクレしん映画はやはり何度見ても違和感がありますが、今回の映画はそれを抜きにしても正直残念でした。
インド映画をモデルにしてるためミュージカル調の歌とダンスを随所に入れてくるのはわかるのですがこれが中途半端でした。どうせやるなら最初から最後までインド映画を存分に出せばいいのに、序盤から中盤までのみでラストに関してはダンスすらやらずに終わるという始末。
ネットで流行ったものを詰め込んだような感じで
インド映画はSNSで少しミーム化、ボーちゃんも一時期ミーム化、そして最近のSNSや生き方などの人生論みたいに最近流行ってたものを詰め込んどけば面白いでしょみたいな感じが透けて見えたような気がして萎えます。
特にラストの直接対決の場を河川敷にしたのもミーム化した川で溺れるボーちゃんを意識しているとしか思えないし、非公式のものを逆輸入したのはちょっと・・・って思いました。
そして最近のクレしん映画を見てて思うのが、ラストになると毎度しんのすけがボロボロにされるという描写。大人帝国でしんのすけがボロボロになりながらも計画を阻止する姿で泣ける映画になったことをまたやりたいのかわかりませんが、無理やりにでもしんのすけをボロボロにするのが最近多すぎて逆にまたかって思います。
子ども向けのように見せて完全子ども向けというわけでもなく、ラストは泣かせようと大人向けにしようともしたり、一貫性のない映画で正直クレしん映画の中ではワースト1,2を争うレベルの映画だったと思います。
ただ途中のおらは人気者をインド映画風にしたのはよかったと思いました。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。

